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ローマ

ローマ人への手紙

1 イエス・キリストの奴隷+であり,使徒+となるために召され+,神の良いたより+のために分けられたパウロから ― 2 その[良いたより]は,[神]がご自分の預言者たちを通して聖なる書の中にあらかじめ約束されたもので+,3 [神]のみ子に関するものです。その[み子]は,肉によれば+ダビデの胤*から出ましたが+,4 聖なる霊+によれば,死人の中からの復活により+,力をもって+神の子+と宣言された*方です。(そうです,それはわたしたちの主イエス・キリストで,5 わたしたち*は,その名に関してあらゆる国民の間に信仰の従順があるようにと+,この方を通して過分のご親切+と使徒職+とを受けたのであり,6 それら[諸国民]の間にあって,あなた方もまた,イエス・キリストのものとなるために召された者たちなのです。)― 7 聖なる者*となるために召され+,神に愛される者としてローマにいるすべての人たちへ+:

わたしたちの父なる神と主イエス・キリストからの過分のご親切と平和+があなた方にありますように+。

8 まず初めに,わたしは,あなた方すべてに関し,イエス・キリストを通してわたしの神に感謝をささげます+。それは,あなた方の信仰のことが世界じゅうで語られている+からです。9 み子についての良いたよりに関連してわたしが自分の霊をこめて神聖な奉仕をささげている*神が証人となってくださることですが+,わたしは自分の祈りの中でたゆむことなく常にあなた方のことを述べ+,10 もしもできるなら,今度こそは神のご意志のもとに+道が開かれ,あなた方のところに行けるようにと請い願っています。11 わたしはあなた方に会うことを切望しているのです+。それは,あなた方が確固とした者となるよう,霊的な賜物+を少しでも分け与えるためです。12 いえ,むしろそれは,あなた方の間で,各々互いの,つまりあなた方とわたしの信仰+によって,相互に励まし合うため*なのです+。

13 しかし,兄弟たち+,わたしは,ほかの国民の間におけると同じように,あなた方の間でも幾ばくかの成果+を得ようとして,あなた方のところに行こうと何度も志しながら+,今に至るまで妨げられてきたのであり,そのことを知らずにいて欲しくありません。14 ギリシャ人にもバルバロイ*にも,賢い者+にも分別のない者にも,わたしは負い目のある者です。15 それで,わたしには,ローマにいるあなた方にも+良いたよりを宣明したいという意欲があるのです+。16 わたしは良いたよりを恥じてはいない+からです。実際それは,信仰を持つすべての人にとって+,すなわちユダヤ人を初め+ギリシャ人にとっても*+,救いのための神の力なのです+。17 信仰のゆえに+,また信仰のために,神の義+がその中に啓示されているのです。「しかし義なる者 ― その者は信仰によって生きる+」と書かれているとおりです。

18 神の憤り+は,不義な方法で+真理を覆い隠している人々+のあらゆる不敬虔と不義+とに対して,天から表わし示されているのです。19 神について知りうる事柄は彼らの間で明らかだからであり+,神がそれを明らかにされたのです+。20 というのは,[神]の見えない+[特質],すなわち,そのとこしえの力+と神性*+とは,造られた物を通して認められるので+,世界の*創造以来明らかに見えるからであり+,それゆえに彼らは言い訳ができません+。21 彼らは,神を知りながら,それに神としての栄光を付さず,また感謝せず+,その推論するところにおいて無能な者となり+,その悟りの悪い心は暗くなったのです+。22 自分は賢いと唱えながら,彼らは愚かとなり+,23 不朽の神の栄光+を,朽ちる人間の,また鳥や四つ足の生き物やはうものの像+のようなものに変えました+。

24 そのため神は,彼らをその心の欲望に合わせて汚れに渡し+,彼らの体+が彼ら自身の間で辱められるようにされました+。25 すなわちそれは,神の真理+を偽りと換え+,創造した方より創造物をあがめてそれに神聖な奉仕をささげた者たちです。[創造した]方こそ永久にほめたたえられるのです。アーメン*。26 このゆえに神は,彼らを恥ずべき性欲に渡されました+。その女性は自らの自然の用を自然に反するものに変え+,27 同じく男性までが女性の自然の用を去り+,互いに対し,男性が男性に対して欲情を激しく燃やし+,卑わいな事柄*を行なって+十分な返報を身に受けました+。それは彼らの誤りに対して当然なものです+。

28 そして,ちょうど彼らが正確な知識をもって神を奉ずることをよしとはしなかったように+,神も彼らを非とされた精神状態に渡して+,不適当な事柄を行なうにまかされました+。29 彼らがあらゆる不義+・邪悪+・強欲+・悪+に満たされ,ねたみ+・殺人+・闘争+・欺まん+・悪念+に満ち,ささやく者+,30 陰口をきく者+,神を憎む者で,不遜+,ごう慢+,またうぬぼれが強く+,有害な事柄を考え出す者+,親に不従順な者+であり,31 理解力がなく+,合意したことに不誠実+で*,自然の情愛を持たず+,憐れみのない者+であったからです。32 こうした事を習わしにする者は死に価する+という,神の義なる定め+を十分に知りながら,彼らはそれを行ないつづけるだけでなく,それを習わしにする者たちに同意を与えてもいるのです+。

2 それゆえ,人よ+,あなたがだれであるにしても,[ほかの者を]裁くなら+,言い訳はできません。他の人を裁くその事柄において,あなたは自らを罪に定めているからです。それは,裁くあなた+が同じことを行なっているからです+。2 それでもわたしたちは,神の裁きは真実に即し+,こうした事柄を習わしにする者たちを非とするものであることを知っています。

3 しかし,人よ+,あなたは,こうした事柄を習わしにする者たちを裁き,同時に自分がそれを行なっていても,自分のほうは神の裁きを免れられる,というような考えを抱いてでもいるのですか+。4 それとも,神の温情があなたを悔い改め*に導こうとしていること+を知らないために,その親切+と堪忍+と辛抱強さ+との富を侮るのですか。5 しかしあなたは,自分のかたくなさ+と悔い改めのない心+によって,憤りの日+,また神の義の裁き+が表わし示される+[日]における憤りを,自らのために蓄えているのです+。6 そして,[神]は各々にその業に応じて報います+。7 良い業における忍耐によって栄光と誉れと不朽性+とを求めている者には永遠の命です。8 一方,争いを好み+,真理に従わないで+不義に従う者に対しては,憤りと怒り+,9 患難と苦難があります。それは,有害な事柄を行なうすべての人の魂に,ユダヤ人+を初めとしてギリシャ人にも臨みます+。10 しかし,栄光と誉れと平和が,良い事柄+を行なうすべての人に,ユダヤ人を初めとして+ギリシャ人にもあるのです+。11 神に不公平はないからです+。

12 例えば,律法なしに罪をおかした者は皆,やはり律法なしに滅びます+。しかし,律法のもとにあって罪をおかした者+はみな律法によって裁かれます+。13 律法を聞く者が神のみ前で義なる者なのではなく,律法を行なう者+が義なる者と宣せられる+からです。14 律法を持たない+諸国民の者たち+が生まれながらに律法にある事柄を行なう場合+,その人たちは律法を持ってはいなくても,自分自身が律法なのです。15 彼らこそ,律法の内容がその心に書かれていることを証明する者であり+,その良心+が彼らと共に証しをし,自らの考えの間で,あるいはとがめられ+,あるいは釈明されさえしているのです。16 わたしが宣明する良いたよりにしたがえば,神がキリスト・イエスを通して人類+の隠れた事柄+を裁く+日に,このことはなされます+。

17 さて,もしあなたが名目上のユダヤ人で+,律法に頼り+,神を誇りとし+,18 また,律法から口頭で教え諭されているために+,[神の]ご意志を知り+,優れた事柄を是認している*のなら,19 そして,自分が盲人の手引き+,闇にいる者の光+,20 道理をわきまえない者の矯正者+,みどりごの教え手+で,律法のうちに知識と真理+の骨組*+を持っていると確信しているのであれば ― 21 それなのに,ほかの人を教えているあなたが,自分を教えないのですか+。「盗んではいけない+」と宣べ伝えているあなたが,自分では盗むのですか+。22 「姦淫を犯してはいけない*+」と言っているあなたが,自分では姦淫を犯すのですか。偶像への憎悪を表わしているあなたが,自分では神殿[のもの]を奪う+のですか。23 律法を誇りとしているあなたが,自分では律法に違犯して+神を辱めるのですか。24 「神の名はあなた方のために諸国民の間で冒とくされている+」とあるのであり,書かれているそのとおりです。

25 実際のところ,割礼+は,あなたが律法を実践してはじめて益があるのです+。しかし,もしあなたが律法の違犯者であれば,あなたの割礼+は無割礼になっています+。26 したがって,もし無割礼の人+が律法の義の要求を守るなら+,その人の無割礼は割礼とみなされるのではありませんか+。27 そして,本来無割礼であるその[人]は,律法を実行することによって,その書かれた法典と割礼とがありながら律法の違犯者となっているあなたを裁く+ことになります。28 外面の[ユダヤ人]がユダヤ人ではなく+,また,外面の肉の上での割礼が[割礼]でもないのです+。29 内面の[ユダヤ人]がユダヤ人なのであって+,[その人の]割礼は霊による心の[割礼]で+,書かれた法典によるものではありません+。その人に対する称賛+は,人間からではなく,神から来ます+。

3 では,ユダヤ人の勝ったところは何ですか+。また,割礼の益は何ですか+。2 あらゆる点で非常に多くあります。まず第一に,彼らが神の神聖な宣言*を託されたことです+。3 では,[実情は]どうなのですか。ある者が信仰を表わさなかったとすれば+,その信仰の欠如が,神の忠実さ+を無力にでもするのでしょうか+。4 断じてそのようなことはないように! むしろ,すべての人が偽り者であったとしても+,神は真実であることが知られるように+。「あなたが言葉において義なることが証明され,裁かれる際には勝つため+」と書かれているとおりです。5 しかしながら,わたしたちの不義が神の義+を際立たせるのであれば,わたしたちは何と言えばよいのでしょうか。神が憤りを発しても不当であるわけではないでしょう+。(わたしは人間がするような言い方をしているのです+。)6 断じてそのようなことはないように! そうでなければ,神はどのようにして世を裁くのですか+。

