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  • いやしを期待して傷を負う
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  • 未婚の親を持つ子供たち
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    目ざめよ! 2000
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    目ざめよ! 1978
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目ざめよ! 1992
目92 9/8 28–29ページ

世界展望

結婚か同棲か

幾つかの地域では,男女が結婚前に同棲したり,結婚する代わりに同棲するのが普通になっている。ニュージーランド・ヘラルド紙は,この傾向により「ヨーロッパにおいて結婚が無意味なものとなっているのかもしれない」と警告している。同紙の報道によると,スウェーデンやデンマークでは,女性の半数しか結婚しないことを統計は示している。ヨーロッパの他の地域でも,今や女性の約3分の1は未婚の立場を変えるつもりはない。それでも幾つかの調査によると,結婚前の同棲は,かつて考えられていたように満足のゆく結婚生活を保証するものとはならない。「結婚と家族ジャーナル」誌に掲載された最近の調査によると,「結婚前に同棲した男女は,結婚生活から満足を得られる度合いが低く,婚姻制度に対する責務の意識も薄いうえ……同棲しなかった男女と比べ離婚に至る可能性が高い」。

科学者は同僚に疑いを抱く

科学上の不正行為はどれほど広く見られるだろうか。科学全般に関する世界最大の協会であるアメリカ科学振興協会は,最近この問題に関する調査表を1,500人の会員に送った。サイエンス誌(英文)によると,回答を寄せた469人の科学者のうちの27%が,「過去10年の間に,調査結果のねつ造,改ざん,剽窃に出くわすか目撃したと考えている」。不正行為は減っていると思っているのはわずか2%で,37%は増加傾向にあると思っている。不正行為に出くわした人の27%は,それについて何も手を打たなかったと述べており,まやかしの疑いのあるデータを公に告発したのは2%にすぎなかった。不正行為の原因について科学者たちは,発見を最初に発表して政府からの助成金を獲得し,世間に認めてもらうためのし烈な競争といった多くの要素を挙げている。

サメ騒動

長年にわたり,効果的なサメよけを探し求める努力がなされてきた。サメ防止ネットは,イルカやカメなど絶滅の危機にさらされている海洋生物に生態学的な害を与えることに加え,とりわけひどいしけのあとに補修する必要がある。しかし電磁気を利用したサメよけの登場で突破口が開かれたようである。南アフリカ,ナタール州サメ対策局のノーマン・ウィンはこう説明している。「我々は,[サメが]特定の周波数の電磁波に極度に敏感なことを発見した」。250回におよぶサメとの遭遇の関係した実験で,この新しい防止装置を用いて毎回サメを追い払うことができた。この装置は,他の形態の海洋生物には無害のようである。この製品は近いうちに市販されるが,小型のためベルトに着けたり,サーフボードに取り付けることができる。

タバコも有用?

タバコを誤用して多くの人々が死んでいることを考えると,タバコには有益な用途があるのだろうか。南アフリカの「絶滅危機野生動物」誌に掲載された記事によると,その可能性はある。タバコは,天然の殺虫剤として使うこともできる。すりつぶしたタバコと石けんを煮た溶液を作物に散布すると,毛虫やハエやダニを殺すことができる。同じ溶液を用いて羊や牛やヤギの表皮にブラシをかけると,マダニを容易に取り除くことができる。しかし,その記事は次のような厳重な警告も載せている。「このタバコ溶液は,強力な天然の毒素です。人や動物に決して飲ませないでください。手の届きやすいところに置かないでください。この溶液を散布した作物は,散布から少なくとも四日置いて収穫すべきであり,食べる前にきれいな水で十分洗うべきです」。

母乳栄養の益

ブラジルの雑誌,「スペリンテレッサント」によると,発展途上地域で乳幼児が死亡する主な原因は,離乳を急ぎすぎることである。ブラジル人の母親の半数は,授乳を少なくとも6か月続けるべきところを,生後2か月でやめてしまう。同誌は続けて「免疫学上,親から受け継ぐはずのものがなく,衛生状態の不備な環境に置かれる子供たちは,母乳で育てられていれば冒されることのない病気で死んでしまう」と述べている。小児科医のジョセ・マルティンス・フィリョは,「身体的な問題が原因で母乳で育てることのできない女性は,100人中わずか5人にすぎない」と言っている。

医師の好む患者

富山の医師たちは,自分たちにとって扱いづらい種類の患者のリストを作成した。医師たちの嫌う患者とは,付き添って来た人にすべてを話させて自分で話そうとしない人,診療時間外に不必要に助けを求める人,規則を守らない人,肩書きがあり,見下していばる人,医師と同じほど,あるいは医師よりもよく知っていると思っている人,次々と医師を変えてだれも信用しない人などである。ザ・デーリー・ヨミウリ紙は富山の西能病院の大山 馨医師の言葉を引用し,こう伝えている。「医者も人の子だ。理想の患者とは,最善の助けを差し伸べたいという意欲を医者に起こさせる人,つまり率直で,医者と心を通わせ,医者の説明や指示に従う人である」。

