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エホバに従い平和を求める王国宣教 1975 | 8月
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7 何にも増して大切なことは準備と練習です。話し方や提供の仕方を仲間の奉仕者と一緒に準備し,練習してみてはいかがですか。そして新しい方々を是非このような機会に含めて援助し,野外で一緒に働き,助け合いましょう。関心を示す人々には,贈り物として添える小冊子を用いて聖書を調べることをその場で勧めるか,効果的な再訪問を重ねて研究を取り決めましょう。
8 他の人がエホバとの平和を求めるのを助けることで8月中熱心に努力を続けましょう。同時にわたしたち自身もエホバとその義の道に専念していることを態度やことば,それに行ないに表わし,平和を追い求めてゆきましょう。
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長老のみなさんへ王国宣教 1975 | 8月
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長老のみなさんへ
わざが拡大しているので長老のみなさんの手にゆだねられる人々の数は一層増加しています。みなさんの働きはすべての人々から深く感謝されています。
奉仕年度の初めに,会衆から新しい長老と奉仕のしもべに対する推薦を受けるのを楽しみにしています。どうぞ「ものみの塔」誌1974年8月1日号の468ページから473ページを十分に考慮して推薦を行なってください。
拡大の速度が早いため,かなりの会衆は新しい会衆を組織し,またこれからそうすることを考えておられるかもしれません。会衆を分けることに関しては,「組織」の本100ページにある提案を十分に考慮なさるようお勧めします。既存の会衆を分けるのであれば,会衆の長老団は「この問題を徹底的に討議すべきです」。会館の広さや,人々が集会に集う距離,伝道者の人数などを考慮なさるに違いありません。しかし同時に考慮したいことは,現在エホバの証人の諸会衆が,長老団の奉仕を受けるよう取り決められており,長老団は交替制の取決めを認めて,いろいろな長老たちがそれぞれ異なった監督の立場で交替しながら奉仕することが勧められております。多くの会衆はこうした取決めの益に十分にあずかり霊的に強められております。ですから会衆を新しく分けることを考慮する場合,会衆が新たに分けられた後も両方の会衆が長老団による交替制の取決めから益を受けられるかどうか考慮することが大切です。ある場合に会衆を分けること自体が一つの目標となり,長老が複数になるとすぐ会衆を分けることが考慮されるような場合もあるようです。このような場合,会衆は長老団による交替制の取決めの益を受けることができません。会衆を分けることは会衆の成長に伴う一つの過程であり,大切なことは会衆が交替制の長老団による奉仕を受けて霊的に十分強められることです。ですから会館が人々でいっぱいになっているということ以上に,会衆を分けたとしても両方の会衆が長老団により霊的に世話されてゆくであろうかということが会衆を分ける際考慮されるべき事柄です。もちろん何か特別な理由や事情があるならばみなさんを訪問中の巡回監督に尋ねても良いですし,協会に手紙で相談してくださるならば喜んで考慮します。
もし会衆が何か公の施設を借りて集会を開いていて,十分の数の長老がいないのに会館がすでにいっぱいになっているなら,さらに大きな他の施設を借用するなど計画し,十分の数の長老が奉仕するようになったうえ,他の条件が整う時に,会衆を分けることを考慮できるでしょう。
このことを考えると王国会館を建設したり,ビルの一室を長期契約して借用し王国会館にしたりする場合,小さな王国会館を持つことは賢明ではありません。長老たちが十分にいないのに,会館は入り切れないほどいっぱいになり,会衆を分ける必要に迫られるようになります。それで現在の出席数だけでなく将来の拡大を見込んで余裕のある王国会館を持つことは良いことです。
神権組織の拡大はエホバの祝福の表われであり,多くの人々が集められています。(ルカ 2:12。イザヤ 2:2-4)長老たちはそれらの人々を霊的に保護し,養い続けてゆくべきです。(イザヤ 32:2,3)その重い責任を果たしていくさい,神の導きにより頼んでください。奉仕のしもべたちをよく訓練するなら,彼らも資格を十分に培い,長老の一人となり,みなさんとともに荷を分け合う者となるでしょう。奉仕者のすべては長老のりっぱな奉仕を感謝しており,喜んで協力し,一致して働きたいと願っています。長老のみなさんの良い努力の上に引き続きエホバの御祝福がありますように。
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提案されている話し方王国宣教 1975 | 8月
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提案されている話し方
この「王国奉仕」1ページの主な記事,5,6節の提案を用いることができます。また,8月1日号の「ものみの塔」の最初の記事を用いることもできます。
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良いたよりを伝える ― 新しい奉仕者を再訪問活動で助ける王国宣教 1975 | 8月
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良いたよりを伝える ― 新しい奉仕者を再訪問活動で助ける
