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目ざめよ! 2004
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自然環境の価値

最近,数名の科学者と経済学者が共同で,人が利用するためや営利のために切り開かれた,様々な動植物の生息地5か所に関する調査を行ないました。その5か所とは,集中的な伐採ですっかり消滅したマレーシアの熱帯雨林,アブラヤシとゴムの大規模農園に変えられたカメルーンの熱帯雨林,エビ養殖場に転用されたタイのマングローブ林,農地にするために干拓されたカナダの淡水湿原,漁をするためにダイナマイトで爆破されたフィリピンのサンゴ礁です。

幾つかの驚くべき研究結果が出ました。それによると,これら5か所の自然生息地に手を加えなかったなら,地域共同体に及ぶ長期的経済価値は,手が加えられた後よりも14%から75%高かったということです。実際,生態系は人間が干渉すると概して価値が半減しますし,環境に手を加えるのに毎年2,500億㌦(約27兆5,000億円)の費用がかかっています。それに対して,生態系を保全するための費用は450億㌦(約4兆9,500億円)です。しかも,その見返りとして得られる「商品とサービス」,つまり食物,水,空気,住まい,燃料,衣類,医薬品,嵐や洪水の予防などは,少なくとも4兆4,000億㌦(約484兆円)に相当し,便益と費用の比率は100対1になる,とロンドンのガーディアン紙(英語)は伝えています。この研究チームの主任,英国ケンブリッジ大学のアンドルー・バームフォード博士はこう述べています。「経済面から考えるとあまりにもひどい。環境保全に有利な結果が出ることは予想していたが,これほど大きな差が出るとは」。

しかし残念ながら,1992年にリオデジャネイロで開催された地球サミット以来,地球の自然環境の11.4%に人の手が加えられてきました。その主な原因は,生じ得る損害に関する認識不足と短期の金銭的利益に対する欲望にあります。その10年後,ヨハネスブルクで開かれた「持続可能な開発に関する世界サミット」でも,このジレンマを解消する明確な解決策は提示されませんでした。バームフォード博士は懸念を表明し,こう述べています。「わたしが子どものころに初めて『環境保全』という言葉を聞いて以来,世界の手つかずの自然の3分の1が失われてしまった。そのことを考えると夜も眠れない」。

しかし,聖書を読むなら,啓示 11章18節にある創造者の約束から慰めを得ることができます。その聖句によると,創造者は間もなく「地を破滅させている者たちを破滅に至らせ」ます。その時が来れば,地球の生態系は元の状態に戻り,永遠にわたって人類に益をもたらすことでしょう。

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