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    聖書から論じる
    • している。……聖書の場合と比べると,総じて,古典文書の写本はごくわずかである。古代の文書で,聖書ほど写本上の正確さが立証されているものはない」―「聖書 ― そのはじまりから」(ニューヨーク,1929年),P・マリオン・シムズ,74,76ページ,英文。

      1971年に発表された,ある報告によれば,ヘブライ語聖書の全部,もしくは一部の手書き写本は多分,6,000点ほどあり,そのうち最古の写本の年代は西暦前3世紀までさかのぼります。クリスチャン・ギリシャ語聖書について言えば,ギリシャ語の写本はおよそ5,000点ほどあって,その中の最古の写本の年代は西暦2世紀初頭にまでさかのぼります。また,ほかの言語に翻訳された初期の訳本も多数あります。

      フレデリック・ケニヨン卿は,自分の編さんした,「チェスター・ビーティー聖書パピルス写本」,全7巻の序文に次のように書きました。「これら[パピルス写本]の調査から得られた最初の,かつ最も重要な結論は,現存する本文が基本的に確実なものであることをそれらが確証しているという,満足のゆくものである。旧約および新約のいずれにおいても,衝撃的もしくは根本的な異読は認められない。重要な意味を持つ語句の削除や挿入はなく,大切な事実や教理に影響を及ぼす異読もない。本文の異読は,語順や細かな言葉遣いといった小さな点に影響を及ぼしている。……しかし,それらの持つ基本的に重要な価値は,これまで利用できた写本よりそれらが古いという事実によって,現存する本文の忠実性を確証していることにある」―(ロンドン,1933年),15ページ。

      一部の聖書翻訳が,他のものより,原語で書かれた本文に,より厳密に従っているのは事実です。意訳を中心とする現代の聖書は,時によると原文の意味を変えることさえ行なってきました。中には,自分の信条を訳文に反映させた翻訳者もいました。しかし,このような好ましくない点は様々な聖書翻訳を比較することによって識別できます。

      もし,こう言われたなら ―

      『わたしは聖書を信じていません』

      こう答えられます: 『でも,神がいることは信じておられるのですね。……聖書のどこが受け入れにくいのか話していただけますか』。

      あるいは,こう言えます: 『これまでずっとそのように感じておられたのですか。……聖書を徹底的に調べたことがないのに,そのように言われる人もいます。でも,聖書が神ご自身からの音信であること,また聖書に記されている事柄を信じ,それに即した生き方をするなら,神はその人にとこしえの命を与えてくださることを聖書そのものがはっきり告げているのですから,少なくとも,聖書を調べて,その主張が真実かどうかを確かめてみる価値はあるのではないでしょうか。(264-267ページの資料を用いる。)』

      『聖書は矛盾しています』

      こう答えられます: 『これまでにも,そのように言われた方が何人かおられます。でも,実際にどこが矛盾しているのかを示すことのできた人は一人もいませんでした。そして,私自身も聖書を読んできましたが,そのような箇所は一つもありませんでした。何か例を挙げていただけるでしょうか』。それから,こう付け加えられます: 『多くの人の場合,聖書を読んで抱いた疑問の答えが自分には分からないというだけの問題であることに,私は気づきました。例えば,カインはどこで妻を得たのかというような疑問です。(240,241ページの資料を用いる。)』

      『聖書は人間が書いたものです』

      こう答えられます: 『おっしゃる通りです。40人ほどの人が聖書を書き記しました。でも,神の霊感のもとにそれは行なわれました』。それから,こう付け加えられます: (1)『そのことは何を意味しているでしょうか。実業家が秘書を用いて自分の手紙を書かせるのと同じように,書き記す業を神が導かれたことを意味しています』。(2)『宇宙に存在するだれかから音信を受け取るという考えは少しも驚くべきものではありません。人間でさえ月から音信や画像を送って来ました。人間はどのようにそれを行なったでしょうか。ずっと昔に神ご自身がお定めになった法則を用いました』。(3)『それでは,聖書に書かれている内容が本当に神からのものであるとどのように確信できるでしょうか。人間からは得られないような情報がそこに収められているのです。どのような情報でしょうか。将来に関係した詳細な情報で,いつの場合も,それらは全く正確であることが実証されてきました。(例えば,264-266ページ参照。また,「終わりの日」の見出しの116-120ページの項も参照。)』

      『聖書は人によって様々に解釈できます』

      こう答えられます: 『それらの解釈がすべて正しいわけでないことは明らかです』。それから,こう付け加えられます: (1)『聖句を曲解して自分の考えに合わせることは永続する害をもたらしかねません。(ペテロ第二 3:15,16)』(2)『聖書を正しく理解する上で役立つ二つの事柄があります。一つは,どんな言葉でも文脈(前後の節)を考慮することであり,もう一つは,同じ事柄を扱っている聖書中の他の言葉とその聖句を比べてみることです。このようにすれば,神の言葉にわたしたちの考えを導いていただくことになり,その解釈はわたしたちのものではなく,神のものとなります。ものみの塔の出版物はそのような方法を取っています』。(「エホバの証人」の見出しの100,101ページの項参照。)

      『聖書は今日では実際に役立ちません』

      こう答えられます: 『確かに,わたしたちは今の時代に実際に役立つ事柄に関心を持っています』。それから,こう付け加えられます: (1)『戦争を終わらせるのは実際に役立つことであると思われますか。……他の国の人々と互いに平和に暮らすことを学ぶなら,それは良いスタートになると思われませんか。……聖書はまさにそのことを予告していました。(イザヤ 2:2,3)そのことが今日,聖書教育によって,エホバの証人の間で生じています』。(2)『それ以上のこと,つまり戦争を引き起こす者たちや国家をすべて除き去ることが必要です。そのようなことが果たして起きるのでしょうか。確かに起きます。そして,聖書はそれがどのように生じるかを説明しています。(ダニエル 2:44。詩編 37:10,11)』

