ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目 09/1 3–4ページ
  • 水 ― なくなりつつある?

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 水 ― なくなりつつある?
  • 目ざめよ! 2009
  • 関連する記事
  • 世界の水は尽きようとしていますか
    目ざめよ! 2001
  • 危機が深刻な地域
    目ざめよ! 1997
  • 水は一体どこへ?
    目ざめよ! 2001
  • 命の水を求めて
    目ざめよ! 2001
もっと見る
目ざめよ! 2009
目 09/1 3–4ページ

水 ― なくなりつつある?

ウズベク族には,「水がなくなれば,命もなくなる」という諺があります。専門家は,それは諺というより予言だったのだ,と言うかもしれません。年に200万もの人命が,不衛生な環境や水の汚染のために失われているのです。その90%は子どもです。

水が必要なとき,あなたはどうしますか。蛇口をひねれば水が出ますか。世界には,遠くまで歩いて行って列に並び,貴重な水をバケツに入れて持ち帰るしかない人たちもいます。炊事や洗濯に必要な水を得るだけで,毎日何時間もかかるのです。そのように水が乏しく,手に入れにくい国はたくさんあります。ダイアン・レインズ・ウォードは,自著「水をめぐる戦争 ― 干ばつ,洪水,愚行,および渇きの政治学」(英語)の中で,世界人口の40%が「井戸,川,湖,家の外の水たまりから水を運んでいる」と述べています。家族のために6時間もかけて水を運んで来る女性たちもいます。しかも,水を入れた容器の重さは20㌔にもなるのです。

実のところ,世界人口の3分の1以上が水の汚染や不衛生な環境に悩まされています。問題が特に深刻なアフリカでは,6割の人にきちんとしたトイレがありません。世界保健機関の報告によれば,トイレの不備は,「水源や土壌や食物を汚染する……人間の排泄物に含まれるバクテリアやウィルスや寄生虫の伝染」の要因の一つになっています。そして,そうした汚染は「発展途上国における子どもの死因第2位の下痢の主な原因となっており,コレラや住血吸虫症やトラコーマといった疾患も引き起こしかねない」,と同報告は述べています。

水は非常に貴重になっており,21世紀の石油とまで呼ばれています。しかし,この貴重な資源は濫用されており,国によっては,主要な川が海に注ぐ前にほとんど干上がってしまっています。灌漑用の取水や蒸発が原因で,米国のコロラド川,中国の長江,パキスタンのインダス川,インドのガンジス川,エジプトのナイル川なども水量が減っています。この危機的な状況に対してどんな取り組みがなされてきたでしょうか。根本的な解決策はあるのでしょうか。

[3ページの囲み記事/図版]

水が足りない!

■ 「中央アジアのアラル海は1960年には世界で4番目に大きな湖だったが,2007年には元の大きさの10%になってしまった」。―サイエンティフィック・アメリカン誌(英語)。

■ 米国とカナダにまたがる五大湖(エリー湖,ヒューロン湖,ミシガン湖,オンタリオ湖,スペリオル湖)は「憂慮すべきペースで」縮小している。―グローブ・アンド・メール紙(英語)。

■ オーストラリア,デニリクインのある工場はかつて,2,000万人分の穀物を加工していたが,米の収穫量が98%も減少したため,2007年12月に閉鎖された。原因は「6年にもわたる干ばつ」である。―ニューヨーク・タイムズ紙(英語)。

[図版]

水の引いたアラル海で取り残された船

[クレジット]

© Marcus Rose/Insight/Panos Pictures

[4ページの囲み記事/地図]

「河川の水を使い果たしてしまっている」

「アフリカのチャド湖は,かつては地球を周回する宇宙飛行士の目印となっていたが,今では見つけることすら難しい。……[カメルーン,]チャド,ニジェール,ナイジェリアに囲まれたこの湖は,1960年代以降,95%も小さくなった。灌漑用水の需要が高まり,チャド湖に注ぎ込む河川の水を使い果たしてしまっているのである。そのため,チャド湖はやがて完全に姿を消すかもしれない。そうなれば,いずれはどこにあったかさえ謎になってしまうだろう」。―レスター・R・ブラウン著,「プランB2.0 ― 病める惑星と悩める文明を救う」(英語)。

[地図]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

■ 水面

☒ 植生

□ 土壌

1963年

ニジェール

チャド

チャド湖

ナイジェリア

カメルーン

2007年

ニジェール

チャド

チャド湖

ナイジェリア

カメルーン

[クレジット]

NASA/U.S. Geological Survey

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする