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「神の言葉を恐れずに語る」王国宣教 2007 | 4月
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「神の言葉を恐れずに語る」
1 学校または職場で機会が開けた時に,自分の信仰についてはっきり話すのを躊躇してしまうことがありますか。親族や近所の人,あるいは見知らぬ人に,非公式の証言をするのを難しく感じていますか。適切な機会を活用して「神の言葉を恐れずに語る」上で,わたしたちすべてにとって何が助けになるでしょうか。―フィリ 1:14。
2 ためらわないようにする: 親しい友人や親族が偽りの非難を受けているとしたら,あなたは擁護するのをためらうでしょうか。わたしたちの最も親しい友であるエホバは,何千年にもわたって甚だしく誤り伝えられてきました。わたしたちには,わたしたちの偉大な神のために証言をするという,たぐいまれな特権があります。(イザ 43:10-12)エホバへの深い愛があれば,人目を気にしたり恐れたりする気持ちに対処することができ,真理について大胆に証しするのをためらうことなく,はっきりと語るよう動かされます。―使徒 4:26,29,31。
3 わたしたちの伝える音信が良いたよりであることを忘れてはなりません。それは耳を傾ける人たちに永続的な益をもたらします。自分自身や反対者たちにではなく,宣べ伝える業の価値に思いを集中させるなら,大胆に宣べ伝えることができるでしょう。
4 他の人の模範: 神の言葉を恐れずに語った人たちの忠実な歩みは,わたしたちを力づけます。例えばエノクは,不敬虔な罪人たちに対するエホバの裁きを勇敢にふれ告げました。(ユダ 14,15)ノアは無関心な人々に忠実に宣べ伝えました。(マタ 24:37-39)「無学な普通の人」だった1世紀のクリスチャンたちは,厳しい反対に遭いながらも宣べ伝え続けました。(使徒 4:13,18-20)「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌には,エホバに信仰を働かせることによって人への恐れを克服し,熱心な福音宣明者となった人たちに関する,現代のライフ・ストーリーがたくさん載せられています。
5 難しい状況に直面した昔の忠実な僕たちの生き方について深く考えると,勇気がわいてきます。(王一 19:2,3。マル 14:66-71)それらの人たちは,「わたしたちの神によって大胆さを奮い起こし」,恐れずに語りました。わたしたちもそうできます。―テサ一 2:2。
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新しい弟子を作ることに皆が貢献できます王国宣教 2007 | 4月
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新しい弟子を作ることに皆が貢献できます
1 新しい弟子は,たった一人の努力で生まれるわけではありません。聖書研究生が霊的に成長するのを助けるために,エホバは「共に働く者」すべてをお用いになることができます。(コリ一 3:6-9)わたしたちは個人として,クリスチャンの集会で心から注解するだけでなく,良い行状によっても新しい人を助けます。そうした行状は,わたしたちの生活に神の霊が働いていることの紛れもない証拠です。(ヨハ 13:35。ガラ 5:22,23。エフェ 4:22,23)新しい人を助ける上で,さらに何ができるでしょうか。
2 会衆として: 集会に来るようになった人を進んで温かく歓迎し,集会の前後に話しかけることにより,皆がそれらの人に関心を示せます。ある男性は,初めて会衆と接した時のことを振り返ってこう述べました。「ある日私は,面識が全くないにもかかわらず,自分が育った教会で会ったよりも多くの,本当の意味で愛のある人々に会った。私が真理を見いだしたことは明らかだ」。この人は初めて集会に出席してから7か月後にバプテスマを受けました。
3 霊的に進歩している聖書研究生に,誠実な褒め言葉をかけましょう。その人は反対に耐えていますか。集会に定期的に出席していますか。勇気を奮い起こして注解したでしょうか。神権宣教学校に入ったり,宣教奉仕に参加するようになったりしましたか。進歩を褒めてください。そうすればその人はさわやかな気持ちになり,元気づけられることでしょう。―箴 25:11。
4 研究司会者として: 他の奉仕者に研究に参加してもらうことによって,聖書研究生が会衆の個々の成員と知り合えるようにしてきた奉仕者もいます。できるだけ早く研究生を会衆の集会に誘ってください。集会に出席するようになったら,必ず他の人に紹介するようにします。研究生は,喫煙などのよくない習慣を克服しようと努力しているでしょうか。家族のだれかから反対されていますか。同じような試練に直面して乗り越えた奉仕者と話すなら,益が得られるかもしれません。―ペテ一 5:9。
5 新しい人は,会衆からの霊的な支えを必要としています。皆が誠実な個人的関心を示すことにより,それらの人が進歩するのを助けることができます。
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