      あるいは,こう言えます: 『そのように言われるお気持ちは分かります。ガイドブックが役に立たなければ,それを使うのは愚かなことでしょう』。それから,こう付け加えられます: 『幸福な家族生活を送るのに役立つ健全な助言を載せている本は実用的な本であると思われるでしょう。……家族生活に関する理論や実践法は幾度も変わってきました。そして,今日わたしたちが目にしている結果は好ましいものではありません。一方,聖書に述べられていることを知り,それを自分の生活に適用する人は,安定した幸福な家庭を築いています。(コロサイ 3:12-14,18-21)』

      『聖書は良い本です。でも,絶対的な真理などというものはありません』

      こう答えられます: 『確かに,一人一人が独自の意見を持っています。そして,自分はある物事の答えを見いだしたと考えている場合でも,考慮に入れなかった要素が少なくともまだ一つは残っていたことに気づく場合が少なくありません。でも,そうした限界を持っていない方がおられます。どなたでしょうか。……そうです,宇宙の創造者です』。それから,こう付け加えられます: (1)『イエス・キリストがその方に向かって,「あなたのみ言葉は真理です」と言われたのはそのためです。(ヨハネ 17:17)その真理は聖書に収められています。(テモテ第二 3:16,17)』(2)『神はわたしたちが無知の中を手探りして進むことを望んでおられません。神のご意志は,わたしたちが真理の正確な知識に至ることである,と神は語っておられます。(テモテ第一 2:3,4)聖書は次のような質問に十分満足のゆく仕方で答えを与えています。……』(ある人々を助けるには神が存在することを信ずべき証拠について最初に話し合う必要があるかもしれません。129ページの見出し,「神」の項参照。)

      『聖書は白人の本です』

      こう答えられます: 『白人が聖書をたくさん印刷してきたのは確かに事実です。しかし,聖書は,ある人種が他の人種より優れているとは述べていません』。それから,こう付け加えられます: (1)『聖書はわたしたちの創造者からのものですが,創造者は不公平な方ではありません。(使徒 10:34,35)』(2)『神の言葉は,すべての国民と部族の人々に,神の王国のもとでこの地上において永久に生きる機会を差し伸べています。(啓示 7:9,10,17)』

      あるいは,こう言えます: 『決して,そのようなことはありません。人々を選んで,聖書を構成する66冊の書を記すよう霊感をお与えになったのは人間の創造者です。その方が淡色系の皮膚の人を用いることにされたとしても,だれを選ぶかは創造者ご自身のなさることです。でも,聖書の音信は白人だけに限られるべきものではありませんでした』。それから,こう付け加えられます: (1)『イエスの言われた次の言葉に注目してください。……(ヨハネ 3:16)「だれでも」という言葉にはすべての色の皮膚の人が含まれます。また,天に上られる前,イエスは弟子たちに次のような別れの言葉を語られました。……(マタイ 28:19)』(2)『興味深いことに,使徒 13章1節はニゲルという名のある男の人に言及していますが,その名前には「黒い」という意味があります。この人はシリアのアンティオキア会衆の預言者また教え手の一人でした』。

      『わたしは文語訳聖書だけを信じています』

      こう答えられます: 『もし,お手元にその聖書をお持ちでしたら,たいへん励みになる箇所をご紹介したいと思います』。

      あるいは,こう言えます: 『多くの人が文語訳の聖書を用いています。私個人も1冊持っています』。それから,こう付け加えられます: (1)『聖書は初め,ヘブライ語,アラム語,そしてギリシャ語で書かれたことをご存じでしたか。……これらの言語を理解できるでしょうか。……ですから,聖書が日本語に訳されていることを感謝できます』。(2)『この表(新世界訳の「聖書の各書の一覧表」)から,聖書の巻頭の書である創世記は西暦前1513年に書き終えられたことが分かります。創世記が記されてから2,900年ほどして,聖書全巻が英語に訳されたのをご存じでしたか。日本語の文語訳聖書(1888年)ができるまでに,それからさらに500年以上もの歳月を要しました』。(3)『日本語は過去100年ほどの間に変化を遂げてきました。私たちが生きている間でさえ言葉は変化していませんか。……ですから,私たちは,書かれた当時と同じ真理が今日のわたしたちの話す言語で注意深く表現されている現代語訳の聖書に感謝しています』。

      『あなた方のは独特な聖書です』

      主要な見出し,「新世界訳」の項参照。

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      定義: ローマ・カトリック教会の教えによれば,聖人とは,死んで,今では天においてキリストと共になっている人々で,その際立った神聖さと徳のゆえに同教会により正式に承認されている人々です。トレント公会義の信仰告白は,聖人は神に執り成しをする者であって,聖人に対して祈願がささげられ,聖人の聖遺物も聖人の像も共に崇敬を受けるに値すると述べています。他の宗教の場合にも,聖人に助けを求める祈願がささげられます。中には,成員すべてが聖人であり,罪から解き放されている,と教える宗派もあります。聖書は,聖人つまり聖なる者たちに幾度も言及しており,その言葉を14万4,000人から成る,霊によって油そそがれたキリストの追随者たちに当てはめています。

      聖人として認められる前に,その人は天の栄光に達していなければならない,と聖書は教えていますか

      聖書は明らかに,天にいる聖なる者たち,つまり聖人たちに言及して

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