7 しかしながら,もしわたしの偽りのゆえに神の真実さ+がいよいよ引き立って[神]の栄光となったのであれば,なぜわたしはなおも罪人として裁かれているのですか+。8 そして[なぜ],わたしたちが言いがかりを受け+,わたしたちがそう唱えているとある人たちが言うとおり,「良いことが来るように悪いことをしよう+」と[言わ]ないのですか。そうした[人たち]に対する裁き+は正当なものです+。

9 ではどうなのですか。わたしたちは勝った立場にいるのですか+。決してそうではありません! わたしたちはすでに,ユダヤ人もギリシャ人もみな罪*のもとにあるとの告発をしたのです+。10 こう書かれているとおりです。「義[人]はいない,一人もいない+。11 洞察力のある者はいない,神を探し求める者はいない+。12 すべて[の人]が[道から]それ,みな共に価値のない者となった。親切を行なう者はいない,一人すらいない+」。13 「そののどは開かれた墓,彼らは舌で欺まんを弄した+」。「毒へびの毒が彼らの唇の裏にある+」。14 「またその口はのろいと苦いことばで満ちている+」。15 「彼らの足は血を流すのに速い+」。16 「破滅と悲惨が彼らの道にあり+,17 彼らは平和の道を知らない+」。18 「彼らの目の前に神への恐れはない+」。*

19 さて,わたしたちは,律法*+の述べる事柄はみな,律法のもとにある者たちに対して語られていることを知っています。それは,すべての口がふさがれて+,全世界が神の処罰+に服するようになるためです+。20 したがって,律法の業によって肉なる者が[神]のみ前で義と宣せられることはありません+。律法によって+罪についての正確な知識が生じるのです+。

21 しかし今や,律法からは離れて神の義+が明らかにされました。律法と+預言者たちによって+証しされているとおりです+。22 そうです,イエス*・キリストに対する信仰による神の義であり+,信仰を持つすべての者のためのものです+。差別はないからです+。23 というのは,すべての者は罪をおかしたので+神の栄光に達しないからであり+,24 彼らがキリスト・イエスの[払った]贖いによる釈放+を通し*,[神]の過分のご親切によって義と宣せられるのは+,無償の賜物としてなのです+。25 神はこの方を,その血に対する信仰による+なだめのための捧げ物*として立てられました+。これはご自身の義を示すためでした。神は過去に,すなわちご自分が堪忍を働かせていた間に+なされた罪を許しておられたからです+。26 こうして今の時期にご自身の義を示し+,イエスに信仰を持つ人を義と宣する際にもご自分が義にかなうようにされました+。

27 では,誇るところはどこにあるのでしょうか+。そのようなことは締め出されているのです。どんな律法によってですか+。業の[律法]ですか+。決してそうではありません。信仰の律法によってです+。28 わたしたちは,人は律法の業とは別に,信仰によって義と宣せられる*,とみなすからです+。29 それとも,この方はユダヤ人だけの神なのですか+。諸国の人たちの[神]なのでもありませんか+。そうです,諸国の人たちの[神]でもあります+。30 もし神がほんとうにただひとりならばです+。[神]は,割礼を受けた人々を信仰の結果義と宣し+,無割礼の人々をもその信仰によって[義と宣する]のです+。31 では,わたしたちは自分の信仰によって律法を廃棄するのですか+。断じてそのようなことはないように! それどころか,わたしたちは律法を確立するのです+。

4 そうであれば,肉によるわたしたちの父祖アブラハムについて何と言えばよいでしょうか*+。2 例えば,もしアブラハムが業の結果義と宣せられたのなら+,彼には誇る根拠もあったことでしょう。といっても,神に対してではありません。3 聖句は何と言っているでしょうか。「アブラハムはエホバ*に信仰を働かせ,彼に対してそれは義とみなされた+」。4 さて,働く人に対して+,給料は過分の親切ではなく+,債務とみなされます*+。5 他方,業を行なわなくても,不敬虔な者を義と宣する方に信仰を置く人に対しては+,その人の信仰が義とみなされるのです+。6 ダビデも,神が業を別にして義とみなしてくださる人の幸いについて語っている*とおりです。7 「その不法な行ないを赦され+,罪を覆われた者は幸いである+。8 エホバ*がその罪を考慮に入れることのない人は幸いである+」。

9 では,この幸いは割礼を受けた人々に臨むのですか。それとも,無割礼の人々にもですか+。というのは,「アブラハムに対してその信仰は義とみなされた+」と,わたしたちは言うからです。10 では,どんな事情のもとでそのようにみなされたのですか。彼が割礼[を受けてから]ですか,それとも無割礼の時でしたか+。割礼[を受けてから]ではなく,無割礼の時です。11 そして彼はしるし,すなわち割礼を,無割礼の状態で得ていた信仰による義の証印*として受けたのです+。それは,無割礼の状態で信仰を持つ人+すべての父となり+,その人たちが義とみなされるためでした。12 それで,[彼は]割礼のある子孫の父ですが,割礼を堅く守る者たちに対してだけでなく,無割礼の状態にありながら,わたしたちの父+アブラハムが持ったあの信仰の足跡にそって整然と歩む者たちに対しても[父]なのです。

13 というのは,世の相続人となるという約束をアブラハムとその胤が得たのは+,律法を通してではなく,信仰による義を通してであったからです+。14 律法を堅く守る者たちが相続人であるのなら,信仰は無用となり,その約束は廃棄されたことになります+。15 実際のところ,律法は憤りを生じさせ+,律法のないところには違犯もないのです+。

16 このような訳で,それは信仰の結果でした。それが過分のご親切によるものとなって+,その約束+が彼の胤すべてに+,すなわち,律法を堅く守る者だけでなく,アブラハムの信仰を堅く守る者に対しても,確かなものとなるためでした。(彼はわたしたちすべての父であり+,17 「わたしはあなたを任じて多くの国の民の父とした+」と書かれているとおりです。)これは,彼が信仰を抱いていた方,すなわち,死人を生かし+,無い物を有るかのように呼ばれる*+,その神のみ前においてのことでした。18 達しがたい希望ではありましたが,それでも希望をよりどころとして彼は信仰を抱きました+。それは,「あなたの胤もそのようであろう」と言われたところにしたがって+,彼が多くの国の民の父となるためでした+。19 そして彼は,信仰においては弱くなりませんでしたが,およそ百歳であったので+,自分の体がすでに死んだも同然であること+,またサラの胎が死んだ状態にあること+を思い見ました。20 しかし,神の約束のゆえに+,信仰を欠いてたじろいだりすることなく+,むしろ信仰によって強力になり+,神に栄光を帰し,21 また,[神]はご自分の約束した事を果たすこともできるのだと十分に確信していました+。22 ゆえに,「彼に対してそれは義とみなされた」のです+。

23 しかしながら,「彼に対してそれが[そのように]みなされた+」ということは,ただ彼のためだけでなく+,24 [同じように]みなしていただくことになっているわたしたちのためにも書かれたのです。わたしたちは,わたしたちの主イエスを死人の中からよみがえらせた方を信じて頼っているからです+。25 [イエス]はわたしたちの罪過のために引き渡され+,わたしたちを義と宣するためによみがえらされたのです+。

5 それゆえ,わたしたちは信仰の結果義と宣せられたのですから+,わたしたちの主イエス・キリストを通して神との平和を楽しもうではありませんか+。2 この[キリスト]を通して,わたしたちは,自分たちがいま立っているこの過分のご親切に,信仰によって*近づくことができました+。それで,神の栄光の希望をよりどころとして,歓喜しようではありませんか+。3 それだけでなく,患難にあっても歓喜しましょう+。患難が忍耐を生じさせることをわたしたちは知っているからです+。4 かわって,忍耐は是認を受けた状態を+,是認を受けた状態は希望を[生じさせ+],5 その希望が失望*に至ることはありません+。神の愛+が,わたしたちに与えられた聖霊を通して+,わたしたちの心の中に注ぎ出されているからです+。

6 実に,キリストは,わたしたちがまだ弱かった間に+,不敬虔な者たち*のため,定められた時に死んでくださったのです+。7 義なる[人]のために死ぬ者はまずいません+。もっとも,善良な[人]のためなら+,あるいはだれかがあえて死ぬこともあるかもしれません+。8 ところが神は,わたしたちがまだ罪人であった間にキリストがわたしたちのために死んでくださったことにおいて+,ご自身の愛をわたしたちに示しておられるのです+。9 それゆえ,わたしたちは[キリスト]の血によって今や義と宣せられたのですから+,ましてこの方を通して憤りから救われるはずです+。10 わたしたちが敵であった時に+み子の死を通して神と和解したのであれば+,まして和解した今,[み子]の命によって救われるはずだからです+。11 それだけではありません。わたしたちはさらに,わたしたちの主イエス・キリスト*を通し,神にあって歓喜しています。この[キリスト]を通して,わたしたちは今や和解を授かったのです+。

12 それゆえ,一人の人を通して罪が世に入り+,罪を通して死が[入り+],こうして死が,すべて[の人]が罪をおかしたがゆえにすべての人に広がった+のと同じように ―。13 というのは,律法以前にも罪は世にあったからです。ただ,律法がなければだれも罪の責めを受けないのです+。14 それにもかかわらず,死はアダムからモーセに至るまで,アダムの違犯と同様の罪+をおかさなかった者に対しても王として支配しました+。[アダム]は来たるべき方と類似していました*+。

