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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2013
塔13 5/15 31–32ページ

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「試みの時」に堅く立った人たち

1914年に第一次世界大戦が勃発すると,聖書研究者たちの中立の立場は,多くの人々の注意を引くところとなりました。(イザ 2:2-4。ヨハ 18:36。エフェ 6:12)英国の神の僕たちはどう行動したでしょうか。

ヘンリー・ハドソン

1916年に制定された兵役法により,英国の18歳から40歳までの独身の男子は,軍務に徴集されることになりました。しかし,純然たる「宗教上あるいは道徳上の信念」に基づいて拒否する人に関しては,兵役を免除する規定が設けられました。政府は,免除をだれに,またどの程度適用するかを裁定する司法機関を設けました。

その後の短い期間に,およそ40人の聖書研究者が軍事刑務所に入れられ,8人がフランスの前線に送り込まれました。英国の兄弟たちはこうした不公正に抗議し,5,500人の署名を付した手紙を,英国首相ハーバード・アスキスに送りました。

その後,フランスの前線に送られた8人に銃殺刑が宣告されていたことが判明しました。軍の規律に従わなかったというのが,その理由です。しかし銃殺隊の面前で,兄弟たちの刑は懲役10年に変更されました。兄弟たちは一般の刑務所で服役するため,英国に送り返されました。

ジェームズ・フレデリック・スコット

戦争が長引いたため,徴兵枠は既婚の男子にまで広げられました。イングランドのマンチェスターでは,テストケース訴訟として,医師でもあった聖書研究者ヘンリー・ハドソンが裁判にかけられました。1916年8月3日,裁判所は兄弟を軍規違反者とし,罰金を科し,軍に引き渡しました。そのころ,スコットランドのエディンバラでも,25歳の聖書文書頒布者<コルポーター>ジェームズ・フレデリック・スコットがテストケース訴訟として裁判にかけられ,無罪と宣告されました。国はその件を一旦は上訴しますが,その後,訴えを取り下げます。ロンドンでの別のテストケース訴訟のことを考えてのことです。その別の裁判では,ハーバート・キップスという兄弟が有罪とされて罰金を科され,軍に身柄を引き渡されました。

1916年9月の時点で,計264名の兄弟が兵役免除を申請していました。そのうち5名には免除が認められましたが,154名は「国家にとって重要な仕事」を課され,23名は非戦闘部隊に配属され,82名は軍に引き渡されました。命令に従わなかったとして軍法会議にかけられた人もいました。多くの人々が兄弟たちへの残忍な仕打ちに抗議したため,政府は兄弟たちを軍事刑務所から一般の労働収容所へ移送しました。

プライス・ヒューズ

エドガー・クレイと,後に英国支部の監督として奉仕したプライス・ヒューズは,ウェールズでのダム建設に携わりました。一方,フランスから送り返された8人の一人,ハーバート・シーニアーは,ヨークシャーにあるウェークフィールド刑務所へ送られました。ほかにも,ダートムーア刑務所に入り,厳しい状況下での重労働に服した兄弟たちもいます。そこには,良心的兵役拒否者の最大のグループができました。

フランク・プラットは,非戦闘的な仕事を受け入れることに同意した聖書研究者です。この兄弟は前線へ送られた後ずっと,悪質な迫害にさらされました。入隊直後に真理を知ったアトキンソン・パジェットも,参戦を拒んだために軍の当局者たちから残忍な仕打ちを受けました。

ハーバート・シーニアー

100年近く前の兄弟たちが,クリスチャンの中立の立場をまだ十分には理解していなかったのは,事実です。とはいえ,兄弟たちはエホバ神を喜ばせようとしていました。この記事で名前を挙げた兄弟たちは,とりわけ難しい「試みの時」にも中立を保ち,りっぱな手本となっているのです。(啓 3:10)― 英国のアーカイブから。

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