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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1990
塔90 12/1 8–9ページ

イエスの生涯と宣教

サンヘドリンの前から,ピラトのもとへ

そろそろ夜も明けようとしています。ペテロはすでにイエスを三度否認しました。サンヘドリンのメンバーも裁判のまねごとを終えてすでに解散しました。しかし金曜日の明け方になるとすぐに,今度は自分たちのサンヘドリン広間に再び集まります。昨夜の裁判が合法的なものであるように見せかけたいと思ったのかもしれません。イエスが前に連れ出されると,昨夜と同じように,「もしあなたがキリストであるなら,わたしたちに言いなさい」と切り出します。

イエスは答えます。「たとえわたしが言ったとしても,あなた方は少しも信じないでしょう。また,わたしが質問したとしても,あなた方は少しも答えないでしょう」。しかし,イエスは勇敢にもご自分がどのような者であるかを明らかにし,「今からのち,人の子は神の強力な右に座ることになります」と言われます。

「それでは,あなたは神の子なのか」。皆の目が集中します。

「あなた方自身,わたしがそうだと言っています」。

殺害をもくろんでいたこれらの人々にとっては,この答えで十分でした。彼らはこれを冒とくとみなしたのです。「どうしてこのうえ証しが必要だろうか。わたしたち自身が,彼の口からそれを聞いたのだ」と彼らは言います。そしてイエスを縛って引いて行き,ローマ総督ポンテオ・ピラトに引き渡します。

イエスを裏切ったユダは事の成り行きを見守っていました。イエスが罪に定められたのを見ると,悔恨の情を感じます。それで銀30枚を返しに祭司長と年長者たちのところに行きます。「わたしは義の血を売り渡して罪をおかした」というのがユダの説明です。

「それがわたしたちにどうしたというのか。あなたが処置すべきことだ!」と,無情な答えが返ってきます。それでユダは銀を神殿に投げ込んでから立ち去り,首をつって死のうとします。ところが,ユダが縄を縛りつけていた木の枝が折れたのでしょう,体は下の岩に向かって落ち,そこで張り裂けてしまいました。

祭司長たちはその銀をどう扱ってよいかわかりません。彼らは,「これを聖なる宝物庫に入れることは許されない」と判断します。「これは血の代価だから」です。それで彼らは相談したのち,見知らぬ人の埋葬のためにそのお金で陶器師の畑を買います。こうして,その畑は「血の畑」と呼ばれるようになりました。

まだ早朝です。イエスは総督の官邸に連れて行かれます。ところが同行してきたユダヤ人たちは中に入ろうとしません。そのようにして異邦人と親しくすれば,身を汚すことになると考えているからです。ピラトはユダヤ人たちの考えを聞くため,外に出て来ます。「あなた方はこの人に対してどんな告訴をするのか」とピラトは尋ねます。

「この男が悪を行なう者でなかったなら,わたしたちはあなたに引き渡したりはしなかったでしょう」と彼らは答えます。

かかわりたくないと思ったピラトは,「あなた方が自分で彼を連れて行き,自分たちの律法にしたがって裁くがよい」と言います。

ユダヤ人たちは,「わたしたちが人を殺すことは許されていません」と言い張り,殺害をもくろんでいたことをさらけ出しました。実際,もし彼らが過ぎ越しの祝いの最中にイエスを殺していたなら,民衆は大騒ぎしたに違いありません。多くの人はイエスを深く尊敬していたからです。しかし,ローマ人を使って政治的な罪状で処刑させることができれば,彼ら自身は民の前で責任を免れることになるわけです。

それで宗教指導者たちは,イエスを冒とくの罪に定めた前の裁判には触れず,別の罪をでっちあげます。それは次の3部から成る告発です。「わたしたちは,この男が [1] わたしたちの国民をかく乱し,[2] カエサルに税を払うことを禁じ,[3] 自分は王キリストだと言っているのを見ました」。

ピラトに関心があったのは,イエスが自ら王と称しているという罪状でした。そのため,ピラトは再び官邸内に入ってイエスを呼び,「あなたはユダヤ人の王なのか」と尋ねます。これは言い換えれば,あなたはカエサルに対抗して自分が王であると名乗ることにより法を破ったのか,ということです。

イエスは,自分のことをピラトがすでにどれほど聞いているか知りたいと思い,「あなたがそう言うのは,あなた自身の考えからですか。それとも,ほかの者がわたしについて告げたからですか」と尋ねます。

ピラトはイエスについて何も知らないことを認め,事実を知りたいという気持ちを表わします。「わたしはユダヤ人ではないではないか。あなた自身の国民と祭司長たちが,あなたをわたしに引き渡したのだ。あなたは何をしたのか」とピラトは言います。

イエスはこの問題,つまりご自分が王なのかという問題を決して避けようとはなさいません。次にイエスが述べる答えに,ピラトはきっと驚くに違いありません。ルカ 22:66-23:3。マタイ 27:1-11。マルコ 15:1。ヨハネ 18:28-35。使徒 1:16-20。

◆ サンヘドリンが翌朝再び集まったのは何のためですか。

◆ ユダはどのようにして死にますか。銀30枚は何に使われますか。

◆ ユダヤ人が以前のように自分たちでイエスを殺そうとせず,ローマ人に殺させたいと思ったのはなぜですか。

◆ ユダヤ人たちはイエスにどんな罪をきせますか。

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