15 しかし,賜物の場合は罪過の場合と異なっています。一人の人の罪過によって多くの者が死んだのであれば,神の過分のご親切と,一人の人+イエス・キリストの過分のご親切を伴う[神]の無償の賜物とは,いよいよ多くの者に+満ちあふれるからです。16 また,無償の賜物+の場合は,罪をおかした一人[の人]を通して物事が作用した場合+と異なっています。裁き+は一つの罪過から有罪宣告+に至りましたが,賜物は多くの罪過から義の宣言*+に至ったからです。17 というのは,一人[の人]の罪過により+,その人を通して死が王として支配したのであれば+,まして,過分のご親切と無償の賜物+である*義とを満ちあふれるほどに受ける者たちは+,一人[の方]イエス・キリストを通し+,命にあって王として支配するからです+。

18 こうして,一つの罪過を通してあらゆる人に及んだ結果が有罪宣告であったのと同じように+,正しさを立証する一つの行為*を通して+あらゆる人に及ぶ+結果もまた,命のために彼らを義と宣することなのです+。19 一人の人の不従順を通して多くの者が罪人とされたのと同じように+,一人[の方]の従順を通して+多くの者が+義とされるのです+。20 さて,律法は+,罪過が満ちあふれるために入り込んで*来ました+。しかし,罪が満ちあふれたところでは+,過分のご親切がなおいっそう満ちあふれました+。21 何のためですか。罪が死を伴って+王として支配したのと同じように,過分のご親切+もまた,わたしたちの主イエス・キリストを通して来る永遠の命の見込みを伴いつつ+,義によって王として支配するためでした。

6 そこで,わたしたちは何と言えばよいでしょうか。過分のご親切が満ちあふれるために,罪のうちにとどまるべきですか+。2 断じてそのようなことはないように! わたしたちは罪に関しては死んだのですから+,どうしてなおもそのうちに生きつづけてよいでしょうか+。3 それともあなた方は知らないのですか。キリスト・イエス*へのバプテスマを受けたわたしたちすべては+,その死へのバプテスマを受けたのです+。4 ですから,彼の死へのバプテスマ[を受けたこと]によって,わたしたちは彼と共に葬られたのです+。それは,キリストが父の栄光によって死人の中からよみがえらされたのと同じように+,わたしたちも命の新たな状態の中を歩むためです+。5 彼の死と似た様になって+彼と結ばれた*のであれば,わたしたちは必ず,彼の復活と[似た様になって+]やはり[彼と結ばれる]のです。6 わたしたちが知るとおり,わたしたちの古い人格*は[彼]と共に杭につけられたのであり+,それは,罪深い体*が無活動にされて+,もはや罪に対する奴隷とはならないためです+。7 死んだ者は[自分の]罪から放免されている*のです+。

8 さらに,キリストと共に死んだのであれば,彼と共に生きるようになることをもわたしたちは信じています+。9 死人の中からよみがえらされた今+,キリストはもはや死なない+ということを,わたしたちは知っているからです。死はもはや彼に対して主人ではありません。10 彼の遂げた死,それは罪に関してただ一度かぎり遂げた死であったからです+。また,[いま]生きておられる[命],それは神に関して生きておられる[命]なのです+。11 あなた方も同様です。自分を,罪に関してはまさしく死んだもの+,しかし,神に関してはキリスト・イエスによって生きているもの+とみなしなさい。

12 それゆえ,罪があなた方の死ぬべき体の中で引き続き王として支配し+,あなた方が[体]の欲望に従うということがあってはなりません+。13 また,あなた方の肢体を引き続き不義の武器として+罪に差し出してもなりません+。むしろ,自分を死人の中から生き[返っ]たものとして神に差し出し+,また自分の肢体を義の武器+として神に[差し出し]なさい。14 律法のもとにではなく+過分のご親切のもとにある+以上,罪があなた方の主人となってはならない*からです。

15 ではどうなりますか。わたしたちは,律法のもとにではなく+過分のご親切のもとにいる+がゆえに罪を犯すのですか。断じてそのようなことはないように! 16 あなた方は,自分を奴隷としてだれかに差し出してそれに従ってゆくなら,その者に従うがゆえにその奴隷となり+,死の見込みを伴う+罪の[奴隷+]とも,あるいは義+の見込みを伴う従順+の[奴隷]ともなることを知らないのですか。17 しかし,神に感謝すべきことに,あなた方は罪の奴隷であったのに,その導き渡された教えの様式に心から従順になりました+。18 そうです,あなた方は罪から自由にされ+,そのゆえに義に対する+奴隷となったのです+。19 わたしは,あなた方の肉の弱さ+のために人間的な言い方をします。あなた方は,[かつて]自分の肢体+を,不法の見込みを伴う*不法と汚れに対する奴隷として+差し出したように,今は自分の肢体を,神聖さの見込みを伴う義に対する奴隷として差し出しなさい+。20 罪の奴隷であった時+,あなた方は義については自由であったのです。

21 では,あなた方がその当時得ていたのはどんな実+でしたか。それは,あなた方が今では恥じているもの+です*。その終わり*は死であるからです+。22 しかし,今あなた方は罪から自由にされて神に対する奴隷となったので+,神聖さの面で自分の実+を得ており,その終わりは永遠の命です+。23 罪の報い*は死ですが+,神の賜物*+は,わたしたちの主キリスト・イエスによる+永遠の命+だからです。

7 兄弟たち,律法が人に対して主人となるのはその人が生きている間であるということを,あなた方は知らないのでしょうか+。(わたしは,律法を知っている人たちに話しているのです。)2 例えば,結婚している女*は,夫が生きている間は律法によって彼のもとに縛られています。しかし,夫が死ねば,彼女は夫の律法から解かれます+。3 それですから,夫が生きている間に別の男のものとなったとすれば,その女は姦婦*ととなえられるでしょう+。しかし,夫が死ねば,その女は彼の律法から自由になるので,別の男のものとなったとしても,姦婦ではありません+。

4 それで,わたしの兄弟たち,あなた方も,キリストの体により律法に対して死んだものとされたのです+。それは,あなた方が別の方のもの+,死人の中からよみがえらされた方のものとなって+,わたしたちが神への実+を結ぶためです。5 わたしたちが肉にしたがっていた時には+,律法によってかき立てられた罪深い情欲がわたしたちの肢体のうちに働いて,わたしたちに死への実を生み出させていたのです+。6 しかし,今やわたしたちは律法から解かれました+。自分たちが堅く抑えられていたものに対して死んだからです+。それは,霊によって+新しい意味での奴隷*となり+,書かれた法典+による,古い意味での[奴隷とはなら]ないためです。

7 では,わたしたちは何と言えばよいでしょうか。律法が罪なのですか+。断じてそうはならないように! 実際,律法がなかったなら,わたしは罪を知ることはなかったでしょう+。たとえば,律法が,「あなたは貪ってはならない+」と言っていなかったら,わたしは貪欲+ということを知らなかったでしょう。8 しかし,罪はおきてを通して誘いを受け+,わたしのうちにあらゆる貪欲を生み出しました。律法がなければ,罪は死んでいたのです+。9 事実,わたしはかつて律法なしに生きていました+。しかしおきてが到来した時+,罪は生き返り,わたしは死にました+。10 そして,命に至らせるおきて+,わたしはこれが,死に至らせるものであることを見いだしました+。11 罪はおきてを通して誘いを受け,わたしをたぶらかし+,それを通してわたしを殺したのです。12 それゆえに,律法そのものは聖なるものであって+,おきては聖にして義にかない+,良いものです+。

13 では,良いものがわたしにとって死となったのですか。断じてそのようなことはないように! そうではなく,罪がそうなったのです。それが良いものを通してわたしに死を生み出すそうした罪として示されるためであり+,罪がおきてを通していよいよ罪深いものとなるためでした+。14 わたしたちが知っているとおり,律法は霊的なものであるからです+。しかしわたしは肉的であって,罪のもとに売られているのです+。15 わたしは自分の生み出しているものを知らないからです。自分の願う*ところ,それをわたしは実践せず,かえって自分の憎むところ,それを行なっているのです。16 しかし,自分の願わないところ,それがわたしの行なうところとなっているなら+,わたしは,律法がりっぱなものであることに同意しているのです+。17 しかし今,それを生み出しているのはもはやわたしではなく,わたしのうちに住む罪です+。18 わたしは自分のうち,つまり自分の肉のうちに,良いものが何も宿っていないことを知っているのです+。願う能力+はわたしにあるのですが,りっぱな事柄を生み出す能力+はないからです。19 自分の願う良い事柄は行なわず+,自分の願わない悪い事柄,それが自分の常に行なうところとなっているのです。20 では,自分の願わない事柄,それがわたしの行なうところであるなら,それを生み出しているのはもはやわたしではなく,わたしのうちに宿っている罪です+。

21 そこでわたしは,自分の場合にこの法則を見いだします。自分では正しいことをしたいと願うのに+,悪が自分にあるということです+。22 わたしは,内なる人+にしたがえば神の律法をほんとうに喜んでいますが+,23 自分の肢体+の中では別の律法がわたしの思い+の律法と戦い+,わたしをとりこにして肢体の中にある罪の律法へと引いて行く+のを見ます。24 わたしは実に惨めな*人間です! こうして死につつある体+から,だれがわたしを救い出してくれるでしょうか。25 わたしたちの主イエス・キリストを通してただ神に感謝すべきです+! こうして,わたし自身は,思いでは神の律法に対する奴隷ですが+,肉においては罪の律法に対する[奴隷]なのです+。

