真の幸福を見いだすよう人々を助ける
1 今日,世界中の多くの人々は健康,金銭,結婚,家庭,人間関係などの諸問題を抱えています。また人生に目的や意味がないと感じている人も少なくありません。そうした人々が神の目的を学び,エホバ神とキリストに対する信仰を抱くのは非常に大切です。しかし,多くの人々はこの「霊的な必要を自覚」していません。人々がその必要を自覚し,真に幸福な人となるため,わたしたちは9月中,「幸福」の本を提供できます。―マタイ 5:3。
2 次のように会話を始めることができます:
■ 「今日は家族の幸福について真剣に考えておられる皆さんにお会いし,そうした方々の疑問にこたえる目的で発行された『幸福 ― それを見いだす方法』と題する本をご紹介しています。___さんは,少なくともこんなことがなくなれば幸福な人生を送れるに違いないと思われるものが何かありますか」と気軽に話しかけた後,「幸福」の本の5-10章にある助けとなる物の見方や対処の方法を示し,この書籍を読むよう積極的に勧めます。その際,望むならわたしたちの世界的な業に対して少額の寄付ができることを家の人に伝えることもできます。
3 年配の人に会う場合,このように言えるかもしれません:
■ 「今日は人生経験の豊かな方々にもお会いしてご意見を伺っています。多くの年配の方が,幸せな人生を送るためにはお金も確かに必要だけれども健康が何よりも一番だとおっしゃいますが,奥さんもそのように感じられないでしょうか」と尋ねます。家の人の意見に感謝し,「この本の中には,多くの方が気にかけている健康や長寿の秘訣について書かれています」と述べ,10章の中から家の人の関心を引きそうな一,二の点を手短に話すことができます。その後,「わたしたちは,幾つになっても自分を産んでくれた親への感謝を忘れないものですね。そうであればわたしたちに命を与えてくださった方にも感謝できるのではないでしょうか」と述べます。この本にはそのような創造者がいることについての証拠や,現在わたしたちがより幸福な生活を送る上で役立つ情報が書かれていることを説明し,提供できるでしょう。
4 年若い奉仕者は,自分の立場をはっきりと含めた自己紹介をした後,次のように言えるかもしれません:
■ 「最近もいじめや若者の自殺などのニュースをよく耳にしますが,今日はわたしたち若者が幸福に生活するのに役立つことについてわたしが学んだことを皆さんにお分かちできればと思い,お訪ねしています。若い時は人生の中で一番楽しい時となることもありますが,逆に不幸な時代となることもあるようです。この本はそうした違いがどうして生じるのかを教えてくれたので,わたしにとってたいへん役立ちました」と述べ,9章の主題に注目させます。この書籍が若者だけでなく,すべての人が幸福に暮らすための具体的な方法について書かれていると述べ,ぜひ読んでみるよう勧めます。
5 宗教や聖書に対して無関心でも,聖書の述べている助言がどれほど実際的であるかが分かるならさらに調べてみたいと思う人も少なくないことでしょう。では,9月中,エホバの道を知り,エホバの方法で物事を行なうことこそ永続する幸福のかぎであることを人々が理解するよう積極的に「幸福」の本を用いてまいりましょう。―詩編 128:1,2。