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あなたは定期的な王国宣明者ですか王国宣教 2000 | 4月
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あなたは定期的な王国宣明者ですか
1 わたしたちは皆,日本の伝道者が1998年5月に22万2,912人というかつてない最高数に達したことを知って喜びました。真に一致した,固い決意の努力がなされました。しかし中には,その後何か月かの間に,定期的な王国宣明者であるのが難しくなってしまった伝道者もいるようです。昨奉仕年度中,何千人もの方々が新たに,バプテスマを受けていない伝道者になりましたが,月々の平均伝道者数は22万2,078人でした。このことは,伝道者21人につき一人が,宣教奉仕を必ずしも毎月報告しなかったことを示しています。次の励ましが状況を改善する助けになるに違いありません。
2 特権を認識する: 王国の良いたよりを他の人に伝えるという自分たちの特権を深く認識しなければなりません。この活動によって,エホバの心を喜ばせ,心の正直な人が命の道を学ぶのを助けることができます。(箴 27:11。テモ一 4:16)定期的に証言に携われば,宣教に経験を積み,喜びや達成感を味わえるようになります。
3 活動を報告する: 中には,野外奉仕に参加していても,活動を所定の期日までに報告することを怠っている人もいます。自分の努力は報告するほどでもないなどと考えてはなりません。(マルコ 12:41-44と比較してください。)ぜひとも,自分の行なったことを報告してください。カレンダーを使うなど,宣教に費やした時間を家で記録する決まった方法があれば,正確な報告を月末に速やかに提出することを,絶えず思い起こせるでしょう。
4 必要な助けを与える: 宣教に定期的に参加する面で助けが要る人を援助する面で,会衆の取り決めをさらに良いものにする必要があるかもしれません。会衆の書記や書籍研究の司会者は,経験ある奉仕者が援助の手を差し伸べるよう取り決めるべきです。お子さんや聖書研究生がバプテスマを受けていない伝道者であるなら,自分の活動を月ごとに報告するよう訓練しましょう。
5 「ものみの塔」誌,1997年10月1日号の「エホバにお仕えできた長い人生を感謝して」という経験談を思い起こしてください。ノルウェーのオティーリア・ミドラン姉妹は,1921年にバプテスマを受ける前から,良いたよりの定期的な伝道者となっていました。76年後,99歳の時に,「今でも定期的な伝道者でいられることをうれしく思っています」と述べていました。エホバの僕すべてが見倣うべき,なんとりっぱな態度でしょう。
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必ず再訪問するようにしてください王国宣教 2000 | 4月
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必ず再訪問するようにしてください
1 「本当に良い話し合いでした。あそこへは忘れずに再訪問をしなければなりません」。そう言ったものの,その人がどこに住んでいるのか,あとで忘れてしまったということがないでしょうか。ご存じのとおり,そのようなとき,必ず再訪問するには書き留めておく以外にはありません。
2 すべてを書き留める: 関心を持つ人との会話がまだ記憶に新しいうちに,少し時間を取って,その訪問に関するすべてのことを書き留めてください。その人の名前や,その人を思い出すのに役立つ情報を記します。住所も記録しますが,推測で書くのではなく,正確であることを確かめてください。話した事柄,読んだ聖句,渡した文書も記録します。
3 次に訪ねた時に答える質問を残したなら,それも書き留めてください。家族や宗教など,家の人について何が分かりましたか。分かったことがあるなら,それも記してください。次の訪問でその点に触れるなら,その人に対する個人的な関心を示すことになるでしょう。最後の点として,最初の訪問の日時と,次にいつ訪ねると言ったかを記録します。正確な記録を取っておけば,はっきりと思い出す助けになり,再び訪問する約束を忘れることはないでしょう。―テモ一 1:12。
4 いったん記録が整ったなら,本を入れるかばんや聖書,「論じる」の本,文書など,野外奉仕の他の持ち物と一緒にしておき,いつでも取り出せるようにしておいてください。留守宅の記録は,再訪問用の記録とは別に記すのが最善です。もちろん,再訪問の記録を正確に保つかどうかに関係なく,最も大切なのは,必ず再訪問することです。
5 その人について考える: 宣教の準備の際に,再訪問の記録を読み返します。個々の人について,また次の訪問ではどのような近づき方が最善かについて考えてください。家庭聖書研究が始められるよう,その人の関心を高める方法を考えます。そのようにあらかじめ考えることによって,良いたよりの奉仕者としての産出性を高め,自分自身の喜びも増し加えることができます。―箴 21:5前半。
6 ですから,次に話をよく聞いてくれる人に会ったら,その訪問について思い起こすのは簡単だと考えないようにしましょう。むしろ,それを書き留め,その記録を読み返し,その人について考え続け,必ず再訪問するようにしてください。
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