8 こういうわけで,キリスト・イエスと結ばれた者たちに対して有罪宣告はありません+。2 キリスト・イエスと結びついた命+を与える霊+,その[霊]の律法+が,あなたを罪と死の律法+から自由にした+からです。3 肉による弱さ+があるかぎり律法には無能力なところがあったので+,神は,ご自身のみ子を罪深い肉と似た様で+,また罪に関連して+遣わすことにより+,肉において罪に対する有罪宣告をされたのです。4 それは,律法の義の要求が,肉にではなく,霊にしたがって歩む+わたしたちのうちに全うされるため+でした。5 肉にしたがう者は自分の思いを肉の事柄に向けるのに対し+,霊にしたがう者は霊の事柄に[向ける]からです+。6 肉の思うことは死を意味するのに対し+,霊の思うこと+は命と平和を意味するのです。7 肉の思うことは神との敵対を意味するからです+。それは神の律法に服従しておらず+,また,現に[服従し]えないのです。8 それで,肉と和している者+は神を喜ばせることができません。

9 しかし,神の霊があなた方のうちに真に宿っているなら+,あなた方は,肉とではなく,霊と和しているのです+。けれども,キリストの霊+を持たない人がいれば,その人は彼に属する者ではありません。10 しかし,キリストがあなた方と結びついているなら+,体は罪のゆえに確かに死んでいるとしても,霊は義のゆえに命となっているのです+。11 そして,イエスを死人の中からよみがえらせた方の霊があなた方のうちに宿っているのなら,キリスト・イエスを死人の中からよみがえらせたその方+は,あなた方のうちに住むご自分の霊によって,あなた方の死ぬべき体をも生かしてくださる+のです。

12 それですから,兄弟たち,わたしたちは義務を負っています。それは,肉にしたがって生きる+という,肉に対する[義務]ではありません。13 肉にしたがって生きるなら,あなた方は必ず死に至るからです+。しかし,霊によって体の習わしを殺すなら+,あなた方は生きるのです。14 神の霊に導かれる者はみな神の子であるからです+。15 あなた方は,再び恐れを生じさせる奴隷身分の霊を受けたのではなく+,養子縁組+の*霊を受けたのであり+,わたしたちはその霊によって,「アバ*+,父よ!」と叫ぶのです。16 霊+そのものが,わたしたちの霊+と共に,わたしたちが神の子供であること+を証ししています+。17 さて,子供であるならば,相続人でもあります。実に,神の相続人であり,キリストと共同の相続人+なのです。ただし,共に栄光を受けるため+,共に苦しむ+ならばです。

18 それゆえ,今の時期の[いろいろな]苦しみ+は,わたしたちのうちに表わし示されようとしている栄光に比べれば+,取るに足りないものとわたしは考えます。19 創造物+は切なる期待+を抱いて神の子たちの表わし示されることを待っているのです+。20 創造物は虚無に服させられましたが+,それは自らの意志によるのではなく,服させた方によるのであり,それはこの希望に基づいていたからです+。21 すなわち,創造物+そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ+,神の子供の栄光ある自由を持つようになることです*。22 わたしたちが知るとおり,創造物すべては今に至るまで共にうめき,共に苦痛を抱いているのです。23 それだけではありません。初穂+としての霊を持つわたしたち自身も,そうです,わたしたち自身が,自らの内でうめきつつ+,養子縁組+を*,すなわち,贖いによって自分の体から解き放されることを切に待っているのです。24 わたしたちは[この]希望のもとに救われたからです+。しかし,見えている希望は希望ではありません。というのは,その事柄が見えるとき,人はそれに対して希望を抱くでしょうか。25 しかし,見ていないものに+希望を抱くのであれば+,わたしたちは忍耐してそれを待ちつづけるのです+。

26 同じように,霊+もまたわたしたちの弱さのために助けに加わります+。[祈る]べきときに何を祈り求めればよいのかをわたしたちは知りませんが+,霊+そのものがことばとならない*うめきと共にわたしたちのために願い出てくれるからです。27 それでも,心を探る方+は,霊+の意味するところ*が何かを知っておられます。それは神にしたがいつつ聖なる者たち+のために願い出ているからです。

28 さて,わたしたちは,神を愛する者たち,つまりご自身の目的にしたがってお召しになった者たち+の益のために,神*がそのすべてのみ業+を協働させておられることを知っています。29 ご自分が最初に認めた者たち*+を,[神]はまた,み子の像+にかたどったものとするように+あらかじめ定められた*+からです。それは,[み子]が多くの兄弟たち+の中で初子+となるためでした。30 さらに,[神]があらかじめ定めた者たち+は,またお召しになった者たち+でもあります。そして,お召しになった者たちは,ご自分が義と宣した者たち+でもあります。最後に,[神]が義と宣した者たちは,栄光をお与えになった者たち+でもあるのです。

31 では,これらのことに対してわたしたちは何と言えばよいでしょうか。もし神がわたしたちの味方であるなら,だれがわたしたちに敵する*でしょうか+。32 ご自身のみ子をさえ惜しまず+,わたしたちすべてのためにこれを引き渡してくださったその方が+,どうしてそのご親切によって,[み子]と共にほかのすべてのものをも与えてくださらないことがあるでしょうか+。33 神の選ばれた者たちに対してだれが訴えを提出するでしょうか+。神が[彼らを]義と宣しておられるのです+。34 罪に定める者はだれですか。キリスト・イエス*は死んでくださった方,いえ,死人の中から*よみがえらされて神の右+におられる方であり,この方はまた,わたしたちのために願い出てくださるのです+。

35 だれがキリスト*の愛からわたしたちを引き離すでしょうか+。患難,あるいは苦難,迫害,飢え,裸,危険,剣でしょうか+。36 「あなたのためにわたしたちはひねもす死に渡されており,ほふられる羊のようにみなされた+」と書かれています。37 しかしその逆に,わたしたちは,わたしたちを愛してくださった方によって,これらのすべての事に全く勝利を収めているのです+。38 死も,生+も,み使い+も,政府+も,今あるものも,来たるべきものも,力+も,39 高さも,深さも,またほかのどんな創造物も,わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛からわたしたちを引き離しえないことを,わたしは確信しているからです+。

9 わたしはキリストにあって真実を語ります+。偽りを述べるのではありません+。わたしの良心も聖霊によって共に証ししているからです。2 わたしの心には大きな悲嘆と絶えざる苦痛があります+。3 わたしは,自分の兄弟たち,肉によるわたしの同族+のために,自分自身がのろわれた者*としてキリストから引き離されることをさえ願うのです+。4 彼らはつまりイスラエル人+で,養子縁組+と栄光+と[いろいろな]契約+と律法の授与+と神聖な奉仕*+と[数々の]約束+とは彼らに属しています。5 父祖たち+は彼らに属し,キリストも,肉によれば,彼らから[出た]のです+。すべてのものの上におられる神*+が永久にほめたたえられますように。アーメン。

6 しかし,これは神の言葉がついえたというようなことではありません+。イスラエルから[出る]者がみな真に「イスラエル」なのではないからです+。7 また,アブラハムの胤だからといって,彼らがみな子供なのでもありません+。むしろ,「『あなたの胤』と呼ばれるものはイサクを通してであろう+」とあります。8 つまり,肉による子供+が真に神の子供なのではなく+,約束による子供+が胤とみなされるのです。9 約束の言葉は次のとおりでした。「この時期にわたしは来る。そして,サラには男の子ができるであろう+」。10 しかし,その場合だけでなく,リベカがただ一人の[人],わたしたちの父祖イサクによって双子を宿した時+もそうでした。11 彼らがまだ生まれておらず,良いこともいとうべきことも行なっていなかった時に+,選びに関する神の意図が,業にではなく,召される方に引き続き依存するため+,12 彼女に,「年上の者が年下の者の奴隷になる+」と言われたのです。13 「わたしはヤコブを愛し,エサウを憎んだ+」と書かれているとおりです。

14 では,何と言えばよいでしょうか。神に不正があるのですか+。断じてそのようなことにはならないように! 15 [神]はモーセに,「わたしはだれでも自分の憐れむ者を憐れみ,自分が情けをかける者に情けをかける+」と言っておられるからです。16 それですから,願う者にでも走る者にでもなく,ただ憐れみを持たれる+神にかかっているのです+。17 聖書はファラオにこう言っているからです。「あなたに関連してわたしが自分の力を示すため,またわたしの名が全地で宣明されるため,まさにこのために,わたしはあなたを長らえさせた*のである+」。18 それですから,[神]は,ご自分の望む者を憐れみ+,またご自分の望む者をかたくなにならせるのです+。

19 そこであなたはわたしに言うでしょう,「なぜ[神]はなおもとがめるのか。いったいだれがその明示されたご意志に抗しえただろうか+」と。20 人よ+,神に言い逆らうとは,いったいあなたは何者なのですか+。形作られたものが,それを形作った者に向かって,「なぜわたしをこのように作ったのか」と言うでしょうか+。21 どうでしょう。陶器師+は,粘土に対して,同じ固まりから,一つの器を誉れある用途のために,別のものを誉れのない用途のために作る権限を持っていないでしょうか+。22 そこで,もし神が,ご自分の憤りを表明し,かつご自分の力を知らせようとの意志を持ちながらも,滅びのために整えられた憤りの器+を,多大の辛抱強さをもって忍び,23 それによって憐れみの器+に対するご自分の栄光の富を知らせようとされた+のであれば,[どうなのでしょうか]。その[憐れみの器]とは[神]が栄光のためにあらかじめ備えられたもの+,24 すなわちわたしたちであり,ユダヤ人だけでなく,諸国民の中からも召されているのです+。25 ホセア[の書]の中でも言っておられるとおりです。「わたしの民ではなかった者+を『わたしの民』と呼び,愛していなかった[女]を『[わたしの]愛する者』と[呼ぶ]であろう+。26 そして彼らは,『あなた方はわたしの民ではない』と言われたその場所で,『生ける神の子ら+』と呼ばれるであろう」。

27 さらに,イザヤはイスラエルに関してこう叫んでいます。「イスラエルの子らの数は海の砂のようであるとしても+,救われるのは残りの者である+。28 エホバ*が地上で決済をして結末をつけ,しかもそれを短くされる*からである+」。29 また,イザヤがそれ以前に言っていたとおりです,「万軍のエホバ*+がわたしたちに胤を残されなかったなら,わたしたちはソドムのようになり,またゴモラのようにされていたであろう+」。

