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目ざめよ! 2002
目02 6/22 28–29ページ

世界展望

食糧をめぐるネズミと人間との闘い

オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)によれば,世界中で人間の赤ちゃんが一人生まれるごとにネズミの赤ちゃんは10匹生まれている。毎日,新たに36万人分ほどの食物が必要になるが,生まれたばかりの360万匹のネズミも食物を必要とする。例えば,インドネシアの人口は約2億3,000万人で,その60%ほどが毎日のエネルギー所要量を米に頼っている。ところが,この国では毎年,米の約15%をネズミに食べられている。「これは,2,000万人余りのインドネシア人を丸1年養えるだけの米が,ネズミたちに食べられているということである」と,CSIROの科学者グラント・シングルトン博士は述べている。

チキンスープ ― 風邪の天然治療薬

チキンスープは長年,風邪などの呼吸器疾患の民間治療薬として使われてきた。「食物 ― あなたの特効薬」(英語)という本によると,カリフォルニア大学ロサンゼルス校の肺の専門医アーウィン・ジメント博士は,チキンスープがどのように作用するかを説明している。「鶏肉には,たんぱく質を含む食物の大半がそうであるように,システインと呼ばれる天然アミノ酸が含まれており,それがスープに溶け出す。システインは,医師たちが気管支炎や呼吸器系感染症の患者に処方するアセチルシステインと呼ばれる薬と,化学的に極めて高い類似性を持つ」。もともと鶏の羽根や皮から得られたこのアセチルシステインは,粘液溶解剤,つまり粘液の粘度を低下させて,鼻や喉や肺の粘液の流れをよくする薬である。チキンスープにも同じような作用がある。もっと効果的に痰を切るには,ニンニクやタマネギ,またトウガラシのような辛いスパイスをスープに加えるよう,ジメント博士は勧めている。

フランス人と超常現象

合理主義者として名高いフランス人だが,今なお超常現象を信じる人は少なくない。フランスの日刊紙「ル・モンド」が報じた研究者たちの調査結果によると,「人口の3分の1は星座などで人格特性が決まると信じており,4分の1は星占いの予言に信頼を寄せている」。約50%は信仰治療やテレパシーを信じている。驚くべきことに,科学に対する関心は,超常現象への信仰を拭い去るものとはならないことが調査で分かった。むしろ,科学知識をほとんど持ち合わせていない人のほうが,科学によく通じた人に比べて,軽々しく信じる傾向は低かった。

熱中症という殺し屋

タイム誌は,米国スポーツ界のスター選手コーリー・ストリンガーが熱中症で亡くなったことについて論評し,蒸し暑い天候のもとで激しい運動をすると,かいた汗がすぐに蒸発しないため体温が下がらないことがあると説明した。その結果,死の危険を伴う体温の上昇を特徴とする熱中症になるおそれがある。熱中症の危険信号としては,めまい,頭痛,吐き気,衰弱,精神錯乱,頻脈,また皮膚が熱を帯びて赤くなり乾燥することなどが挙げられる。熱中症患者の命を救うには,すぐに氷水や氷嚢などで体を冷やす必要がある。だが,予防は治療に勝る。「日中の一番暑い時間帯は,運動を控えるようにする。ゆったりした服を着て,服と体の間に空気を通すようにする。また,水分を十分補給する」,特に水を飲むことをタイム誌は勧めている。「アルコールや紅茶,コーラには利尿作用があるため,かえって体液の損失が増大する恐れがある」。

たばこ会社の怪しい慣行

英国のニュー・サイエンティスト誌によれば,たばこ会社の極秘文書を通して,複数のたばこ会社が「故意に喫煙者を欺き,実際に吸っているよりもタールやニコチンの含有量の少ないたばこを吸っていると思い込ませている」ことが明らかになった。一例を挙げると,1990年の欧州連合の規制指令は,ニコチンの上限値を設定しただけでなく,タールの上限値をたばこ1本当たり15㍉㌘と設定した。しかし,あるたばこ会社の文書から,会社側がタールやニコチンの上限値を満たすため,たばこに調整を加えずに,そうした薬物の測定方法を変えて意図的に基準をごまかしていたことが明らかになった。なぜこれまで何の処罰も受けないで済んだのだろうか。「たばこ会社がこうしたことを行なえたのは,そうした検査を定めるたばこ委員会を事実上牛耳っているからだ」と,同誌は伝えている。「これは,大衆を保護する点で,それらの規制がいかに無益であるかを物語っている」と,世界保健機関のステラ・ビアルスは述べている。

