エホバの証人の1996年「神の平和の使者」地域大会

¹ 日本で開かれた，1995年の「喜びに満ちた賛美者」地域大会に出席した31万4,481人のうち，多くの人から，新たな霊的活力を与えるプログラムに対する心からの感謝の言葉が聞かれました。4,590人ものエホバの賛美者たちが献身の象徴として水のバプテスマを受けたのを見て，わたしたちの心は喜びで満たされました。わたしたちは，「エホバの証人と教育」および「永遠の命に導く知識」という2種類の新しい出版物を受け取って歓びました。

² 昨年，そのような励みの多いプログラムを楽しんだわたしたちは，1996年「神の平和の使者」地域大会に出席し，用意されているプログラムを楽しむためあらゆる努力を払うよう，間違いなく動かされるはずです。確かにわたしたちは皆，聖書研究生を招待し，共に出席できるよう援助したいものです。この終わりの日に引き続き喜びに満たされてエホバに仕えるわたしたちにとって，これらの大会は励ましと力の真の源となることでしょう。

³ 大会に出席する計画を必ず十分前もって立ててください。そうすれば，三日間の喜ばしい霊的なプログラムすべてを，開会の歌から閉会の祈りに至るまで楽しむことができるでしょう。プログラムは1日目が午前9時30分に音楽で始まり，午後4時30分ごろに終わります。二日目のプログラムは午前9時30分に始まり，午後4時30分ごろに歌と祈りで終わります。三日目午前の部は9時30分に始まり，この日のプログラムは午後4時ごろに終わります。

⁴ 皆さんの最寄りの大会はどこで開かれるでしょうか。この折り込みの6ページには日本で開かれる47の大会すべての日付と開催地に関する情報が掲載されています。大会の三日間すべてを楽しむための計画と準備を今すぐに始めてください。どのようにですか。まず家のカレンダーのあなたが出席するよう割り当てられている大会の日付のところに印を付けてください。

⁵ 三日間の大会すべてに出席するために仕事を休む許可を雇い主から得る必要があるのであれば，そのための準備を早速始めることができるでしょう。大会出席の意義についてどのように話すことができるでしょうか，いつ話すのが最善でしょうか。そうしたことを準備し，早い時期に許可を得るようにしてください。また，毎年夏に帰省する習慣を持っているならば，大会の日付を考慮に入れたうえで帰省の予定を計画することができるでしょう。

⁶ 大会の出席は数々の益をもたらした: 1995年の「喜びに満ちた賛美者」地域大会に出席した兄弟姉妹たちは，いっそう喜びに満ちるよう鼓舞されました。一姉妹の次の言葉は多くの大会出席者の気持ちを代弁しているように思えます。「喜びに満ちた毎日を過ごさせていただいている私は，『喜びに満ちた賛美者』地域大会を何よりも楽しみにしてまいりました。そしてプログラムを通して得たものは期待をはるかに超えたものでした。『エホバの証人と教育』というブロシュアーが発表されたことは喜びを増し加えるものでした。エホバが3人の子供を育てている私の必要にこたえてプレゼントしてくださったことを本当にうれしく思います。喜びに満ちてエホバを賛美するために備えられた『永遠の命に導く知識』の本を感謝しています。数か月でふさわしい援助を与え，後は研究生が自ら集会で学ぶことができるという点を教えていただきました。組織の提案に従って産出的な奉仕者にならなければならないと考えさせられました。この終わりの時の残された期間により多くの羊のような人を援助して，『喜びに満ちた賛美者』の隊伍に加わるよう招待してゆきたいと思いました」。

⁷ 出席するための努力は報われる: 「喜びに満ちた賛美者」地域大会への出席のために，日本中の兄弟姉妹が様々な状況の下で立派な努力を払い，エホバはその努力を豊かに祝福してくださいました。

⁸ 大会に出席するために仕事を休む許可を得ることのできた一姉妹は，そのために払った努力を次のように述べています。「私は，23年間病院の看護婦として働いております。仕事が病院の救急車での勤務のため，三日間続けて休みを取ることは非常に難しいことです。それで，大会の日付が『王国宣教』で発表されるとすぐに申し出をします。救急車の出動が多い夜の仕事を引き受けること，また一年間40日ある有給休暇を担保として三日間の休暇を取ることをお願いしました。このようにして一日目から『思慮深い奴隷』級の用意してくださった霊的食物に十分にあずかれて本当にうれしく思いました」。

⁹ 3人の子供と共に大会に出席した一姉妹は経済的な問題を克服した方法について述べました。「私は子供たちと相談し，この大会にかかる費用を毎月少額ずつ取り分け，『大会預金』と名付けて，計画的に貯蓄するようにしてきました。この方法により，大会での喜びを味わうことに思いを向けることができています。親子の助け合いとどんなことがあっても大会に出席したいとの強い願いと，そして何よりもエホバの強力な支えによって大会に出席するための費用が用意されました」。