30 では,わたしたちは何と言えばよいでしょうか。諸国の人々は,義を追い求めていなかったにもかかわらず,義に+,すなわち信仰の結果である義+に追いつき,31 一方イスラエルは,義の律法を追い求めていたにもかかわらず,律法に達しなかったのです+。32 どんな理由のためですか。彼がそれを,信仰によらず,業によるかのように追い求めたからです+。彼らは「つまずきの石」につまずいたのです+。33 「見よ,わたしはシオンに,つまずきの石+と,とがのもととなる岩塊+とを据える。だが,それ*に信仰を置く者は失望に至ることがない*+」と書かれているとおりです。

10 兄弟たち,わたしの心の善意と,彼らのために神にささげる祈願は,彼らの救いのためにほかなりません+。2 わたしは,彼らが神に対する熱心さ+を抱いていることを証しする*のです。しかし,それは正確な知識+によるものではありません。3 彼らは神の義を知らないで+,自分たち自身の[義]を確立しようと努めたために+,神の義に服さなかったからです+。4 キリストは律法の終わり*であり+,こうして,信仰を働かせる者はみな義を得るのです+。

5 モーセは,律法の義を行なった人はそれによって生きる,と書いています+。6 しかし,信仰の結果である義はこのように語ります。「あなたの心の中で+,『だれが天へ上るだろうか+』と言っては,つまりキリスト+を引き下ろそうとしてはならない。7 また,『だれが底知れぬ深みへ下るだろうか+』と[言っては],つまりキリストを死人+の中から引き上げようとしてはならない」。8 では,それは何と言うのですか。「その言葉はあなたに近く,あなたの口の中,あなたの心の中にある+」。つまり,信仰の「言葉+」のことであり,わたしたちが宣べ伝えている*ものです+。9 その『あなたの口の中にある言葉』,つまり,イエスは主*である+ということを公に宣言し+,神は彼を死人の中からよみがえらせたと心の中で信仰を働かせるなら+,あなたは救われるのです+。10 人は,義のために心で+信仰を働かせ,救いのために口で公の宣言+をするからです。

11 聖書は,「彼に信仰を置く+者はだれも失望させられない*+」と言っています。12 ユダヤ人とギリシャ人の間に差別はないからです+。すべての者の上に同じ主がおられ,この方はご自分を呼び求めるすべての者に対して豊か+なのです。13 「エホバ*の名を呼び求める者はみな救われる」のです+。14 しかし人は,自分が信仰を持っていない者をどうして呼び求めるでしょうか+。また,自分が聞いたこともない者にどうして信仰を持つでしょうか。また,宣べ伝える者がいなければ,どうして聞くでしょうか+。15 また,遣わされたのでなければ,どうして宣べ伝えるでしょうか+。「良い事柄についての良いたよりを宣明する者の足は何と麗しいのだろう+」と書かれているとおりです。

16 しかしながら,すべての人が良いたよりに従ったのではありません+。イザヤは,「エホバ*よ,わたしたちから聞いた事柄にだれが信仰を置いたでしょうか+」と言っているからです。17 ですから,信仰は聞く事柄から生じるのです+。一方,聞く事柄はキリストについての言葉*によるのです+。18 しかしながら,わたしは言います。彼らは聞かなかったわけではないでしょう。実に,「その音は全地へ出て行き+,その発言は人の住む地*の果て*にまで[行った+]」のです。19 しかしながら,わたしは言います。イスラエルは知らなかったわけではないでしょう+。最初にモーセはこう言っています。「わたしは,国民ではないものによってあなた方にねたみを起こさせ,愚鈍な国民によってあなた方に激しい怒りを起こさせる+」。20 しかし,イザヤはすこぶる大胆になってこう言っています。「わたしは,わたしを探していなかった者たちに見いだされ+,わたしを求めていなかった者たちに明らかになった+」。21 しかし,イスラエルについてはこう言っています。「わたしは,不従順で+,口答えをする民に向かって,ひねもす自分の手を伸べた+」。

11 では,わたしは言います。神はご自分の民を退けられたわけではないでしょう+。断じてそのようなことはないように! わたしもイスラエル人であり+,アブラハムの胤の者,ベニヤミン部族の者だからです+。2 神はご自分が最初に認めた*民を退けたりはされませんでした+。あなた方は,エリヤに関して聖書が述べていることを知らないのでしょうか。彼はイスラエルを責めて神に願い出ているのです+。3 「エホバ*よ,彼らはあなたの預言者たちを殺し,あなたの祭壇を掘り起こし,私ひとりが残されました。それなのに彼らは私の魂*を求めているのです+」。4 しかし,神の宣言+は彼に何と言うでしょうか。「わたしは自分のために男子七千人を残した。バアルにひざをかがめなかった者たちである+」。5 それゆえ,これと同じようにして,今の時期にも,残りの者+が過分のご親切による選び+によって出て来たのです。6 さて,それが過分のご親切によるのであれば+,それはもはや業にはよらないのです+。そうでなければ,過分のご親切はもはや過分のご親切ではなくなってしまいます+。

7 では,どうなるのですか。イスラエルは自分が切に追い求めているものを得ず+,ただ選ばれた者*+がそれを得たのです。あとの者は感覚を鈍くされました+。8 「神*は彼らに深い眠りの霊を与え+,今日この日に至るまで,目が見えないように,耳が聞こえないようにされた+」と書かれているとおりです。9 また,ダビデはこう言っています。「彼らの食卓*が彼らにとってわな,仕掛け,つまずきのもと,応報となるように+。10 彼らの目は暗くなって見えなくなるように。またその背を常にかがませてください+」。

11 そこでわたしは尋ねます。彼らはつまずいて全く倒れてしまった+のですか。断じてそのようなことはないように! しかし,彼らの踏み外し+によって諸国の人たちに救いがあるのであり+,それは彼らにねたみを起こさせるためです+。12 さて,彼らの踏み外しが世にとって富となり,彼らの減退が諸国の人たちにとって富となるのであれば+,彼らの数のそろうこと*+はなおのことそのようになるはずです。

13 そこで諸国の人たちに言います。わたしは実際には諸国民への+使徒+なのですから,自分のこの奉仕の務め+を栄光あるものとします+。14 それは,何とかしてわたしの骨肉[の者たち]にねたみを起こさせて,その中から+幾人かでも救えれば+と[願うから]です。15 というのは,彼らを捨て去ること+が世にとって和解+を意味するのであれば,彼らを迎え入れることは死からの命以外の何を意味するでしょうか。16 さらに,初穂+[として取られた部分]が聖なるものであれば,その固まりもそうなのです。また,根が聖なるものであれば+,枝もそうなのです。

17 しかしながら,枝のうちのあるものが折り取られ,他方あなたが,野生のオリーブでありながらその[枝]に交じって接ぎ木され+,そのオリーブ+の肥えた+根にあずかる者となっていても,18 それらの枝に対して勝ち誇ってはなりません。しかし,たとえそれらに対して勝ち誇るとしても+,あなたが根を支えているのではなく+,根があなたを[支えている]のです+。19 ここであなたは言うでしょう,「わたしが接ぎ木されるために+枝は折り取られたのだ+」と。20 そのとおりです! 彼らは信仰の欠如のゆえに+折り取られ,一方あなたは信仰によって立っているのです+。高ぶった考えを抱かず+,むしろ恐れの気持ちでいなさい+。21 神が本来の枝を惜しまなかったのであれば,あなたを惜しまれることもないからです+。22 それゆえ,神のご親切+と厳しさとを見なさい+。倒れた者たちに対しては厳しさがあります+。一方あなたに対しては神のご親切があります。ただし,あなたがそのご親切のうちにとどまっていれば+のことです。そうでないと,あなたも切り落とされることになります+。23 また彼らも,信仰の欠如のうちにとどまっていなければ,接ぎ木されることになるのです+。神は彼らを再び接ぎ木することができるからです。24 というのは,あなたが本来野生のオリーブの木から切り取られ,自然に反して園のオリーブの木に接ぎ木されたのであれば+,まして,本来それに属するこれらのものは自らのオリーブの木に接ぎ木されるはずだからです+。

25 兄弟たち,あなた方が[ただ]自分の目から見て思慮深い者とならないために,わたしはあなた方がこの神聖な奥義+について無知でいることがないようにと願うのです。すなわち,諸国の人たちが入って来て+[その人たちの]数がそろう*まで+,感覚の鈍り+がイスラエルに部分的に生じ,26 こうして全イスラエル+が救われることです。まさに書かれているとおりです。「救出者がシオンから出て+,不敬虔な習わしをヤコブから遠ざける+。27 そして,わたしが彼らの罪を取り去る時,これが彼らに対するわたしの契約である+」。28 確かに,良いたよりについて言えば,彼らはあなた方の益のために敵となっていますが+,[神の]選び*について言えば,彼らはその父祖たちの益のために愛されています+。29 神の賜物と召しとは,[神]が悔やまれる事柄ではないからです+。30 あなた方がかつては神に不従順で+,今は彼らの不従順+のゆえに憐れみを受けている+のと同じように,31 彼らがいま不従順になってあなた方に憐れみが及んでいても+,それは彼ら自身も今や憐れみを受けるためなのです。32 神は彼らすべてを共に不従順のうちに閉じ込め+,こうしてそのすべてに憐れみを示そうとされたのです+。

33 ああ,神の富+と知恵+と知識+の深さよ。その裁きは何と探りがたく+,その道は[何と]たどりがたいものなのでしょう。34 「だれがエホバ*の思いを知るようになり+,だれがその助言者となったであろうか+」,35 また,「だれがまず[神]に与えてその者に報いがされなければならないようにしただろうか+」とあるのです。36 すべてのものは[神]から,また[神]により,そして[神]のためにあるからです+。[神]に栄光が永久にありますように+。アーメン。

