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わたしたちの奉仕監督から益を受ける王国宣教 1982 | 1月
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特定の群れと共に過ごしますが,会衆の福音宣明の業全体にも絶えず細かな注意を配ります。会衆のどの部分であれ,奉仕のどの特定の分野であれ,野外活動に関係した問題を観察すると,兄弟はそれに対して共に働く長老団の注意を喚起します。また,各書籍研究の群れで決められているすべての組織的な野外奉仕の取決めにいつも通じておくようにし,それらがどれほどよく支持されているかに関心を向けます。兄弟はまた教える者でもあり,そのゆえに時々野外奉仕を扱った奉仕会のプログラムを熱心に担当して,会衆のすべての人を絶えず再調整することに貢献します。
5 毎月1回,兄弟は自分の群れを離れて,その週は他の書籍研究の群れの一つと共に働きます。兄弟が訪問を受ける群れすべての必要に十分な注意を向けられるよう,補佐がその間その群れの世話をします。兄弟はその週中,群れのできるだけ大勢の人と共に働きます。奉仕の点で特に何かの問題を持っているなら,これは兄弟の援助を得るのに格好の時です。兄弟は助けになろうとして来ているのです。それはわたしたちが,自分と同じく奉仕者であることを認識しているためです。その訪問の目立った特色が,その週中に開かれる書籍研究に見られます。奉仕監督が励みになる話をすることができるよう,その集会は45分に短縮されます。聖書に基づくその話は,わたしたちが福音宣明の業において改善を図るのを助けることを意図しています。
6 奉仕監督と正規の書籍研究司会者との公式の会合というものはありません。しかし,奉仕監督は,実施中の組織された奉仕の取決めに関して様子を尋ねるべきでしょう。そして,その取決めがどれほどうまくいっているかを知ることに関心を払いますが,司会者は言うまでもなく与えられるどんな提案をも歓迎します。
7 書籍研究の群れをたくさん持つ大きな会衆では,各群れは年に1回か2回しか訪問を受けないことになるでしょう。書籍研究の群れが数か所しかないところでも,奉仕監督の訪問は何か月も間が開くかもしれません。したがって,わたしたち各人はその週,野外奉仕や書籍研究をよく支持して,その訪問から最大の益を得たいものです。監督と共に奉仕に参加し,書籍研究で注解し,群れに対して話がされる時によく注意して聴くことにより,わたしたちはエホバとそのみ子に対し,指導の任に当たる監督たちをお二人が与えてくださったことに十分に感謝していることを示すことになります。その時,エフェソス 4章15節でこう述べられているように,そのような「人々の賜物」を備える目的が実現するのです。「そうです,わたしたちは真理を語りつつ,愛により,すべての事において,頭であるキリストを目ざして成長してゆきましょう」。
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神の言葉を聞くことは様々な益をもたらす王国宣教 1982 | 1月
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神の言葉を聞くことは様々な益をもたらす
1 神の言葉の朗読に耳を傾けることからどんな益が得られるでしょうか。「信仰は聞く事がらから生じる」と使徒パウロは言いました。(ローマ 10:17)したがって,聖書が読まれるのを聞けば,信仰が強まるのです。そのような信仰を持つ聞き手は,多くの場合「みことばを行なう者」となります。(ヤコブ 1:22-25)そして,「みことばを行なう者」となる,すなわち聖書から聞いた「事がらを守り行なう」人たちには,幸福が保証されています。―啓示 1:3。
2 この点を思いに留める時,現在幾千人もの人々が,ものみの塔協会により最近カセット録音で用意された聖書朗読を活用していることをお知らせできるのは喜びです。日本語では今までに,27冊のクリスチャン・ギリシャ語聖書のうち10冊がカセット録音の形で入手できるようになりました。英語だけでも既に200万以上の聖書朗読カセットが生産され,日本語でも19万セットが生産されています。このほか,スペイン語,オランダ語,デンマーク語,フィンランド語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,ポルトガル語,タイ語,およびウクライナ語で録音がなされています。加えて,「王国の調べ ― I,II」が熱烈に迎えられました。既に7万個が生産されています。カセットの配布については,会衆で記録を取ったり,協会に報告したりする必要はありません。
