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    エホバの証人と教育
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      エホバの証人と教育

      この出版物は販売を目的としたものではありません。世界的な聖書教育活動の一環として提供されており,その活動は自発的な寄付によって支えられています。

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      聖句は,特に注記がない限り,現代語による「新世界訳聖書 ― 参照資料付き」からの引用です。

      2019年5月印刷版

      Japanese (ed-J)

      © 1995, 2019 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania

  • 目次
    エホバの証人と教育
    • 目次

      ページ

      4 エホバの証人は教育をどのように見ていますか

      10 種々の教育プログラム

      14 宗教的多様性の課題

      19 無視できない道徳的価値観

      27 親の役割

      31 まとめ

  • この冊子の目的
    エホバの証人と教育
    • この冊子の目的

      3ページの図版

      「私は,人間の行動を笑わぬよう,嘆かぬよう,憎まぬよう,ただそれを理解するように努めてきた」。オランダの哲学者スピノザはこのように述べました。教育に携わる方として,受け持っておられる生徒ひとりひとりの考え方,背景,信じている事柄などを理解しようと努めておられることでしょう。生徒の中には,エホバの証人の子供もいることと思います。それらの生徒が,ある事柄について,一般とは違う態度を取ることがあるかもしれません。しかしそれが,明らかにその生徒の持つ宗教的また倫理的信条から出たものである場合,それは,先生方に配慮していただくべきものとなります。この冊子は,エホバの証人である生徒たちについてより深く理解していただくため,ものみの塔聖書冊子協会(エホバの証人の出版団体)によって用意されました。時間を取ってお読みいただけましたら幸いに存じます。

      他の人の宗教的信条を理解することは,自分がそれを受け入れるとかそれに従うとかいう意味ではありません。また,それについて人に伝えようとすることは,改宗を促すことではありません。この冊子は,エホバの証人の宗教上の見方を,クラスのほかの生徒を含め他の方たちに押し付けることを目的としたものではありません。私たちの願いはただ,受け持っておられるクラスの中のある生徒が親から教えられている原則や信条について先生方に知っていただき,証人の子供を理解するのも,証人の子供に対応してゆくのも難しくはないことを理解していただくことです。もちろん,子供たちの場合,教えられている事柄と実際に行なっている事柄とは必ずしも一致していないかもしれません。子供たちはおのおの,自分の良心を成長させてゆく過程にあります。

      たいていの親がそうであるように,エホバの証人も,自分の子供が学校教育から最善の益を得るようにと願っています。そのために,子供たちには,学校の先生に協力すべきことを教えています。それと共に,エホバの証人の親またその子供たちも,教育に携わる方々が証人たちの考え方を理解し,尊重してくださることに深く感謝いたします。

      エホバの証人は世界中で知られているクリスチャンです。ですが,ときに誤解されてもいます。ですから,この冊子を通して,受け持っておられるエホバの証人の子供たちについていっそう理解していただくこと,それが私たちの願いなのです。特に,ある幾つかの状況のもとで,証人の子供がときに他の生徒たちとは違った事柄を願い求める場合に,その理由を知っていただければと思います。

  • エホバの証人は教育をどのように見ていますか
    エホバの証人と教育
    • 4ページの図版

      エホバの証人は教育をどのように見ていますか

      どの親もそうであるように,エホバの証人も子供の将来に心を配っています。教育の問題に非常な重きを置くのもそのためです。「教育は,人が社会の有用な成員となるよう助けるべきものである。また,人が自分たちの文化的遺産に対する認識を深めて,より満足のゆく生活を送れるよう助けるべきものである」。

      ワールドブック百科事典からのこの引用も示唆するとおり,学校教育のおもな目的の一つは,子供たちを日常の生活のために訓練することです。それには,やがて自分の家族の必要を顧みることができるようにすることも含まれます。エホバの証人はこれを聖なる務めと受け止めています。聖書そのものはこう述べています。「当然のことですが,自分に属する人々,ことに自分の家の者に必要な物を備えない人がいるなら,その人は信仰を否認していることになり,信仰のない人より悪い」。(テモテ第一 5:8)学業に費やす年月は,人生においてやがて担う責任のために子供を備えさせます。そのために,証人たちは教育をきわめて真剣に取り組むべきものと考えています。

      「教育は,人が社会の有用な成員となるよう助けるべきものである。また,人が自分たちの文化的遺産に対する認識を深めて,より満足のゆく生活を送れるよう助けるべきものである」―ワールドブック百科事典

      エホバの証人は,「何をするにも,人に対してではなく,主に対してするように,心から行いなさい」という,聖書の命令にしたがって生きることに努めています。(コロサイ 3:23,「新共同訳」,日本聖書協会)この原則は,学校生活も含め,日々の生活のすべての面に及びます。ですから証人たちは,しっかりと勉強し,学校で与えられる務めにまじめに取り組むよう自分たちの若者たちに説き勧めています。

      「何をするにも,人に対してではなく,主に対してするように,心から行いなさい」―コロサイ 3:23,新共同訳

      聖書はまた,自分の住む国の法律に服するべきことを教えています。ですから,一定年齢までの教育が義務となっている場合,エホバの証人はその法律に従います。―ローマ 13:1-7。

      6-7ページの図版

      健全なレクリエーション,音楽,いろいろな趣味,体の運動,図書館や博物館に行くこともみな,平衡の取れた教育のために重要

      聖書は,日常の生活を営むための訓練を重視してはいても,それが教育の唯一また第一の目的ではないことも示しています。価値ある教育は,子供の内面に生きる喜びを育み,分別のある個人として社会の中にそれぞれの場を持つよう助けるはずです。ですからエホバの証人は,教室外の活動をどのように選ぶかも非常に大切であるとみなし,健全なレクリエーション,音楽,いろいろな趣味,体の運動,図書館や博物館などに行くことも,平衡の取れた教育のために重要であると考えています。さらに,年長の人たちを敬い,年上の人たちの役に立つ機会を求めるようにということも子供たちに教えています。

      補足的な教育についてはどうですか

      新技術の発達により,求人市場は絶えず変化しています。結果として,特別に訓練を受けていない分野や職種で仕事に就かなければならない若者も多くいます。そのために,作業の習慣や個人的訓練,とりわけ

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