12 そのようなわけで,兄弟たち,わたしは神の情けによってあなた方に懇願します。あなた方の体を,神に受け入れられる+,生きた+,聖なる+犠牲として+差し出しなさい+。これがあなた方の理性による+神聖な奉仕*+です。2 そして,この事物の体制*に合わせて形作られるのをやめなさい+。むしろ,思いを作り直すことによって自分を変革しなさい+。それは,神の善にして受け入れられる完全なご意志+を自らわきまえ知る+ためです。

3 わたしは,自分に与えられた過分のご親切によって,あなた方の中のすべての人に言います。自分のことを必要以上に考えてはなりません+。むしろ,神が各々に信仰+を分け与えてくださったところに応じ+,健全な思いを抱けるような考え方をしなさい+。4 わたしたちが一つの体に多くの肢体を持っていても+,その肢体がみな同じ機能を持つわけではないのと同じように,5 わたしたちも,数多くいるにしても,キリストと結ばれた一つの体+であり,また,それぞれ互いに所属し合う肢体であるからです+。6 こうしてわたしたちは,自分に与えられた過分のご親切に応じて+それぞれ異なった賜物を持っているのですから+,それが預言であれば,[自分に]あてがわれた信仰に応じて[預言をし],7 奉仕の務めであれば,その奉仕の務めに[携わりましょう+]。また,教える者+はその教えの業に[携わり+],8 説き勧める者はその勧めの業に[携わり+],分け与える者は惜しみなく[分け与え+],主宰の任に当たる*者+は真剣に[それを行ない],憐れみを示す者+は快く[示しなさい]。

9 [あなた方の]愛+を偽善のないものにしなさい+。邪悪なことは憎悪し+,善良なことにはしっかりと付きなさい+。10 兄弟愛+のうちに互いに対する優しい愛情を抱きなさい。互いを敬う+点で率先しなさい。11 自分の務めを怠ってはなりません+。霊に燃えなさい+。エホバ*に奴隷として仕えなさい+。12 希望によって歓びなさい+。患難のもとで耐え忍びなさい+。たゆまず祈りなさい+。13 聖なる者たちと,その必要に応じて分け合いなさい+。人をもてなすことに努めなさい+。14 迫害する人を祝福しつづけなさい+。祝福するのであって+,のろってはなりません+。15 歓ぶ人たちと共に歓び+,泣く人たちと共に泣きなさい。16 他の人たちのことを,自分自身に対すると同じような気持ちで考えなさい+。高ぶった事柄を思わず+,むしろ,へりくだった事柄を求めなさい+。[ただ]自分の目から見て思慮深い者となってはなりません+。

17 だれに対しても,悪に悪を返してはなりません+。すべての人の前に良いものを備えなさい。18 できるなら,あなた方に関するかぎり,すべての人に対して平和を求めなさい+。19 [わたしの]愛する者たち,自分で復しゅうをしてはなりません+。むしろ[神の]憤りに道を譲りなさい+。こう書いてあるからです。「復しゅうはわたしのもの,わたしが返報する,とエホバ*は言われる+」。20 そしてこうあるのです。「あなたの敵が飢えているなら,食べさせなさい。渇いているなら,飲む物を与えなさい+。そうすれば,燃える炭火を彼の頭に積むことになるのである+」。21 悪に征服されてはなりません。むしろ,善をもって悪を征服してゆきなさい+。

13 すべての魂*は上位の権威+に服しなさい+。神によらない+権威+はないからです。存在する権威は神によって+その相対的な+地位に据えられている*のです。2 したがって,権威に敵対する者*は,神の取り決めに逆らう立場を取っていることになります。それに逆らう立場を取っている者たちは,身に裁きを受けます+。3 支配者たちは,善行にではなく,悪行にとって,恐れるべきものとなるのです+。それで,あなたは権威に対する恐れを持たないでいたいと思うのですか。善を行なってゆきなさい+。そうすれば,あなたはそれ*から称賛を受けるでしょう。4 それ*はあなたの益のための神の奉仕者*だからです+。しかし,もしあなたが悪を行なっているのであれば+,恐れなさい。それはいたずらに剣を帯びているのではないからです。それは神の奉仕者であり,悪を習わしにする者に憤りを表明する復しゅう者+なのです。

5 したがって,あなた方がどうしても服従するべき理由*があります。その憤りのためだけではなく,[あなた方の]良心のためでもあります+。6 それゆえに,あなた方は税を納めてもいるのです。彼らは,まさにこのために絶えず奉仕する*神の公僕*+だからです。7 すべての者に,その当然受けるべきものを返しなさい*。税を[要求する]者には税を+,貢ぎを[要求する]者には貢ぎを,恐れを[要求する]者にはしかるべき恐れを+,誉れを[要求する]者にはしかるべき誉れを+。

8 あなた方は,互いに愛し合うこと+のほかは,だれにも何も負ってはなりません+。仲間の人間を*愛する者は律法を全うしているのです+。9 「あなたは姦淫を犯してはならない*+,殺人をしてはならない+,盗んではならない+,貪ってはならない+」,そしてほかにどんなおきてがあるにしても,その[法典]は,この言葉,すなわち,「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない+」に要約されるからです。10 愛+は自分の隣人に対して悪を行ないません+。ですから,愛は律法+を全うするものなのです。

11 あなた方は時節*を,すなわち今がすでに眠りから覚めるべき+時であることを知っているのですから,そのゆえにもこれを[行ないなさい]。今や,わたしたちの救いは,わたしたちが信者になった時よりも近づいているのです+。12 夜は更け,昼+が近づきました。それゆえ,闇に属する業+を捨て去り,光の武器+を身に着けましょう。13 浮かれ騒ぎや酔酒+,不義の関係やみだらな行ない*+,また闘争+やねたみのうちを[歩むの]ではなく,昼間のように正しく歩みましょう+。14 そして,主イエス・キリストを身に着けなさい*+。肉の欲望のために前もって計画するようであってはなりません+。

14 信仰に弱いところのある人を迎え入れなさい+。しかしそれは,[人の]内心の+疑問について決定するためではありません。2 ある人は何でも食べてよい+との信仰を持っているのに対し,弱い人は野菜を食べます。3 食べる者は食べない者を見下げてはならず+,食べない者は食べる者を裁いてはなりません。神がその人を迎え入れられたのです。4 他の人の家僕を裁くとは,あなたはだれなのですか+。その人が立つも倒れるも,それはその主人に対してのことなのです+。実際,その人は立つようにされるでしょう。エホバ*はその人を立たせることができるからです+。

5 ある人は,ある日がほかの日に勝ると判断し+,別の人は,どの日もほかのすべての日と同じであると判断します+。おのおの自分の思いの中で得心していなさい。6 日を守る者は,それをエホバ*に対して守ります。また,食べる者は,エホバ*に対して食べます+。その人は神に感謝をささげるからです+。そして,食べない者は,エホバ*に対して食べません+。それでもその人は神に感謝をささげます+。7 事実,わたしたちはだれ一人,ただ自分に関してのみ生きるのではありません+。また,だれ一人,ただ自分に関してのみ死ぬのでもありません。8 わたしたちは,生きるならエホバ*に対して生き+,死ぬならエホバ*に対して死ぬからです+。それゆえ,生きるにしても死ぬにしても,わたしたちはエホバ*のものです+。9 死んだ者+にも生きている者にも主となること+,このためにキリストは死に,そして生き返ったからです+。

10 それなのに,あなたはなぜ自分の兄弟を裁くのですか+。また,なぜ自分の兄弟を見下げたりするのですか。わたしたちはみな,神の裁き+の座の前に立つことになるのです。11 「エホバ*は言われる,『わたしが生きているごとく+,すべてのひざはわたしに対してかがみ,すべての舌は神を公に認めるであろう+』」と書かれているからです。12 それですから,わたしたちは各々,神に対して*自分の言い開きをすることになるのです+。

13 ですから,もはや互いに裁くことがないように+しましょう。それよりも,兄弟の前につまずきとなるもの+や転ぶもとになるものを置かないこと+,これをあなた方の決意としなさい+。14 わたしは知り,また主イエスにあって確信しているのですが,それ自体で汚れている物は何もありません+。ただ,人がある物を汚れていると考える場合にのみ,その人にとってそれは汚れたものなのです+。15 食物のためにあなたの兄弟を悲嘆させているなら,あなたはもはや愛にしたがって歩んではいません+。キリストがそのために死んでくださった人を,あなたの食物のために破滅させてはなりません+。16 それゆえ,自分の行なう良いことのために悪く言われるようなことがないようにしなさい。17 神の王国+は,食べることや飲むことではなく+,義+と平和+と聖霊による喜び+とを意味している*からです。18 この点でキリストのために奴隷として仕える者は神に受け入れられ,また人からも是認されるのです+。

19 それですから,平和に役だつ事柄+や互いを築き上げる事柄+を追い求めましょう。20 ただ食物のために神のみ業を打ち壊してはなりません+。確かに,すべての物は清いのですが,つまずきのきっかけとなるのにそれを食べる人には害になります+。21 肉を食べること,ぶどう酒を飲むこと,また何にせよあなたの兄弟がつまずくような事は行なわないのが良いのです+。22 あなたの抱く信仰は,神のみ前で自分自身にしたがって抱きなさい+。自らよしとしている事柄について自分を裁かないでよい人は幸いです。23 しかし,疑念を抱いている場合,それでもなお食べるなら,その人はすでに罪に定められています+。信仰によって[食べて]いるのではないからです。実際,信仰から出ていないことはみな罪です+。

15 ですが,わたしたち強い者は,強くない者の弱いところを担うべきであって+,自分を喜ばせていてはなりません+。2 わたしたちは各々,築き上げるのに良い事柄によって隣人を喜ばせましょう+。3 キリストでさえ自分を喜ばせることはされませんでした+。むしろ,「あなたをそしっている者たちのそしりがわたしに降り懸かった+」と書かれているとおりでした。4 以前に書かれた事柄は皆わたしたちの教えのために+書かれたのであり+,それは,わたしたちが忍耐+と聖書からの慰め+とによって希望*を持つためです+。5 それで,忍耐と慰めを与えてくださる神が,キリスト・イエスと同じ精神態度+をあなた方互いの間に持たせてくださいますように。6 それは,あなた方が同じ思いになり+,口をそろえて,わたしたちの主イエス・キリストの神また父の栄光をたたえるためです。