¹⁰ 別の姉妹は，老齢や健康上の問題を克服して大会に出席できた喜びを語りました。「エホバが『そこにいなさい』と言われる場所に，これほど大勢のエホバの賛美者と共にいるのは大きな，大きな喜びです。年と共に耳が聞こえにくくなり，白内障の手術もしましたが視力は落ち，足元がおぼつきません。普通なら大会に行ける状態ではないかもしれませんが，1968年から27年間，私にとって大会しか楽しみがないほど大会が楽しみですから，『是非大会に行かせてください』とエホバに祈り，後はエホバに委ねます。家族の中で私一人がエホバの証人で，86歳になりましたがこうしてエホバが『そこにいなさい』と招待してくださったこの場所で今こうして皆さんと楽しく交わらせていただき，喜びでいっぱいです」。

¹¹ あなたも大会に出席する上で克服すべき問題を抱えておられるかもしれませんが，様々な問題に立ち向かった仲間と同じようにエホバに依り頼み，実際的な知恵を働かせ，出席するという決意を持って努力しましょう。今年の夏，エホバが「そこにいなさい」と言われる場所にわたしたちすべてがいるのは何とふさわしいことでしょう。―詩編 122:1。

¹² 現在あなたと聖書研究を行なっている人たちのことをあなたの計画の中に含め，そうした人々もすべてのプログラムに出席できるようにしてください。三日間の大会すべてに出席するならば，研究生はエホバの組織とその一致を目の当たりにすると共に，そこで提供される豊かな霊的食物を得て進歩をいっそう速めることでしょう。それで早速，あなたの司会する聖書研究生に大会の予定を知らせるようにしてください。家庭聖書研究の前か後に神の組織について話す際に，この折り込みの内容を一緒に少しずつ考慮するのは大いに役立つことでしょう。

¹³ 手話プログラム: 手話プログラムは，横浜市と福岡市の2か所で計画されています。これまでにないほど大勢の耳の不自由な人たちがそれぞれの会場に集まるよう計画されており，出席することによって得られる益や励ましはこれまでで最も大きなものとなるでしょう。今回の大会では手話プログラムと手話通訳を用いてすべてのプログラムが霊的な資格を持つ兄弟たちによって提供されるでしょう。

¹⁴ 外国語大会: 英語，中国語，スペイン語，そしてポルトガル語の4か国語の外国語大会が計画されています。会衆に外国人の奉仕者や研究生が交わっているなら，彼らが大会に出席するうえで援助の手を差し伸べることができるでしょう。大会に出席する日本人の奉仕者たちは単なる語学の勉強や外国人との交わりを求めて出席すべきではありません。研究生を援助したり，自発奉仕を通して大会組織の運営に貢献したりすることができるでしょう。

¹⁵ 特別に助けを必要としている人: お年寄りや病弱な人といった特別に助けを必要としている人を世話する取り決めは，その人が交わっている会衆が設けるべきです。個々の人の事情に通じている長老たちや他の人たちが親切に援助の手を差し伸べることができます。長老たちはそれら特別に助けを必要としている人々の必要を考慮し，その人の家族や会衆の奉仕者たちの協力を得ながら，それらの人々を大会に連れていったり，他の実際的な方法で必要な世話を受けられるよう見届けることができるでしょう。

¹⁶ 会場には「年配者席」が準備されていますが，お年寄りや病弱な人の中にはプログラム中ずっと椅子に座っていることに困難を覚える人もいることでしょう。そのような人々の場合は，「身体障害者席」の区画の中に普段家庭や王国会館で用いているリクライニング機能のある椅子などを持ち込み，楽にしてプログラムを楽しむことができるかもしれません。このようにしてお年寄りや病弱な人など特別な助けを必要としている人々すべてが，エホバが年に一度設けておられる霊の宴から存分に益を得ることができるでしょう。―ヤコブ 2:15-17。ヨハネ第一 3:17，18。

¹⁷ 宿舎に関する指示: 宿舎を必要とする人は会衆の書記から「地域大会宿舎請求書」を受け取り，記入後，書記に提出してください。書記は，それを申込者が出席する大会住所に正しく速やかに送るようにしてください。「地域大会宿舎請求書」は後ほど各会衆に送られます。

¹⁸ 割り当てられた地域以外から出席する人たち: 出席するよう割り当てられる大会は，普通会衆にとって一番近い所となっています。座席，文書，宿舎などを十分に用意するための取り決めは，大多数の奉仕者が自分たちの会衆に対して指定された大会に出席するという前提で設けられています。しかし，もっともな理由があって，指定された大会以外の大会に出席することになり，宿舎を必要とする場合は，申込者は自分の住所を記した返信用封筒に切手を貼り，それを同封して該当する宿舎本部に宿舎を請求してください。

¹⁹ 大会での食物の必要を顧みる: すでに昨年の地域大会で経験しているとおり，各自で食べ物や飲み物を持参する必要があります。「王国宣教」1995年3月号の折り込みの中で，この調整が行なわれた理由が説明され，各自が大会における食べ物や飲み物の必要をどのように顧みることができるかについて優れた提案が与えられました。家族で，また個人で，この折り込みを復習するようすべての人にお勧めします。大会中の昼食を手のかからない簡素なものにするよう心がけ，それによって，より重要な霊的な食物を得ることに思いを集中し，最大の益を得るようお勧めします。

