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骨聖書に対する洞察,第2巻
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の悪行者の脚を折りました。しかし,彼らはイエスがすでに死んだのを見たので,その脚は折りませんでしたが,兵士の一人は槍でその脇腹を刺しました。―ヨハ 19:31-36; 詩 34:20。
エホバはバビロンにいたエゼキエルに,イスラエルのことを谷あいの平原にある乾いた骨になぞらえた幻をお与えになりました。その幻の中で,エゼキエルが骨に向かって預言すると,骨は奇跡的に一緒になり,その上に肉が生じました。それから,彼が風に向かって預言すると,風は体に息を吹き込んだので,それらの体は大いなる軍隊となって立ち上がりました。エホバはその幻を,バビロンに流刑に処せられて呑み込まれ,望みの消えうせた民となったイスラエルに適用されるものとして説明されました。(エゼ 37:1-11)同様に,エレミヤは,十部族王国の人々を流刑囚として連れ去ったアッシリアの王と,ユダの人々を連れ去ったバビロンの王ネブカドネザルとを,神の民をむさぼり食い,その骨をかじるライオンになぞらえました。(エレ 50:17)神はイスラエルの背教ゆえにそのようなことを許されました。しかしエホバは彼らのことを思い起こし,ご自分の霊を彼らのうちに入れ,その霊が彼らを生き返らせ,生気を回復させて,彼らを約束の地に連れ戻させ,そこに住まわせようとしておられました。―エゼ 37:12-14。
エホバがご自分の民を攻めようとして上って来るゴグとその軍勢を滅ぼした後,ゴグの群衆の骨のある場所に印を付けて,地の表をあらゆる汚れから清めるためにその骨を埋める作業に「七か月」間従事する人々が絶えず雇われることになります。―エゼ 39:14-16。
骨髄に関連して,エホバは死をぬぐい去る時,ご自分の民にもたらす豊かな祝福を比喩的に描写し,彼らのために,「髄と共に油を十分に用いた料理」の宴を設けると言われました。―イザ 25:6。「骨髄,髄」も参照。
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ホバ聖書に対する洞察,第2巻
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ホバ
(Hobah)
「ダマスカスの北の」場所。アブラハムはケドルラオメルの軍隊を撃ち破ってここまで追撃しました。(創 14:13-17)ある学者たちは聖書中に出て来るこの場所を,パルミラとダマスカスの間の道沿いにあるホバという泉と結び付けています。少なくとも,ここには昔の名前の名残はとどめられているようです。その砂漠の近くの他の大きな泉と同じように,ホバの近くにもかつては村落があったのかもしれません。
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ホバブ聖書に対する洞察,第2巻
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ホバブ
(Hobab)[恐らく,「慈しむ」]
モーセの義理の兄弟。レウエル(エテロ)の子で,ケニ人の部族のミディアン人。(民 10:29; 出 3:1; 裁 1:16)イスラエル人がシナイ山地方から約束の地へ移動する時が来ると,モーセは,その地域に詳しいホバブに,同行して同国民の「目」,すなわち偵察者になってほしいと頼みました。ホバブは最初は辞退したものの,結局はイスラエル人に同行したようです。その子孫であるケニ人はアラドの南方のユダの荒野に住むようになり,サウルやダビデの時代になってもその地域に住んでいたと述べられているからです。―民 10:29-32; 裁 1:16; サム一 15:6; 27:10; 30:26,29。
しかし,マソラ本文の裁き人 4章11節は,ホバブがモーセのしゅうとであるとしています。(新世,ヤング,ロザハム,ダービー,ユダヤ,モファット,聖ア)それで,ホバブという一つの名前は別個の二人の人物,すなわちモーセのしゅうとと義理の兄弟を表わしているのかもしれません。その可能性があることは,モーセのしゅうとに複数の名が付けられているということから分かります。―出 2:16-22; 3:1と比較。
一方,ホバブが確かにレウエルの子だけに付けられた名前で,したがってモーセの義理の兄弟だけに付けられた名前だったとすれば,ホバブがモーセのしゅうとであるとの言及は,ホバブが父レウエルの代表とみなされていたことを意味しているに違いありません。その場合,レウエルは当時すでに死んでいたと思われます。―「エテロ」; 「ケニ人」を参照。
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ホハム聖書に対する洞察,第2巻
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ホハム
(Hoham)
ヘブロンの王。ギベオン人がヨシュアおよびイスラエル人と和を結んだので,上って行ってギベオン人に戦いをしかけた5人の王たちの一人。これら5人の王たちはヨシュアがギベオン人を助けに来た時に撃ち破られました。死に処された後,彼らは夕方まで杭に掛けられ,その後,洞くつに投げ込まれました。―ヨシュ 10:1-27。
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ホフラ聖書に対する洞察,第2巻
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ホフラ
(Hophra)[「ラー[太陽神]の心臓は持ちこたえる」を意味するエジプト語に由来]
ギリシャ語セプトゥアギンタ訳では(エレ 51:30,大抵の訳本では44:30に当たる),この人はウーアフレーと呼ばれています。ファラオ・ホフラのことをヘロドトスはアプリエスと呼んでいます。ホフラは19年間
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