3 これらのテープを興味深い様々な方法で活用しているという知らせを多くの方々から伺っています。感謝の気持ちを持つ目の見えないある兄弟は,「これで,聖書を読んでくれる訪問者を待つ必要はありません」と述べて大喜びしました。ある父親は,ステレオを欲しがる子供たちのため,カセットのプレーヤーを入手したと説明しています。短期間のうちに,聖書朗読を聴くのが毎日の楽しみになり,子供たちは自分の好きなくだりを何と暗記し始めました! 他の親は,自分の聖書を見ながら朗読についてゆくよう子供たちを励ましたところ,子供たちの読む能力や発音,聖句の理解がそのために向上したと告げています。多くの人々が,毎日かなりの時間を過ごす車の中で,聖書朗読をかけていると語っています。これらのテープは,聖書研究をしている関心を持つ人々を教える際の,効果的な補助手段であると言う人々もいます。ある兄弟は感謝を込めて,「聖句を記憶する力がとても増したことに気付きました」と述べました。
4 「王国の調べ」のテープは,なじみ深い多数の王国の歌を,個人で聞いて楽しめるように編曲して収録しています。わたしたちの多くは,それらの歌の歌詞をよく知っています。「メロディーが流れて来る時,わたしはその歌詞を思いの中で聞きます。音楽を楽しみながらいつもエホバについて考えていられるなんて,何と良い方法でしょう!」とある姉妹は述べました。歌詞が美しい王国の音信を表わしていることを認識して,音楽の楽しさを一層高め,心を強める王国の希望について思いを新鮮にするために,それらを記憶しようという気持ちになった人々もいます。
5 サタン悪魔とその悪霊の配下にある邪悪な世に住んでいるわたしたちは,誤った欲望や考えで思いを満たして信仰を打ち砕くことを狙った宣伝に絶えず攻撃されています。エホバがご自分のみ言葉と組織を通し,わたしたちが自分の思いをそのお考えでいつも満たしておく助けとして,あふれるばかりの備えをしてくださったのは何とすばらしいことでしょう! 神の言葉が読まれるのを聴く機会を得たなら,わたしたちすべてはこれからも耳を傾けますように。
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発表王国宣教 1982 | 1月
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発表
◆ 野外での提供 1月: 「幸福」の本および「家族生活」の本に2冊の最新号の雑誌を添えて900円の寄付で提供する。2月と3月: ニューズプリントのポケット版の書籍を野外で特別に提供します。ニューズプリントのポケット版2冊と最新号の雑誌を添えて500円の寄付で提供する。
◆ 2月第3週から,会衆の書籍研究で「王国が来ますように」の書籍が用いられます。会衆は新しい出席者などの必要も考慮に含めて十分注文しておかれるようお勧めします。
◆ 3月28日,日曜日に,全世界で特別公開講演が行なわれます。主題は,「病める人類をいやす唯一の方法」です。筋書きが各会衆に2部ずつ送られる予定です。この講演のため特別の招待ビラを注文できます。招待ビラ注文用紙(S-16aJ)が諸会衆に送られました。それを用いて注文できます。3月28日が巡回訪問,巡回大会などと重なるなら,この講演を後の週に開いていただいて差支えありません。日曜日以外の日に公開講演を行なっている会衆は3月28日に始まる週にこの講演を計画できます。その後この講演の筋書はNo.62となり,すでに送られている61の筋書に加え,会衆でいつでも用いていただいてかまいません。
◆ 1982年の記念式は4月8日,木曜日,日没後となります。それで4月4日に始まる週には神権宣教学校も奉仕会も予定されておりません。会衆の書籍研究は通常通り行なえるでしょう。巡回訪問などと重なるようであれば集会の予定に必要な調整を加えていただきたく思います。新しい記念式の話の筋書が諸会衆に送られる予定です。
◆ みなさんの会衆は神権宣教学校と奉仕会をそれぞれ45分ずつで行なう予定を守っておられますか。報告によると,「講話」と「聖書朗読からの目立った点」を扱う兄弟たちが時間を超過しがちだとのことです。各自与えられた時間内にとどめるよう最善を尽くしましょう。
◆ 神権宣教学校の監督への指示: 1982年2月7日の週の,第1の割当ての資料を,塔82 2/1 23-27ページに変更します。
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