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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2011
塔11 6/15 16–17ページ

アブラハムは本当にらくだを所有していましたか

聖書によると,アブラハムがファラオから授かった家畜の中にらくだがいました。(創 12:16)アブラハムの僕は,メソポタミアへの長旅をした時,「自分の主人のらくだの中から十頭のらくだを取り」ました。このように聖書ははっきりと,アブラハムが西暦前2千年紀の初めごろにらくだを所有していたと述べています。―創 24:10。

しかし,このことに異議を唱える人もいます。「新国際訳 考古学研究用聖書」(英語)にはこう書かれています。「らくだに関するこれらの記述の史実性は,学者たちの議論の的となってきた。大半の学者は,らくだを飼うことが広まったのは紀元前1200年ごろ,すなわちアブラハムの時代よりずっと後のことだったと考えているからである」。聖書の始めのほうに出てくるらくだへの言及は,どれも時代錯誤だというのです。

一方,らくだを飼うことが重視されるようになったのは西暦前2千年紀の終わりごろであるとはいえ,それ以前にらくだが用いられていなかったわけではない,と述べる学者たちもいます。「古代近東の文明」(英語)という本にはこうあります。「最近の調査によれば,アラビア南東部では[西暦前]3千年紀中にらくだが飼われていたようである。当初は,乳,毛,皮,肉のために飼育されていたと思われる。しかし程なくして,荷役動物としての有用性も明らかになったはずである」。アブラハムの時代より前にらくだが使用されていたというこの見解は,骨片などの考古学上の遺物によって裏づけられているようです。

証拠となる記録もあります。「古代近東の文明」はこうも述べています。「楔形文字で記されたメソポタミアの目録にはらくだへの言及があり,幾つかの印章にはらくだが描かれている。したがって,らくだは[西暦前]2千年紀の初めにはメソポタミアに伝わっていたと考えられる」。それは,アブラハムの時代のことです。

香料の交易を行なっていた南アラビアの商人たちがらくだを使って砂漠を通り,品物を北へ運んだ,と考える学者もいます。そのようにしてエジプトやシリアにらくだを広めたというわけです。この交易は西暦前2000年の初めには盛んになっていたと思われます。興味深いことに,創世記 37章25-28節には,アブラハムの時代のおよそ100年後に,イシュマエル人の商人たちがらくだで香料をエジプトに運んだという記述があります。

西暦前2千年紀の初めには,古代近東でらくだは広く用いられてはいなかったのでしょう。しかし証拠によると,全く知られていなかったわけではないようです。それゆえ,「国際標準聖書百科事典」(英語)はこう述べています。「族長物語におけるらくだへの言及を時代錯誤とみなす必要はもはやない。族長時代以前にらくだが飼われていたことを示す考古学上の証拠が豊富にあるからである」。

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