宣教の技術を向上させる―最初に述べる言葉を準備する
1なぜ大切か:出だしの言葉が関心を起こさせるものでないと,伝えたいことをまだ述べないうちに家の人に断られてしまうでしょう。ですから,証言で特に大切なのは最初に何を述べるかである,と多くの奉仕者は考えています。「わたしたちの王国宣教」や「論じる」の本には証言例が載せられていますが,融通を利かせられるよう,出だしの言葉がいつも含まれているわけではありません。たとえ出だしの言葉が含まれている場合でも,奉仕者はその部分を変えたり,自分で準備したりすることができます。ですから,家の人が出てきた時に思いつきで述べるのではなく,最初の言葉をよく準備しておくなら,いっそう効果的に証言できるでしょう。―箴15:28。
2どのように行なうか:
・話題を選ぶ。話題は,提供しようと思う文書に基づくもの,区域の人の関心を起こさせるものであるべき。
・一般的なあいさつを述べた後の,最初の一,二文を入念に準備する。例えば,「今日お訪ねしたのは……」,「多くの方が気にかけている点ですが……」,「今日は……についてご意見を伺っています」などと言えるかもしれない。たいてい,短くて分かりやすい文のほうが効果的。出だしの言葉を暗記している奉仕者もいる。
・家の人を会話に加わらせるための見解を知る質問を考える。(マタ17:25)わたしたちが訪問するまで家の人はおそらく他の事柄を考えているので,難しすぎる質問や当惑させるような質問は避ける。
31か月間行なってみる:
・家族の崇拝の一部を用いて,最初に述べる言葉を準備し,練習する。
・奉仕の途中,どんな出だしの言葉を述べるつもりかを他の奉仕者たちと話し合う。(箴27:17)準備した出だしの言葉が効果的でないなら,変えてみる。