²⁰ 大会に招待している未信者の家族や聖書研究生，また新しい人に食べ物や飲み物を準備して大会に持参する必要があることを前もって知らせておくのは親切なことです。そうすれば大会に出席したものの，必要な飲食を得ることができず，戸惑うといったことを避けられるでしょう。

²¹ 給食の取り決めの調整について，「プログラムに集中できた」，「交わりが長くできてよかった」といった積極的な言葉が数多く聞かれています。以前給食の食堂部門で働いていた一兄弟は，新しい取り決めについての感想を次のように述べました。「以前はプログラムが終わる前から移動しなければならなかったので，プログラムも半分くらいしか聞けませんでした。でも今回は暑い中，外で働くことや，お弁当の案内のためにお昼時間が終わってしまうということもなく，交わりとプログラムを十分に楽しむことができたので良い取り決めだと実感しています」。

²² エホバは今年も，「神の平和の使者」地域大会を通して霊的な「油を十分に用いた料理の宴」を催してくださいます。偉大な教訓者であるエホバは，申し分のない主人役として快適な会場を備え，「対処しにくい危機の時代」であるこの「終わりの日」の間も霊的な強さと喜びを保つために必要な，しかも完全にバランスの取れた霊的な食物を準備してくださっています。そのような寛大な主人を持つことができること，またその方から正式な招待を差し伸べていただけることはわたしたちにとって何と大きな特権でしょう。―イザヤ 25:6。テモテ第二 3:1。

²³ 出席するよう割り当てられている大会の日付と開催地を見定め，三日間の大会すべてに出席するように決意しましょう。その決意に基づき，克服すべき問題があるならば今すぐそれに対処することに取りかかりましょう。祈りを通して自分の決意や願いをエホバに申し上げることを決して忘れてはなりません。大会出席のための具体的な計画を立て，実際的な知恵を働かせましょう。そのようにして個人として，家族として，また研究生と共に大会に出席する時，皆さんは自分の思いをはるかに超えた仕方でエホバにもてなされ，祝福を経験し，よりいっそう「神の平和の使者」として整えられることでしょう。―テモテ第二 2:15。エフェソス 6:15。

1996年 日本の地域大会

大会 日付 会場 巡回区

浜松A 7/26-28 浜松市和田町808-1 浜松アリーナ 静岡3*，4，5

浜松B 8/2-4 浜松市和田町808-1 浜松アリーナ 静岡1，2，3*，6

高松 7/26-28 高松市林町2217-1 サンメッセ香川 四国1，5，6*

※ 日付または会場が未確定です。確定した時にお知らせします。

* 二つ以上の地域大会に分かれる巡回区: 北海道7 ― 江差，木古内，松前，函館市柏木･桔梗･美原･港･元町･富岡･湯川は札幌A。残りは札幌B。北海道8 ― 上士幌，芽室，清水は旭川。残りは釧路。北海道12 ― 札幌市大谷地･白石･東栄は札幌A。残りは札幌B。東北2 ― 花巻市，盛岡市，紫波，遠野は盛岡。残りは仙台。東北5 ― 秋田市，田沢湖は盛岡。残りは仙台。東北9 ― 猪苗代，三春，本宮，二本松，小野は福島。残りは仙台。東北10 ― 宮城県は仙台。福島県は福島。北関東1 ― 黒磯，那須，西那須野，大田原は福島。残りは前橋。東関東1 ― 福島県は福島。茨城県は千葉C。甲信越3 ― 東京都は横浜A。山梨県は長野。甲信越7 ― 新潟県は新潟。長野県は長野。静岡3 ― 浜松市笠井･西ヶ崎は浜松B。残りは浜松A。東海11 ― 亀山市，鈴鹿市は伊勢。残りは名古屋A。近畿3 ― 京都市は京都A。残りは京都B。近畿8 ― 三重県および和歌山県串本，那智勝浦，新宮は伊勢。残りは大阪A。近畿9 ― 奈良県は伊勢。大阪府は大阪A。大阪4 ― 守口市は大阪B。残りは大阪C。大阪5 ― 東大阪市は大阪A。大阪市は大阪B。中国6 ― 光市，徳山市，下松，新南陽，周東は広島B。残りは北九州。中国9 ― 岡山県は岡山。広島県は広島A。中国10 ― 吉舎，呉市東，黒瀬，三次，庄原，吉田は広島A。残りは広島B。中国13 ― 福崎，市川，一宮，加西，佐用，山崎は神戸A。残りは米子。四国6 ― 香川県は高松。愛媛県は松山。九州3 ― 宮崎県は別府。鹿児島県は鹿児島。熊本県は福岡。九州4 ― 宮崎市，日南市，田野は別府。残りは鹿児島。九州10 ― 熊本県は福岡。鹿児島県は鹿児島。九州13 ― 大分県は別府。熊本県は福岡。