発表

■ 野外での提供 11月: 「永遠の命に導く知識」。家庭聖書研究を始めることに特別な努力を払う。12月: 「新世界訳聖書」に「神の言葉」の本を添える。1月: 古い書籍がある場合には優先して用いる。在庫がない場合には，「神の言葉」を配布する。2月: 「神を探求する人類の歩み」，または「最も偉大な人」。

■ 入庫した品目:

コンパクト･ディスク版「王国の調べ ― 1」

■ 「王国ニュース」第34号がまだ在庫しているなら，戸別訪問やその他の機会に，他のパンフレットと同じように用いることができます。差し支えなければ，奉仕者たちは留守宅に1部置いてくることができます。パンフレットは必ず，通行人から全く見えないところに置いておくべきです。

王国を宣べ伝える

¹ わたしたちの希望は，神の王国を中心としています。イエスは，あらゆる国民の中で，王国の良いたよりが宣べ伝えられねばならないと，はっきり命じておられます。（マルコ 13:10）宣教に携わるとき，この点を念頭に置く必要があります。

² わたしたちは，人々に接触するとき，人々が関心を抱いていたり気にかけていたりする事柄について会話を始めるよう心がけます。多くの場合，人々がよく知っている事柄，例えば近所での犯罪，若者たちの問題，生計を立てることの思い煩いなどに触れます。ほとんどの人は，こうした「生活上の思い煩い」に思いを集中しているので，わたしたちも気にかけていることを示すとき，人々はたいてい自分の考えを話すものです。（ルカ 21:34）これは，わたしたちが自分の希望を伝える糸口になるかもしれません。

³ しかし気をつけないと，不愉快な事柄について延々と会話し，王国の音信を宣べ伝えるという訪問の目的を達成しそこなうおそれがあります。数々の苦難をもたらす悪い状態に注意を引くとはいえ，王国に注意を向けることがわたしたちの目標です。人間のあらゆる問題を最終的に解決するのは，王国です。わたしたちは本当にすばらしい希望を持っており，人々はその希望についてぜひとも聞く必要があります。それで，初めは今の「対処しにくい危機の時代」のある面を取り上げることがあるとしても，すぐに主要な音信である『永遠の福音』に焦点を合わせるべきです。―テモテ第二 3:1; 4:5。啓示 14:6。

他の人たちと，その必要に応じて分け合いなさい

¹ エホバは，わたしたちの霊的な必要を満たすためのものを忠実な「奴隷」を通して備えておられます。（マタイ 24:45-47）そうした備えは多くの場合，書籍，聖書，製本された雑誌，ビデオ，カセットテープ，聖書情報検索用のCDといった形でなされています。エホバが備えてくださるものは，常に必要を十分に満たしており，無駄なものはありません。エホバは，わたしたちが互いに分け合うことによって，確実に全員が均等に益を得ることを期待しておられます。

² そうした備えはどれも，多大の費用をかけて生産されています。その多大の費用は世界中の兄弟たちの寄付によって賄われています。組織が文書を無償で配布する取り決めを実施し，その費用を自発的な寄付で全面的に賄うようになってからは特にそう言えます。

³ どのように援助できるか: わたしたちは他の人たちと「その必要に応じて」分け合うようにというパウロの訓戒にこたえ応じることができます。（ローマ 12:13）世界的な業に対して金銭を寄付するとき，わたしたちは自分の持っているものを世界中の兄弟たちと直接分け合うことになります。ある人たちはこのことを念頭に置いて，ちょうど王国会館の維持費を賄うために行なっているのと同じように，毎月一定の額を世界的な業に対する寄付のために取り分けるようにしてきました。その人々は，そのような資金が単に文書の生産のためだけでなく，業のあらゆる面のためにも用いられていることを理解しています。さらに多くの人がこのようなかたちで定期的に分け合うことに加わるなら，世界中の兄弟たちにどれほど大きな益が及ぶかを想像してください。

⁴ さらに，簡単に入手できる品目でも，いつも控え目に依頼することによっても兄弟たちと分け合うことができます。わたしたちが本当に必要なものだけを依頼するようにすれば，他の場所の兄弟たちも，霊的な強さを保ち，それぞれの地域で良いたよりを宣べ伝える業を推進するのに必要な霊的備えを受けられます。―ヘブライ 13:16。

⁵ このことは，協会にとってかなり生産費がかさむ品目を依頼するとき特に銘記しておくべきです。それにはビデオ，CD-ROM，大版の参考書，製本された雑誌などが含まれています。家族の各人のために一点ずつ依頼するよりも，一家に一つで済ませることができるでしょうか。わたしたちが自分の分を制限するなら，他の人たちも同じ良いものを入手して，益を得ることができるでしょう。―フィリピ 2:4。

⁶ 野外で配布する文書の費用は，協会の世界的な業に対してわたしたちが王国会館で行なう寄付と，文書を受け取る関心のある人による寄付によって幾らか埋め合わされるかもしれません。しかし，個人用の歌の本，「年鑑」，デラックス版聖書などを含め，わたしたちが自分のために依頼する文書については，その自分たちの必要を外部の人々に賄ってもらうことを期待するわけにはゆきません。そのような金銭的な支持をおもに行なうのは，エホバの献身した僕たちです。そのことを念頭に置いて，多くの奉仕者たちは，一般の業者がこれらの品目を生産するとしたら幾らかかるかを予想して，それに応じた寄付をしています。

⁷ ある国々の証人たちは，他の国々ほど協会の出版物や他の備えをまだ持っていません。一方，わたしたちは貴重な聖書文書を様々な形で豊かに入手できるようになっています。自分たちの受けているそうした無償の備えに対する感謝を自発的な寄付の形で寛大に表わすなら，聖書文書の供給を含む協会の世界的な業が継続できるよう支持することになり，同時に他の国々の兄弟たちの必要を満たすために国際的に均等を図ることも可能になります。（コリント第二 8:14）わたしたちが出費を賄うだけの寄付をしないなら，世界的な業を推進するために組織が本来行なえるはずの事柄を制限してしまうことになるでしょう。

⁸ イエスは，ご自分の真の弟子たちは互いへの愛によってはっきり見分けられる，と言われました。（ヨハネ 13:34，35）確かに，物質面で寛大に与え，他の人たちと，その必要に応じて利他的に分け合うことは，自分が真のクリスチャンであることを証明する優れた方法です。