7 それゆえ,神の栄光となることを目ざしつつ,キリストがわたしたちを迎え入れてくださったように+,あなた方も互いを迎え入れなさい+。8 わたしは言いますが,キリストはまさに,神の真実さ+のために,割礼を受けた者たちの+奉仕者となり+,こうして,[神]が彼らの父祖になさった約束+の確かさを証拠だて,9 諸国民が+その憐れみのゆえに神の栄光をたたえるようにされた+からです。「それゆえにわたしは諸国民の中で*あなたを公に認め,あなたのみ名に向かって調べを奏でる+」と書かれているとおりです。10 またこう言っています。「諸国民よ,[神]の民と共に喜べ+」。11 またこうあります。「諸国民すべてよ,エホバ*を賛美せよ。もろもろの民はみな[神]を賛美せよ+」。12 そしてまたイザヤは言います,「エッサイの根があり+,諸国民を支配するために起こる者がいる+。諸国民は彼に希望を置くであろう+」。13 あなた方が信じることによって,希望を与えてくださる神が,あなた方をあらゆる喜びと平和で満たしてくださり,こうしてあなた方が聖霊の力をもって希望に満ちあふれますように+。

14 さて,わたしの兄弟たち,あなた方自身はあらゆる知識に満たされてきましたが+,また善良さにも満ちていて,互いに訓戒し合うこともできるのであり+,わたし自身あなた方についてそのことを確信しています。15 しかしわたしは,あなた方にもう一度思い出させる+ようなかたちで,幾つかの点についていよいよ率直に書いています。それは,神から自分に与えられた過分のご親切のゆえであり+,16 [それが与えられたのは,]わたしが諸国民に対するキリスト・イエスの公僕*となって+神の良いたより+の聖なる業に携わり,こうして,捧げ物+であるそれら諸国民が,聖霊によって神聖なものとされ+,受け入れられるもの+となるためでした。

17 それゆえわたしには,神に関する事+になると,キリスト・イエスにあって歓喜する理由があります+。18 諸国民を従順にならせるために+キリストがわたしを通して+,すなわち,[わたしの]言葉+と行ないにより,しるしと異兆との力+,また聖霊*の力をもって行なわれた事柄についてでなければ,わたしはあえて一言も語らないからです。19 そのためわたしは,エルサレムから,そして巡回しながら+イルリコに至るまで,キリストについての良いたよりを徹底的に宣べ伝えました+。20 こうして,実に,キリストの名がすでに唱えられている所では良いたよりを宣明しないことを自分の目標としたのです。それは,ほかの人の土台の上に建てることがないようにするためです+。21 「彼について何も告げ知らされていなかった者たちが見,聞いたことのなかった者たちが理解するであろう+」と書かれているとおりです。

22 そのためにも,わたしはあなた方のもとに行くことを何度も妨げられてきました+。23 しかし今はもう,この地方に[手のつけられていない]区域はありませんし,スペインに赴く際には+あなた方のもとに行きたいと幾年も切望してきましたので+,24 そこへの旅の途中でともかくあなた方に一目会い,共に過ごしてまず幾分かでも満足を得,その後,途中まであなた方に付き添ってもらって+そこに[行こう]と希望しています。25 しかし今は,聖なる者たちに奉仕するためエルサレムに旅をするところです+。26 マケドニアとアカイア*+の人々が,エルサレムにいる聖なる者たちのうちの貧しい人々に寄付をして+,自分たちの物を喜んで分け合おうとしたからです。27 確かに,彼らは喜んでそうしました。ですが彼らはその人々に対して負い目のある者なのです。その人々の霊的なものにあずかってきたのであれば+,諸国民としても,肉体のための物をもって彼らに公の奉仕をする負い目を持っているからです+。28 ゆえに,わたしはこのことをなし終えてこの実+を確実に彼らのもとに届けた後,あなた方のところを通ってスペインに出発することになるでしょう+。29 また,わたしは,自分が実際にあなた方のもとに行くときには,キリストからの祝福を十分に携えて行くことを知っています+。

30 さて,兄弟たち*,わたしたちの主イエス・キリストにより,また霊の愛によってあなた方に勧めます+。わたしのため,神への祈りにわたしと共に励んでください+。31 わたしがユダヤにいる不信者たちから救い出され+,エルサレムに対するわたしの奉仕+が聖なる者たちに受け入れられるものとなり+,32 わたしが神のご意志のもとに喜びを抱いてあなた方のところに行くとき,共にさわやかな気持ち+を抱けるようになるためです。33 平和を与えてくださる神があなた方すべてと共におられますように+。アーメン。

16 わたしはあなた方に,ケンクレア+にある会衆の奉仕者*+である,わたしたちの姉妹フォイベを推薦します*。2 主にあって,聖なる者たちにふさわしい仕方で彼女を迎え入れ+,どんなことでも彼女があなた方を必要とする場合に彼女を援助していただくためです+。彼女自身も,多くの人に,そうです,このわたしにとっても擁護者となってくれたからです。

3 キリスト・イエスにあってわたしの同労者+であるプリスカとアクラ+にわたしのあいさつを伝えてください。4 このふたりはわたしの魂*のために自分の首をかけた+人たちで,わたしばかりでなく,諸国民のすべての会衆もこのふたりには感謝しています+。5 そして,彼らの家にある会衆+にも[よろしく伝えてください]。わたしの愛するエパネトによろしく。彼はキリストのためのアジアの初穂+です。6 マリアによろしく。彼女はあなた方のために多くの労を尽くしてくれました。7 わたしの同族+であり,仲間の捕らわれ人*+であるアンデロニコとユニアスによろしく。彼らは使徒たちの間でよく知られた人々で,わたしより長くキリストと結ばれて+います。

8 主にあってわたしの愛するアンプリアトによろしく+。9 キリストにあってわたしたちの同労者であるウルバノ,またわたしの愛するスタキスによろしく。10 キリストにあって是認された者アペレによろしく+。アリストブロの家の者たちによろしく。11 わたしの同族+ヘロデオンによろしく。主にある+ナルキソの家の者たちによろしく。12 主にあって骨折り働く[婦人たち]トリファナとトリフォサによろしく。わたしたちの愛する者ペルシスによろしく。彼女は主にあって多くの労を尽くしてくれました。13 主にあって選ばれた者ルフォス,そして彼とわたしとの母によろしく。14 アスンクリト,フレゴン,ヘルメス,パトロバ,ヘルマス,また彼らと一緒にいる兄弟たちによろしく。15 フィロロゴとユリア,ネレオと彼の姉妹,そしてオルンパ,また彼らと一緒にいるすべての聖なる者たちによろしく伝えてください+。16 聖なる口づけをもって互いにあいさつを交わしなさい+。キリストのすべての会衆があなた方にあいさつを送っています。

17 さて,兄弟たち,あなた方に勧めますが,あなた方が学んだ教えに逆らって+分裂とつまずきのきっかけをもたらす人たち+に目を留め,その人たちを避けなさい+。18 そうした人々は,わたしたちの主キリストの奴隷ではなく,自分の腹の[奴隷]なのです+。そして,彼らは滑らかな話しぶり+やほめことば+によって,偽りのない者たちの心をたぶらかします。19 それは,あなた方の従順がすべての人の注目するところとなったからです+。それゆえ,わたしはあなた方のことを歓んでいます。それでも,あなた方が良いことについては賢く+,よこしまなことについては+純真であるようにと望んでいます+。20 平和を与えてくださる神+は,まもなくサタンをあなた方の足の下に砕かれるでしょう+。わたしたちの主イエスの過分のご親切があなた方と共にありますように+。

21 わたしの同労者テモテがあなた方にあいさつを送っています。そして,わたしの同族+ルキオ,ヤソン,ソシパトロもそうしています。

22 この手紙を筆記した私,テルテオも,主にあってあなた方にあいさつをお送りします。

23 わたしと全会衆の宿主であるガイオ+が,あなた方にあいさつを送っています。市+の執事エラストがあなた方にあいさつを送っています。また,彼の*兄弟クワルトもそうしています。24* ――

25 では,わたしが宣明する良いたよりとイエス・キリストを宣べ伝える業とにしたがい*,[また]久しいあいだ沈黙のうちに保たれながら 26 今や明らかにされ+,しかも,信仰による従順を推し進めるため+,永遠の神の命令のもとに,預言的な聖句を通してあらゆる国民の間に知らされた神聖な奥義の啓示*にしたがって+,あなた方を確固たる者とすることのできる方+に,27 すなわち,ただひとり知恵のある+神に,栄光+が,イエス・キリストを通して+永久に*ありますように。アーメン。

または,「子孫」。

または,「定められた」。

「わたしたち」,主筆の複数に似た表現法。または,「わたし」。

または,「聖徒」。

「わたしが……神聖な奉仕をささげている」。ギ語,ラトレウオー; エ17,18(ヘ語),アニー オーヴェード,「わたしが……仕え(崇拝し)ている」。出 3:12の脚注参照。