カンボジアでのマラリアの脅威

20年に及ぶ戦争のため,カンボジアの農村地帯は無数の地雷がばらまかれたままになっている。ところが,もっと大きな脅威となっているものがある。それは通常の薬物に対して耐性を持つ新種のマラリアの登場である。カンボジア保健省によると,マラリアによる死者は,毎日推定15ないし25人に上り,これは地雷による犠牲者の10倍である。世界保健機関はこの病気が東南アジアの熱帯地域だけでなく,世界中に広まることを懸念している。この地域には,約1万6,000人の国連平和維持軍が派遣されているが,隊員が帰国するときに,中にはこの新種の寄生虫を血液中に宿したまま帰る人もいて,次いで蚊を介してさらに多くの犠牲者を生み出すのではないかとの懸念が持たれている。このほかにも脅威にさらされているのは,タイの難民収容所から帰国する36万人ものカンボジア難民である。この新種のマラリアに一番よく効くのは,キニーネとテトラサイクリンである。しかしカンボジアでは,この2種類の薬品だけでなく,訓練を受けた職員や輸送手段も不足していることから,人々は適切な治療を受けられないため命を落としている。

いやしを期待して傷を負う

昨年12月,およそ6,000人の巡礼者が米国,コロラド州デンバーに近いローマ・カトリック教会の聖堂に群がった。これは処女マリアがそこに現われたとのある女性の発言を聞きつけたためである。中には,処女マリアを一目見ようとして太陽をじっと見つめた巡礼者もいた。数十人の人が目に損傷を受け,眼科医たちの伝えるところによると,損傷がひどく治癒の見込みのないケースも幾つかあった。被害者のある女性は,「いやしを求めてイエスのもとに行き,体が不自由になって戻ってきた人がいたかしら」と述べた。デンバーの大司教,J・フランシス・スタフォードは“忠実なクリスチャン”に対して,個人的な啓示とかかわりのある,どんな集いにも今後参加することのないよう強く勧めた。また,「見かけ倒しの感傷とむなしい軽信」に対しても注意を促した。

フランスの司教団のイメージ低下?

パリのインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙によると,「フランスのローマ・カトリック教会の僧職団による,ナチびいきのフランス・ビシー政権に対する全面的支持」を告発する報告書が48年ぶりに公表された。この報告書は1944年にイエズス会の一神学者によって作成されたと言われているが,この神学者は後に枢機卿になった。報告書はナチによるフランス占領当時,フランスの司教の大多数が妥協したことを「スキャンダル」と評している。報告書は一部こう述べている。「教会は,正義が至るところで踏みにじられ,良心が痛めつけられ,クリスチャンの価値観が一掃されても別段気に留めなかったようだ。……フランスの教会が,鼻持ちならない状況を利用して鼻持ちならない仕方で自らを富ませていたことは一目瞭然であった」。同紙は,結論としてこう述べている。「戦後およそ50年のこの期に及んで,フランスはドイツによる占領期間中の教会の行動に取り組み始めたばかりである」。

未婚の親を持つ子供たち

フランス国立統計経済研究所の報告によると,フランスでは,未婚の親から生まれる子供たちの割合は1981年当時と比べ2倍以上になっている。今では,子供たちの3人に一人は未婚の親から生まれている。パリの日刊紙「ル・モンド」によると,この数字はフランスの非嫡出子の出生率が欧州共同体の中で2番目に高いことを意味している。1位はデンマークで,子供たちの半数は未婚の親から生まれている。しかし今までと違うのは,フランスの非嫡出子の増加が,予想外の妊娠の結果ではなく,意図されたもののように思われる点である。この傾向は,多くの人にとって未婚の親という考えが地域社会で認められたことを示唆するもの,と報告をまとめたブリジット・ラビンは受け止めている。こうして,汚名が取り除かれるとともに,未婚のままで子供たちを育てることを選ぶ女性は増加の一途をたどっている。

世界的な超国家機構

チェルノブイリの原発事故で致死的な放射能を含んだ雲が広がったときのような一部の環境災害は,諸政府を困惑させている。それは被害が国境の枠を越えて広がり,一つの政府では対応できないからである。それでイタリアの日刊紙「イル・ソレ-24・オレ」紙によると,イタリアの環境大臣はこのように提案した。「環境保全のための世界政府は,特に特定の責任がゆだねられれば決して夢の政治体制などではない」。

年齢と記憶力の低下

高齢と物忘れとは同義語なのだろうか。そう思っている人は多いが,今やこの考えに難題をつきつけているのは,イタリアで行なわれた研究で,その研究結果が「コリエーレ・サルテ」で要約されている。テストを受けたのは,20歳から70歳までのおよそ1,000人である。調査の結果,目にみえて記憶力が低下する要因は,年長の人々の自信の欠如にあるのかもしれない。例えば若者が忘れても,年齢に注意を向ける人はいない。ところが年長の人が忘れると,年のせいにされる。それで,物忘れが年を取ることと間違って結びつけられてしまうのかもしれない。言い換えれば,「記憶力の評価は不安と密接な関連があり,つまるところ,本当に必要なのは自信を取り戻すようにしてもらうことだけ」ということが多い。この調査はさらに結論として,年長の人々の学習速度は若者ほど速くはないとしても,年齢は過去に研究した事柄を思い起こす障壁とはならないと述べている。

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