1 エホバの祝福は何と大きなものでしょう。今奉仕年度いままでの最初の9か月間で伝道者は5,248人増加しています。昨年一年間に増加した7,793人を加えると何と2年を経ないうちに伝道者は1万3,000人以上も増加しています。これは全伝道者の41%に当たり,伝道者のかなりの方々がごく最近奉仕を始めるようになったことを意味しています。
2 このことを考えると長老たちや奉仕のしもべたちの責任は非常に大きなものと言わねばなりません。長老たちは会衆と交わり始めた新しい方々が十分な援助と訓練を受けて平衡の取れた,教えることができる奉仕者となるように助けたいと思われるでしょう。一般には新しく奉仕を始めた方と研究してきた奉仕者が再訪問を含む野外奉仕のすべての分野で訓練を与えてゆきます。しかし長老たちは会衆をよく見守って,会衆内の援助を必要とするすべての方々が援助を受けられるよう,開拓者たちや経験ある伝道者たちの協力を得るようにしましょう。
3 新しい方々が再訪問で進歩するために何を行なえますか。1975年2月の「王国奉仕」4ページは再訪問を行なうために助けとなるいろいろな提案をしています。また同じく4月号,4ページは再訪問を行なう際に役立つ筋書の使用につき提案しています。一緒にそれらの提案を読んでごらんになってはいかがでしょう。
4 わたしたちの宣教の目的は人々をキリストの弟子とすることです。(マタイ 28:19,20)家から家に奉仕する際もこのことを念頭にとめるべきであり,文書を求めたかどうかにかかわりなく,関心を示したすべての人をノートに書き留めることを勧めましょう。住所,氏名,配布した出版物などにとどまらず,実際にこの記録を用いて再訪問を準備できるように記録するのは良いことです。新しい方々に自分の再訪問ノートを見せてあげ,どんな記録を取るかを示せるでしょう。
5 野外に出かけて行き実際に再訪問を行なう前に,家で準備し練習することは,再訪問を成功させるための欠かすことのできない鍵です。多くの場合この点で新しい方々には援助が必要ですから,援助を与える方々は家で一緒に再訪問の準備をし,互いに練習することをお勧めします。家の人が特に関心を示した点につき聖書からさらに関心を高めるため一つか二つの聖句を選んだり,配布した出版物の中から家の人と会話できる一,二の点を選び準備して練習するのは良いことです。
6 野外で実際に再訪問を行なう際,これら二人が一緒に働いてみるのは良いことです。経験ある方々は自分の再訪問に新しい方々を伴い,同時に新しい方々の再訪問に経験ある奉仕者はついて行き,努力をほめ,建設的な提案を与えるなら,それは新しい方々に大いに感謝されるでしょう。
7 子供を訓練してりっぱなおとなとするためには親の側に多くの努力と時間が必要となります。しかしそれは報いの大きな価値ある業です。同様に,新しい奉仕者が,簡単な証言をするだけでなく教えることのできる平衡の取れた奉仕者となるためにも,長老や経験ある奉仕者たちの愛ある努力と時間が求められます。しかしこのような援助により新しい方々は単に進歩するだけでなく,さらに新しい別の方々を訓練できるような資格ある奉仕者となり,業の進歩にも貢献できるようになるのです。長老のみなさん,新しい奉仕者に与えられている援助を注意深く見守り,その進歩に関心を示しましょう。エホバのみ名に対する賛美が増し加わることを望みながら,新しい奉仕者を再訪問で訓練し続けましょう。
[4ページの拡大文]
新しい方々が定期的に奉仕するよう助けましょう
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神権的ニュース王国宣教 1975 | 8月
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神権的ニュース
◆ 王国会館献堂式: 静岡,富士201人。大阪,吹田・南177人。東京・中野220人。兵庫,豊岡72人。東京・目黒119人。兵庫,川西253人。北海道,留萌92人。熊本,熊本・東180人。大阪,東大阪・北253人。愛知,稲沢303人。北海道,八雲76人。東京,青梅89人。高知・宿毛47人。
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質問箱王国宣教 1975 | 8月
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質問箱
● 王国会館で結婚の集いを取り決めることで思いに留める幾つかの点は何ですか。
王国会館において結婚の集いを持つことを望んでおられる当人たちは,結婚の霊的な面を重要視することを願っておられるものと考えられます。奉仕委員の長老たちが王国会館の使用に許可を与える時,長老たちが承認した簡単な配置替え以外のことはしないものと期待されています。例えば,もしいすが動かせるものなら並べ方に調整を加えることができるかもしれませんし,花を備えたりすることができるでしょう。
王国会館で何かの準備とでもいったことを行ないたいなら,長老たちはそうしたことが会衆の活動に妨げとならないような時間にそうさせたいと思うでしょう。どの程度こうしたことがなされるかに関しては道理をわきまえたものであるべきです。
もし当人たちが,王国会館でなされる一つの行事として,結婚の集いの時間を集会の時に簡単に発表して欲しいと望むなら,これを行なうことは差し支えありません。こうした発表を聞いた人はもちろん,出席するかどうか自分で決めることができるでしょう。(結婚式の取決めをするに当たり,1969年5月1日号,1974年9月1日号の「ものみの塔」および,1972年7月号の「王国奉仕」の「質問箱」を参照すれば助けとなります。)
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