神権宣教学校に入校する

¹ 神権宣教学校は，良いたよりの奉仕者である幾百万というエホバの証人を訓練する手だてとなってきました。わたしたちの多くは，この学校に入校したころ，不安を抱き，自分にはできないと思っていたことを覚えています。ところが今では，神の言葉の話し手，また教え手として自分が霊的に成長するうえでこの学校が果たした役割を認め，感謝しています。（使徒 4:13と比較。）あなたは，このすばらしい学校に入校しましたか。

² だれが入校できますか。「わたしたちの奉仕の務めを果たすための組織」の73ページには，このような答えが出ています。「クリスチャンの原則に外れた生活をしているのでない限り，集会に交わり始めた新しい人たちを含め，会衆と活発に交わるすべての人が入校できます」。資格にかなう人は男女子供を問わず，だれでも学校の監督に近づいて，入校したい旨を伝えるようお勧めします。

³ 1997年の学校のプログラム: 1997年の神権宣教学校のプログラムでは，聖書の教えや聖書中の人物，また組織の歴史が幅広く取り上げられます。話す能力や教える能力を伸ばすことに加え，毎週の課程に見いだされる霊的な宝石から教訓を得ることができます。（箴言 9:9）週ごとの聖書朗読を含め，学校のために予習し，定期的に出席するなら，プログラムから霊的に大きな益を得ることができます。

⁴ 第2の割り当ての聖書朗読の範囲は，ほとんどがこれまでよりも短めになっています。話を準備する際，朗読にかかる時間を正確に計ってから，5分の持ち時間のうち，紹介と結論に時間をどれだけ充てられるかを見極めるべきです。そうすれば，時間を十分に活用して，朗読の能力と原稿に頼らないで即席の話をする技術とを伸ばすことができます。―テモテ第一 4:13。

⁵ 「知識」の本に基づく第3の割り当てで想定される話の場面として，非公式の証言が付け加えられました。それで，場面として，再訪問や家庭聖書研究や非公式の証言のうち，どれでも選ぶことができます。もちろん，場面ではなく，効果的な教え方に引き続き主眼を置くべきです。

⁶ 講話であれ，聖書朗読からの目立った点であれ，研究生の割り当てであれ，話をする特権が与えられたなら，割り当て部分の準備と練習を入念に行ない，確信と熱意を込めて話してください。時間を超過しないことも大切です。学校の監督の助言をよく聞いて当てはめ，いつも割り当てを忠実に果たすよう心がけることによって，神権宣教学校に対する認識と感謝を表わすことができます。そうすれば，この学校に入校することによって，あなた自身と，出席するすべての人の双方に祝福が及ぶでしょう。