最古の印刷広告

中国の考古学者たちは世界最古と見られる印刷広告を発見した,と中国の人民日報オンラインは伝えている。中国湖南省の墓から,700年ほど前の包装紙2点が発掘された。それらは油性絵の具の顔料を包むのに使われたと思われる。「紙の右上には漢字70字で,商品の種類や品質,特徴が説明されている。その紙には店の住所も印刷されていた」と,記事は述べている。その広告には,現代の広告と非常によく似た言い回しもあった。その一部は次のように書かれている。「他の油性絵の具と比較されたし。我が絵の具の色合い,他に類を見ず」。同記事は,紙がヨーロッパに伝わったのは12世紀で,15世紀になってようやくグーテンベルクが活版印刷を発明したことを指摘し,こう述べている。「中国の製紙は,蔡倫が初めて紙を作った紀元105年にまでさかのぼることができる。印刷に関して言えば,中国では9世紀にすでに木版画があった」。

教会の事業

出席者数の横ばいや寄付の減少という問題に直面している米国各地の教会は,諸経費の足しにしようと世俗のビジネスを始めている。「これが積極的な教会すべての将来の姿である」と,インディアナ州ミュンスターのファミリー・クリスチャン・センターの主任牧師スティーブン・マンシーは言う。ウォールストリート・ジャーナル紙によれば,教会の商業活動は,教会のロビーでコーヒーやドーナツを販売することから,教会のテラスでフルサービスのレストランを営業することにまで及んでいる。フロリダ州ジャクソンビルのある教会は,教会の建物の近くにショッピングモールを開いた。そのモールには,旅行代理店,美容院,米国南部の伝統的な黒人料理のレストランなどがある。この教会の創設者であり僧職者でもあるボーン・マクラフリンは,「イエスは,我々がイエスから与えられた賜物を活用して,利益を得るよう願っておられた」と言い,教会の事業収益が2000年には200万㌦余りに達したことを付け加えた。

大麻は無害?

「大麻は無害だという主張が,新たな調査報告によって覆された。その報告は,大麻がより強力になっており,長期にわたる深刻な健康障害をもたらすことがあると警告している」と,ロンドンのインディペンデント紙は報じている。英国ニューカッスル大学のヘザー・アシュトン教授は,「大麻は人体組織の大半に悪影響を及ぼす。アルコールや精神安定剤,アヘン製剤,幻覚誘発剤が持つ種々の特性の多くを兼ね備えている」と述べている。大麻は,運転能力を著しく低下させることで知られている。また,統合失調症(精神分裂病)をはじめとする急性の精神障害を引き起こすこともあり,肺へのダメージはたばこより5倍も大きく,まれな咽頭がんを誘発し,年若い常用者に致命的な心臓発作をもたらすこともある。1960年代,1本のマリファナたばこには,脳に作用するTHCという化学物質が通常10㍉㌘含まれていた。「今は,より高度な栽培法や品種改良によって,マリファナたばこ1本にTHCが150㍉㌘含まれることがあり,液体大麻<ハシッシュオイル>を混入すると300㍉㌘に達することもある」と,同紙は述べている。

医師の説明を理解できる?

ブラジルのフォーリャ・デ・サンパウロ紙は,「医師と患者との意思疎通がうまくいっていない」と言う。サンパウロのある病院の救急小児病棟で行なわれた調査で,子ども連れの親の25%はどんな診断が下されたのか分からないまま診察室を後にしており,24%は処方箋の手書き文字が下手なために読めず,90%は医師の名前を思い出せなかった。意思疎通が図れない要因として次のようなものがある。「慌ただしくて非人間的な」診察のために,患者が「医師の診断に不信感や不満」を抱く。医学用語の使い過ぎ。最新式の検査によって,医師は昔に比べて質問をたくさんしなくて済むようになったことである。同報告によると,ある精神科医はさらに別の要素を挙げている。つまり,医師たちの中には,「痛み,苦しみ,激痛,死に対する恐怖から自分を守る」ために,「精神的なバリア」を張っている人が少なくないことである。

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