文書ディスプレーを使う時どのように証言するか
1移動式カートやディスプレー・テーブルを使った証言は,心の正直な人を真理に引き寄せる点でとても効果的であることが実証されています。(ヨハ6:44)それで,長老たちは,会衆の区域内で人通りが多い場所での公の証言を組織するよう励まされています。移動式ディスプレーは固定式ではないので,一般に当局の許可を取る必要はないでしょう。しかし,もし地元の法律や状況によって許可を得ることが必要であれば,そうしてください。参加する資格にかなっているのはだれでしょうか。良い判断力を働かせ,品位ある立ち振る舞いができ,ろう者との会話の技術がある奉仕者です。この分野の奉仕でより成果を上げるために,すべきこととすべきでないことに関する以下の指示は役立つでしょう。
2する:
• 手話をしてろう者の関心を引く。実際的なら,タブレットで,聖書や他の手話の出版物を再生できるかもしれない。通行人に対して,親しみ深く,温かく,親切である。ある奉仕者たちは心からの温かいほほえみを浮かべ,親しみ深いあいさつをする。ディスプレーを見ながら通る人がいるなら,「ご希望でしたらどれでもお持ちください」と言う。関心を示す聴者のために,数冊の印刷版出版物を用意しておくとよい。機会があれば,知っているろう者がいるかどうかを尋ね,そのろう者を後日訪問できるかもしれない。
• ディスプレーからふさわしい距離に立つ。ある地域の奉仕者は,ディスプレーから1㍍ぐらい離れた所に立って成果を上げた。他の奉仕者は,その方法では通行人がためらってしまうと感じ,もう少し離れた所に立ち,人がディスプレーに立ち止まるのを待つようにしている。だれかがディスプレーに近づいて来たら,話しかけてみる。「この点をお考えになったことがありますか」などと尋ねる。
• できるだけ聖書を用いる。
• 『聖書の教え』などの研究用出版物を手に取った人に,聖書レッスンについて説明する。「聖書を学ぶべきなのはなぜですか」のビデオを電子機器で再生することを申し出る。
• 可能であれば,関心を持った人の連絡先を聞く。区域外に住んでいる人なら,「訪問してください」(S-43)の用紙に記入して,すぐに書記へと提出する。
3しない:
• 強引なくどい話し方,ディスプレーの横に監視員のように立つこと。
• この証言を単なる文書配布の手段とみなすこと。わたしたちの宣教の目標は聖書研究を始めることなので,会話することを目指す。
• ディスプレーの前に立ちふさがること,仲間との会話に熱中すること。個人的に電話を使用しなければならない場合,たいていディスプレーから離れて行なうとよい。
• 反対者との議論。反対者が攻撃的になるなら,他の場所に移動する必要があるかもしれない。