宣教の技術を向上させる―再訪問の土台を据える
1なぜ大切か:関心を示す人に会ったなら,まいた真理の種に水を注ぐため,その人が家にいる時間にまた訪ねたいと思います。(コリ一3:6)そのために,多くの場合,訪問を終える前に次回いつ訪ねればよいかを知るようにして,再訪問の土台を据えることが必要です。さらに,次回の訪問で話し合う質問を残してくるのがよいでしょう。そうするなら,次の訪問に対する家の人の期待は増し,受け取った出版物にその質問の答えが出ているなら,それを読んでみようと思うことでしょう。さらに,次回の会話の土台を据えておくことによって再訪問が行ないやすくなります。話し合う話題はすでに決まっていて,何を行なうのかを家の人も予想できるからです。再び会えたとき,前回の訪問で残した質問の答えをお伝えするために訪ねたと述べて,話を進められるでしょう。
2どのように行なうか:
• 証言を準備するとき,再訪問で話し合うための質問も考えておく。その日に提供しようと思う文書の中の論題に基づいた質問や,再訪問で紹介できる研究用の出版物に答えが出ている点を質問できる。
• 関心を示す人との会話の最後に,また会ってお話ししたいと述べてから,準備した質問をする。人々がとても忙しく,再び訪ねる約束をあまりしたがらない区域もある。もしそうなら,このように言えるかもしれない。「これくらいの時間はご都合がよいでしょうか?[答えの間を置く。]来週短くお寄りして質問の答えをお伝えさせてください。お訪ねした時に忙しいようでしたら,その時におっしゃってください」。
• 再び訪ねる特定の時間を家の人に伝えたなら,約束を守る。(マタ5:37)再訪問の最後に,さらに次の訪問のための土台を据える。
31か月間行なってみる:
• 証言を準備するとき,再訪問で話し合うための質問も考えておく。一緒に働く奉仕者ともその点について話し合う。