質問箱
■ 奉仕者は,他の国に住む人に証言したり,そのような人と研究したりするのにインターネットを広範に用いるべきですか。
1 奉仕者の中には,エホバの証人の活動が制限されていたり,奉仕者が少なかったりする地域で聖書研究を見つけるため,インターネットを用いてきた人たちがいます。そのことが良い成果を上げることもありました。しかしながら,奉仕者が見知らぬ人とチャットルームやメールやテレビ電話でやり取りすることには危険が伴います。(宣 07/7 日本語版,3ページを参照。)王国の音信を心の正直な人に伝えるという目的があったとしても,そうしたやり取りによって,兄弟姉妹は背教者を含む悪い人たちと接触することになるかもしれません。(コリ一1:19-25。コロ2:8)さらに,王国の活動が制限されたり禁止されたりしている地域では,通信を当局が監視していることがあります。通信することによって地元の兄弟姉妹に危険が及ぶかもしれません。それで,奉仕者は,良いたよりを伝える相手を見つけるためにインターネットを通して他の国の人々とやり取りすべきではありません。
2地元の支部事務所から指示されたのでない限り,別の国から訪れた見知らぬ人に非公式の証言をした時は,相手が帰国してからも引き続き関心を高めようとすべきではありません。その代わりに,さらなる情報をjw.orgから得る方法を示し,その人の地元の支部事務所と連絡を取る方法を教えることができます。家の近くの王国会館を訪ねるよう勧めることもできるでしょう。もちろん,王国会館がない国もあります。その人が自分の地域でエホバの証人の訪問を望むなら,奉仕者は「訪問してください」(S-43)の用紙に記入して書記に提出します。書記はjw.orgから情報を送ります。関心を示す人が住む地域を監督している支部事務所は,その土地特有の状況に通じており,霊的に援助する一番良い方法を知っています。―宣 14/6 3:1-2。宣 11/11 日本語版,2ページを参照してください。
3 現在奉仕者が訪問している人が他の国に移動してしまう場合や,インターネット上でしか知らない他の国に住む人と現在研究している場合も,上記の指示を当てはめてください。しかし,その国の奉仕者が連絡を取り合うまでの間,引き続き関心を高めることができるかもしれません。いずれにしても,わたしたちの活動が制限されたり禁止されたりしている地域に相手が住んでいるなら,聖書に関することを手紙や電話やインターネットなどの通信手段でやり取りする際には十分注意が必要です。―マタ10:16。