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聖書に対する洞察,第2巻
洞-2 「バアラ,I」

バアラ,I

(Baalah)[女主人の場所]

1. ユダの北の境界にあった都市。キルヤト・バアルとも呼ばれていますが,キルヤト・エアリムの名のほうがよく知られています。この都市は暫定的に,エルサレムの西北西約13㌔の所にあるデール・エル・アザル(テル・キルヤト・エアリム)と同定されています。―ヨシュ 15:9,10,60; 18:14; 代一 13:6。「キルヤト・エアリム」を参照。

2. ユダの北西の隅にあった山。シケロンの町とヤブネエルの町の間に位置し,ユダの領地の北の境界の一部となっていました。(ヨシュ 15:11)ソレクの奔流の谷のすぐ北で,ヤブネエル(現代のヤヴネ)の東南東3㌔の所にあるムガールの丘と同定できるかもしれません。

3. ユダのネゲブ地方にあった町。(ヨシュ 15:29)ヨシュア 19章3節ではバラ,歴代第一 4章29節ではビルハと呼ばれているようです。この町はその後,飛び地の都市としてシメオンの部族に配分されました。その明確な位置は知られていませんが,ベエル・シェバの南東にあったようです。

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