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支部の手紙王国宣教 1979 | 10月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
みなさんから毎月いただく野外奉仕報告をわたしたちはどれほど感謝していることでしょう。伝道者,補助開拓者の報告は会衆でまとめられて支部に送られますし,正規開拓者や特別開拓者の報告は会衆を通してをいただきます。それぞれの報告をいただく時,わたしたちはエホバに対するみなさんのすばらしい愛,隣人に対する自己犠牲的な愛を知って大いに励まされ,感謝を深めています。7月中,暑さの中で4万9,976人が奉仕なさったことは大きな喜びです。大会やその他の活動もあったでしょうが,みなさんよく努力なさいました。1万3,000人以上の方が開拓奉仕に参加なさったのも賞賛すべきことでした。
海老名市における支部の建設の仕事も,エホバの祝福の下に着実に進んでいます。工事を監督している兄弟たちによると,建設が始まってからすでに合計で50万時間以上の奉仕が建設に充てられています。そして,この間何の事故も生ずることなく建設が進んでいるのは,日毎にささげられるわたしたちすべての祈りにエホバが答え,保護と導きを与えてくださっていることと確信しています。みなさんから寄せられる寄付や貸付けなどの金銭的な支持を感謝すると共に,この建設の業をエホバが引き続き導いてくださるよう,日毎の祈りの中に含めていただきたいと思います。新しい工場がすでに半分できあがり,この秋からは新しい印刷機などがそこに搬入されることになっています。完成を目ざして共に励みましょう。
日本支部の兄弟たち
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日本の野外奉仕報告: 7月王国宣教 1979 | 10月
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日本の野外奉仕報告: 7月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 983 129.2 61.9 5.2 130.4
開拓者 6,422 76.8 35.4 3.6 49.6
補助開拓者 5,644 62.3 26.5 2.2 34.2
伝道者 36,927 14.3 6.4 0.8 10.2
合計 49,976 新予約: 17,718
新しく献身しバプテスマを受けた人: 944
昨年の平均に対する伝道者の増加: 14%
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互いに助け合うことが必要!王国宣教 1979 | 10月
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互いに助け合うことが必要!
一層明確な取決めを作る
1 真のクリスチャンは,互いに示す愛によって知られています。(ヨハネ 13:34,35)彼らは互いに助け合います。この困難な終わりの時にあって試練や誘惑を首尾よく耐え抜き,同時に,エホバがお与えになった,王国の良いたよりを宣べ伝え,残っている羊のような人々を集めるという使命を遂行してゆこうと思うなら,このことは是非とも必要であり,わたしたちはそのことを知っています。しかし,わたしたちは互いに対する愛を強める必要があります。互いに与え合っている援助を改善する必要があるのです。全世界の仲間の兄弟たちの間で現在必要とされていることを考慮する時,このことは明らかです。同様にみなさんもこの事がご自分の会衆に必要であることを認めておられるでしょう。
2 エホバの組織には,熱心で効果的なエホバの賛美者たちがいます。強い信仰があるので,経済,健康その他の要素に災いされても,彼らは耐え抜きます。また,この体制の終わりが自分たちの期待していたほど早く来ていなくても,忠節に奉仕を続けます。しかし,わたしたちの中には,過去2,3年以内に加えられた新しい人たちがいます。さらに,以前は宣べ伝える業に活発だったのに,奉仕に不定期,不活発になってしまった人たちもいます。そうした人たちの中には,霊的な食物に対する感謝も薄れるにまかせ,集会に少ししか出席しなくなるか,全然出席しなくなってしまった人たちもいます。これは,エホバへの愛をなまぬるいもの,果ては冷たいものにしてしまうこの世の影響力によるものである場合が少なくありません。
援助のための愛ある取決め
3 必要なのは何ですか。互いに助け合うことです! わたしたちがある程度の援助を行なってきたのは事実です。しかし,必要とされている援助を与えるためだけでなく,それを必要としている人に本当に益になるほど十分な期間,確実に援助が与えられるためにも,もっとはっきりした取決めを設ける余地があることにみなさんもきっと同意なさるでしょう。そのような援助は本当に大切なことであり,わたしたちはそれを成り行きまかせにするべきではありません。
4 これからの何か月かにわたって,「互いに助け合うことが必要!」という主題が,集会において様々な仕方で強調されます。援助を与える三つの具体的な方法に光が当てられるでしょう。すなわち,(1)弟子を作る業における援助を望んでおり,かつ必要としている伝道者を,経験を積んだ伝道者が援助する,より明確な取決めを書籍研究の群れで設けること。(2)毎月の第一日曜日を家から家の業に特別の努力を払う日とし,会衆の全員が参加するよう励ますこと。(3)信仰と霊性を築き上げるために,牧羊の業を強化し,教えの質を向上させること。これと関連して,すべての伝道者には,兄弟にも姉妹にも同じように,励ましと援助を与える多くの機会があります。このすべては,互いに助け合うことを意図したものです。
奉仕の友
5 もし,あなたが宣べ伝える業を始めたばかりの方であるなら,あるいは,戸口で効果的に話すのが少し難しいと思っておられるなら,または,少し気落ちして奉仕に手をゆるめておられるなら,経験を積んだ奉仕の友の援助を歓迎なさることでしょう。『互いのことをよく考えて愛とりっぱな業とを鼓舞し合い,ある人びとが習慣にしているように,集まり合うことをやめたりせず,むしろ互いに励まし合おう』ではないか,とパウロは勧めています。次いで将来を指し示して,彼は,「その日が近づくのを見てますますそうしようではありませんか」と付け加えています。(ヘブライ 10:24,25)その日は非常に近くなっています! 今はますます『愛とりっぱな業とを鼓舞し合う』必要があるのです。互いに助け合うためのより明確な取決めを設けるにあたって協力が必要なことを,エホバのしもべたちすべては理解するものとわたしたちは信じております。(3ページの記事はシリーズの最初のものとして,こうした取決めがどのように行なわれるか,その詳細を知らせています。)
奉仕のための第一日曜日
6 家から家の業に特別の努力を払うため,毎月の第一日曜日を取っておけばだれでもそれに合わせて計画することができます。(もちろん,今まで通りほかの日にも奉仕が行なわれます。)あなたは未信者の配偶者を持つ姉妹かもしれません。あなたが月に少なくとも一つの日曜日に,2時間かそれ以上を奉仕にささげることを,ご主人は許してくださるでしょうか。家族全員が喜んで協力してくれて,この事が可能になるかもしれません。ほかにも,毎週日曜日に出かけるのに妨げとなる,差し迫った別の事情にある人もいることでしょう。しかし,前もって準備すれば,毎月少なくとも一つの日曜日を野外奉仕に費やすことができるかもしれません。
信仰と霊性を築き上げる
7 イエスはペテロに言われました。「あなたの兄弟たちを強めなさい」。「わたしの子羊たちを養いなさい」。後にペテロは,「あなたがたにゆだねられた神の羊の群れを牧しなさい。強いられてではなく,自らすすんで行ない……群れの模範となりなさい」と長老たちに勧めました。(ルカ 22:32。ヨハネ 21:15。ペテロ第一 5:2,3)牧羊の業をよく行なっている長老たちは少なくありませんが,信仰や霊性を築き上げる面で,もっと的を絞った援助,エホバの言葉のもっと具体的な適用が必要です。これには,識別力と暖かい思いやりが必要です。長老や奉仕のしもべが集会の割当てを受ける時は,信仰を強める優れた機会です。どうぞ会衆に適用してください。熱意を示してください。励ましを与えてください。そして,自ら野外に出かけて伝道者たちと共に働き,口で語ることを実践してください。模範には常に言葉以上の力があるものです。
8 援助を受ける時,わたしたちは一層経験を積んだ効果的な者となることが期待できます。信仰とエホバに仕える決意の点で一層強くなるのです。それによってわたしたちはさらに他の人々を援助する立場に立つことができます。それゆえ,わたしたちは,互いに助け合うために設けられた取決めを全面的に支持し,エホバに忠実に仕え続けると共に,兄弟姉妹たちにも忠実に仕えるよう助けを与えてゆこうではありませんか。貴重な命が関係しているのです!
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奉仕監督 ― どのようにわたしたちを援助しますか王国宣教 1979 | 10月
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奉仕監督 ― どのようにわたしたちを援助しますか
1 最近,長老の取決めに調整が加えられた結果,奉仕監督が会衆の野外活動全般を調整するようになっています。これにはどういう意味がありますか。一つの点として,それは宣べ伝え,弟子を作る業の重要性を強調しています。加えて,わたしたちは,野外奉仕における指導および参加を改善する必要を認めています。
2 最近の巡回監督の訪問中に,一人の長老が奉仕監督の立場で奉仕するよう選ばれました。野外奉仕に熱心で,宣べ伝える業を愛し,弟子を作る業の面で他の人たちを援助することのできる兄弟を選ぶよう考慮が払われました。8月の終わりまでには,すべての会衆で奉仕監督が任命されたことでしょう。
3 保つべきたくさんの記録を扱うことはないので,奉仕監督は野外で自由に率先することができます。奉仕監督はすべての長老および奉仕のしもべたちからの協力を必要としており,また,協力を得るべきです。それらの兄弟たちも羊飼いが群れの先頭を行くように,野外奉仕において率先していることでしょう。
4 奉仕監督は,「組織」の本72-75ページに要約されている,野外の監督に割り当てられた基本的な責任を務め行ないます。(しかし,野外奉仕報告は書記が扱います。)彼は週中の野外奉仕の取決めに考慮を払い,長老団に対してどのような点の改善を推薦できるかを調べます。ある取決めが良く支持されていないなら,どうしてそうなっているのでしょうか。何らかの調整がなされるべきですか。もっと良い指導を必要としている群れがありますか。奉仕の面で助けを望んでいる人々に援助を与えるため,最大限の努力が払われていますか。区域はどのように網らされていますか。聖書研究を司会するようもっと多くの人を援助するために,何を行なえますか。
5 野外奉仕を強化する彼の働きの大半は,書籍研究の群れにあってなされるでしょう。長老たちの全部ではないにしても,多くの長老たちは書籍研究の司会者であり,長老団として必要とされる事が何か論じ合い,理解しているので,必要を満たしたり野外奉仕への支持を高めたりする面で,奉仕監督と一層容易に,また効果的に協力できるでしょう。
6 奉仕監督は普通,一つの書籍研究を司会しますが,月に一度,他の書籍研究の群れの一つを訪問し,その群れが宣べ伝える業の面
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