聖書研究を取り決めるための特別な活動
ヨハネの見た幻が示すように,人が神の是認を得て大患難を生き残るには,緊急な音信を聞くだけでなく,継続的な聖書研究によって贖いの備えに信仰を抱くようになることが必要です。(啓示 7:9,14)ですから,11月に行なわれる聖書研究を取り決めるための特別な活動には非常に重要な意義があります。今から祈りのうちに具体的な目標を定め,入念な計画を立て,月の初めから特別な努力を払うようにしてください。―ルカ 14:28。
多くの伝道者たちは,11月に補助開拓奉仕を楽しむことができるに違いありません。長老たちは,十分な区域が準備されていることを確認すべきです。また,月の初めから,研究を取り決めることを色々な機会に強調したいと思うことでしょう。経験を積んだ奉仕者と一緒に伝道したり再訪問したりするよう励ますなら,年若い人や新しい人も研究を見いだせるかもしれません。
11月中,あらゆる機会に聖書研究を取り決めることを念頭に置きましょう。(伝道の書 11:6)通常の家から家の奉仕で,また,夕方や晩の奉仕で直接研究を勧めることができます。街路伝道,ビジネス街の奉仕,電話証言などでも,巧みに研究を勧めてください。今年の地域大会で発表された新しいブロシュアーを十分に活用し,会えた人を一両日中に再訪問するなら,12月初めには新しい研究を報告できるに違いありません。
非公式の証言で研究を勧めることのできる人のリストを作るようお勧めします。まだ研究していない子供や未信者の配偶者をリストに含めてください。親族や友人,近所の人はもちろん,雑誌経路の人,研究生の家族や知人,学校の生徒や先生,職場の同僚など,可能性のあるすべての人を含めましょう。
研究を勧めるため,どのように語りかけたらよいかを前もって熟慮するなら,それぞれの人に対して最も良い方法を思いつくかもしれません。相手によっては研究の方法を簡単に示すだけで十分かもしれず,ほかの人の場合は再訪問を重ねるだけで自然に研究へ移行できるかもしれません。どんな人にも積極的に聖書研究の機会を差し伸べてください。
最初の訪問を含め,3回目の訪問の後にブロシュアーや「知識」の本を用いての話し合いが続きそうであれば,12月初めに新しい研究としてぜひ報告してください。(「王国宣教」1995年7月号4ページを参照。)11月中,わたしたちが真剣に努力するなら,エホバは豊かに祝福してくださるでしょう。