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『忠実な奴隷』は『時に応じた食物』を与えるものみの塔 1981 | 6月1日
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て霊的な飢えを味わっているのに対し,エホバの油そそがれた証人たちとその仲間である「ほかの羊」とから成る世界的な会衆は引き続き霊的によく養われ,喜びにあふれた状態にあります。(イザヤ 65:13-16)「奴隷」級は依然として,霊的食物を供給するその活動と霊的によく養われた世界的な会衆の存在とによって見分けられます。さらに,その「奴隷」はキリスト教時代以前および初期キリスト教の時代のエホバの忠実なしもべたちと同じ見解や態度を抱いていることによっても見分けられます。
そうした見解や態度には次のようなものが含まれます。エホバに全き確信を抱き,エホバに信頼を寄せている。(箴 3:5-7)聖書全体を真理とし,また人間に対する神の霊感による導きとして全面的に受け入れる。(詩 119:160。ローマ 15:4。テサロニケ第一 2:13。テモテ第二 3:16,17。ペテロ第二 1:20,21)イエス・キリストの足跡に謙遜に従い,自分を否定することもいとわず,喜んで迫害に耐える。(ペテロ第一 2:21。マタイ 16:24)神のしもべは教えを進んで受け入れ,独立的でなく,求め続ける態度が必要なことに気づいている。(詩 25:9。マタイ 7:7)エホバの民は精力的に努力して神への奉仕にあずかり,宣べ伝え弟子を作らねばならないという認識を持っている。(ルカ 13:24。マタイ 24:14; 28:19,20)神の王国とその義を第一に求めることなどです。―マタイ 6:33,34。
これらは,今日存在するエホバの民の唯一の真の会衆を見分ける聖書的な見解の幾つかにすぎません。それでも,これらは本誌の読者すべてに,エホバの証人の会衆と積極的に交わるよう促す根拠になります。また,この雑誌やお手元にある同様の出版物を用いて引き続き聖書を研究し,ご自分の学ぶ事柄を聖書と注意深く比較考量してみるよう励まされるでしょう。(使徒 17:11)そうすることによって,引き続き『時に応じた食物』で霊的に十分に養われ,受け入れられる神聖な奉仕をエホバにささげる「忠実で思慮深い奴隷」の味わう幸福に共にあずかることができるでしょう。
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読者からの質問ものみの塔 1981 | 6月1日
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読者からの質問
● 自分の配偶者の犯した姦淫の事実を知った人が,その後に姦淫を犯した配偶者と再び性関係を持つなら,その行為は潔白なほうの側が許しを与えた証拠となりますか。
結婚関係外の性関係は,潔白なほうの側が望む場合に離婚の根拠となります。同様に,夫婦間で性の営みが再び行なわれる場合,許しが与えられ背信行為を水に流したものとみなされます。さもなければ,行動と許しを与えることとの間に何ら調和がないことになります。―マタイ 19:9; 5:37。
姦淫を犯した配偶者の側に真の悔い改めが見られ,夫婦双方が生じてしまった様々な問題の解決に力を合わせて当たりたいと誠実に願っているなら,哀れみを示して,罪を犯した者に許しを差し伸べるのは確かに極めてふさわしいことと言えるでしょう。しばらくの間幾分緊張した関係が続き,解決しなければならない様々な問題が残るであろうことを悟ってはいても,既に存在している結婚関係を存続させるために道理にかなった範囲であらゆる努力を払っていかねばなりません。そうする時,事態は,当の夫婦やまだ家にいる子供たちに祝福をもたらすだけでなく,大いなる結婚破壊者であるサタン悪魔を敗北させるものともなるでしょう。
時には,潔白なほうの配偶者にとって,結婚生活を続けてゆく確かな根拠を見いだすことが極めて難しい場合もあります。姦淫が明るみに出る前にも,頭の権や服従に関する聖書の原則を当てはめる点で極めて重大な問題があったかもしれません。互いに対する愛や敬意が非常に薄れてしまったために,意思の疎通がほとんどなかっ
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