預言者たちを模範としなさい ハバクク
1 世の中の悪が増大してゆくのを目にして,「有害な事柄をわたしに見させ,あなたが難儀をただ見ておられるのはどうしてですか」と述べたハバククのように感じることがあるでしょう。(ハバ1:3。テモ二3:1,13)ハバククの音信とその忠実の手本を黙想することは,エホバの裁きの日を待つわたしたちにとって励みとなります。―ペテ二3:7。
2信仰によって生きる:ハバククは,自分を哀れむ気持ちから行動できなくなるのではなく,霊的に目ざめていて活発でした。(ハバ2:1)エホバは,ご自分の言葉がふさわしい時に成就し,「義人は信仰のゆえに生きる」ことをハバククに保証しました。(ガラ3:11。ハバ2:2-4)これは,終わりの時のかなり進んだ時期に生活するクリスチャンにとってどんな意味がありますか。終わりがいつ来るかを知ることより,それが必ず来ると確信していることのほうが重要です。信仰は,警戒を保って奉仕を優先するようわたしたちを動かすでしょう。―ヘブ10:38,39。
3 エホバにあって歓喜する:エホバの民がマゴグのゴグから攻撃される時,わたしたちの信仰は試されます。(エゼ38:2,10-12)戦いには苦難が付きものです。最後に勝つ側にとってもそうです。食べ物が不足したり,財産を失ったり,生活が厳しくなったりするでしょう。困難に直面した時,どう反応するでしょうか。ハバククは困難を予測し,エホバへの奉仕に喜びを保つよう決意しました。(ハバ3:16-19)さらに「エホバの喜び」も将来の試練を耐え忍ぶ助けとなります。―ネヘ8:10。ヘブ12:2。
4 近づく裁きの時にエホバによって救われる人たちは,その後も神の命の道を教えられます。(ハバ2:14)復活する人たちもエホバについて学びます。今でも,あらゆる機会を活用して,エホバとそのくすしいみ業について語りましょう!―詩34:1;71:17。
[研究用の質問]
1. 預言者ハバククと同じように感じることがあるのはなぜですか。
2. 今日,信仰によって生きていることをどのように示せますか。
3. エホバへの奉仕に喜びを保つべきなのはなぜですか。
4. 今,そして将来,どんな喜びを経験できますか。