字義,「共に励まされるため」。

または,「異国人」。

バチ写,「ユダヤ人にとって,またギリシャ人にとっても」。

「神性」。ギ語,テイオテース,「神」を意味するテオスと関連のある語; ラ語,ディーウィーニタス。使徒 17:29の脚注と比較。

「世界の」。ギ語,コスムー; ラ語,ムンディー; エ17,22(ヘ語),ハーオーラーム,「世界」。

または,「そうなりますように」。ギ語,アメーン; ラ語およびエ17,18,22(ヘ語),アーメーン。ネヘ 5:13参照。

「卑わいな事柄」。字義,「不体裁なこと」。

または,「どんな合意にも反対し」。

字義,「思いの変化」。

または,「知り,異なっている事柄を試している」。

字義,「形」。ギ語,モルフォーシン。

13:9の脚注参照。

「神聖な宣言」。字義,「小さい言葉」。ギ語,ロギア; ラ語,エーロクウィア; エ17,18,22(ヘ語),ディヴレー。

「罪」。ギ語,ハマルティアン; ラ語,ペッカートー; エ17(ヘ語),ハヘート,「[槍投げなどで]的を外す」という元の意味から派生。23節参照。

13-18節の引用句は七十訳の詩 13:3に見られる。詩 14:3の脚注参照。

「律法」。ギ語,ホ ノモス。特称するために定冠詞「ホ」が付いている。ここでは,文脈からして,特定の律法,すなわち,モーセを通して与えられた「律法」を指している。聖書協会世界連盟(ロンドン)発行のザ・バイブル・トランスレイター誌,第1巻,1950年1月号,165ページの中で,J・ハロルド・グリーンリーはこう述べている。「『律法』という語には場合ごとの注意が要る。[ギリシャ語の]冠詞は,ある特別の律法,つまりモーセの律法を示している。冠詞が付いていなければ,一般的な意味での『律法』を指していると言えよう」。

「イエス」。バチ写は省いている。

または,「キリスト・イエスにおける(による)請け戻しを通し」。

「なだめのための捧げ物」。字義,「なだめ」。ギ語,ヒラステーリオン; ラ語,プロピティアーティオーネム; エ17(ヘ語),レカッポーレト,「なだめの覆いとして」。ヘブ 9:5参照。

字義,「正しいとされてゆく」。ギ語,ディカイウースタイ; ラ語,イウスティフィカーリー。

「肉による……アブラハムについて何と言えばよいでしょうか」,バチ写; シナ写,アレ写,ベザ写,ウル訳,「肉によるわたしたちの父祖アブラハムは何を得たと言えるのでしょうか」。

付録1ニ参照。

「債務とみなされます」。字義,「計算されています」。ギ語,ロギゼタイ; ラ語,インプタートゥル。

または,「人への祝詞を述べている」。

付録1ニ参照。

または,「義の確証」。

または,「呼び出される」。

「信仰によって」。バチ写とベザ写は省いている。

または,「辱め」。

または,「尊崇の念のない者たち」。ギ語,アセボーン; ラ語,インピイース,「不信心な者たち」。

「キリスト」。バチ写は省いている。

または,「来たるべき方の型です」。

「義の宣言」。または,「正しさを立証する行為」。18節と比較。

「無償の賜物である」。バチ写は省いている。

「正しさを立証する一つの行為」。または,「一つの義なる行為」。ギ語,ヘノス ディカイオーマトス; ラ語,ウニーウス イウスティティアム。

または,「満ちあふれるためにひそかに入って」。

「イエス」。バチ写は省いている。

または,「彼と共に成長した」。

字義,「古い人」。

または,「罪に属するわたしたちの体」。

「放免されている」。字義,「正しいとされている」。ギ語,デディカイオータイ。

または,「主人とはならない」。

「不法の見込みを伴う」。バチ写は省いている。

または,「では,今では恥じているものからあなた方がその当時得ていたのはどんな実でしたか」。

または,「最後」。ギ語,テロス。

「報い」。ラ語,スティーペンディア。

「賜物」。字義,「慈しみの賜物」。ギ語,カリスマ; ラ語,グラーティア。

または,「夫のもとにある女」。

「姦婦」。ラ語,アドゥルテラ。

「奴隷」,シナ写,アレ写,バチ写; エ18,「エホバの僕」。

または,「自分の意図する」。

「実に惨めな」。字義,「[皮膚の]たこを忍ぶ」。

「養子縁組の」。字義,「子として置くことの」。ギ語,ヒュイオテシアス; ラ語,アドプティオーニス フィーリオールム。

「アバ」。「父」または「父よ」という意味のアラム語。

または,「なぜなら,創造物そのものが……自由を持つようになるからです」。

「養子縁組を」,シナ写,アレ写,バチ写,エフ写,ウル訳,シリ訳ヘ,ペ; パピ写46とベザ写は省いている。

または,「発することのできない」。

「意味するところ」。または,「思い; 考え」。

「神」,パピ写46,アレ写,バチ写; シナ写,エフ写,ベザ写,ウル訳,シリ訳ペは省いている。

または,「ご自分が予知した者たち」。

字義,「あらかじめ限定された」。

または,「敵し得る」。

「イエス」,シナ写,アレ写,エフ写; バチ写,ベザ写,シリ訳ペは省いている。

「死人の中から」,アレ写,エフ写; パピ写46,バチ写,ベザ写,ウル訳,シリ訳ペは省いている。

「キリスト」,アレ写,エフ写,ベザ写,古ラ訳,ウル訳,シリ訳ヘ,ペ; シナ写,「神」; バチ写,「キリスト・イエスのうちにある神(の愛)」。

「のろわれた者」。字義,「アナテマ」。ギ語およびラ語,アナテマ。

「神聖な奉仕」。ギ語,ラトレイア; エ17(ヘ語),ウェハーアヴォーダー,「と奉仕(崇拝)」。出 12:25の脚注参照。

「すべてのものの上におられる神」については付録6ニ参照。

「わたしはあなたを長らえさせた」,エ17,18,22; シナ写,アレ写,バチ写,「わたしはあなたを起こした」; パウロがここで引用した七十訳の出 9:16は,「あなたは生き長らえるようにされた」。

付録1ニ参照。

または,「しかもそれを速やかに執行される」。

付録1ニ参照。

または,「彼」。

または,「信仰を置く者は辱められることがない」。

「わたしは……証しする」。ギ語,マルテュロー; ラ語,テスティモーニウム……ペルヒベオー。

「終わり」。または,「完了した(完結した)終わり」。ギ語,テロス。

または,「わたしたちが布告している」。ギ語,ケーリュッソメン; ラ語,プラエディカームス。ダニ 5:29,「布告した」の脚注と比較。

ギ語,キュリオス; エ12-14,16-18,22(ヘ語),ハーアードーン,「主」。「エホバ」ではない。

または,「辱められない」。

付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

「キリストについての言葉」,パピ写46,シナ写*,バチ写,エフ写,ベザ写*,ウル訳; シナ写c,アレ写,シリ訳ペ,「神の言葉」; エ7,8,10,「エホバの言葉」。

「人の住む地」。字義,「住まれている[ところ]」。ギ語,オイクーメネース,女性単数形。地を指す。

マタ 12:42の脚注参照。

または,「ご自分が予知した」。

付録1ニ参照。

または,「命」。付録4イ参照。

「選ばれた者」。字義,「選び; 選出」。

「神」,シナ写,アレ写,バチ写,ウル訳,シリ訳ペ; エ7,8,10,13-15,20,「エホバ」。

または,「宴席」。

または,「彼らの満ちること」。

または,「[その人たちの]満ちる」。

「[神の]選び」。または,「選び; 選ばれた者」。

付録1ニ参照。

「神聖な奉仕」。ギ語,ラトレイアン; エ17(ヘ語),アヴォーダトケム,「あなた方の奉仕(崇拝)」。出 12:25の脚注参照。

または,「事物の秩序」。ギ語,アイオーニ; ラ語,サエクロー。

または,「指導者として行動する」。

付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

または,「生きているすべての人」。付録4イ参照。

「その相対的な地位に据えられている」。字義,「配列されてそれらはある」。

字義,「権威に逆らって自分を立てる(者)」。

すなわち,「権威」。

すなわち,「権威」。

字義,「僕」。

「どうしても……べき理由」。字義,「必要」。

または,「まさにこの事に絶えず身をささげる」。

「公僕」。ギ語,レイトゥールゴイ。

「返しなさい」。字義,「与え返しなさい」。

「仲間の人間を」。または,「他方の者を」。すなわち,自分の相手となっている人。

または,「あなたは結婚関係における性的不忠実を犯してはならない」。ギ語,ウー モイケウセイス; ラ語,ノーン アドゥルテラービス; エ22(ヘ語),ロー ティンアフ。エゼ 16:32の脚注参照。

字義,「定められた時」。ギ語,カイロン。

「みだらな行ない」。ギ語,アセルゲイアイス; ラ語,インプディーキティイース; エ17,22(ヘ語),ジンマー。ガラ 5:19,「行ない」の脚注参照。レビ 18:17の脚注と比較。

または,「キリストのやり方に見倣いなさい」。

「エホバ」,エ18,23; パピ写46,シナ写,アレ写,バチ写,エフ写(ギ語),ホ キュリオス; ベザ写,ウル訳,シリ訳ヘ,「神」。付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

付録1ニ参照。

「神に対して」,シナ写,アレ写,ベザ写,ウル訳,シリ訳ヘ,ペ; バチ写は省いている。

または,「喜びである」。

「希望」,シナ写,アレ写,ウル訳,シリ訳ペ; バチ写,「慰めの希望; 慰めとなる希望」。

「諸国民の中で」,アレ写,バチ写,シリ訳ペ; シナ写c,ウル訳ク,「諸国民の中で,主よ」。

付録1ニ参照。

「公僕」。ギ語,レイトゥールゴン。

「聖霊」,アレ写,ベザ写*,ウル訳; パピ写46,シナ写,シリ訳ヘ,ペ,「神の霊」; バチ写,「霊」。

ギリシャ南部のローマ属州で,その首府はコリント。

「兄弟たち」,シナ写,アレ写,ベザ写,ウル訳,シリ訳ペ; パピ写46とバチ写は省いている。

または,「僕」。ギ語,ディアコノン; ラ語,イン ミニステリオー; エ18(ヘ語),メシャーラト,「女性従者」。

または,「紹介します」。

または,「命」。

または,「仲間の囚人」。

または,「わたしたちの」。

パピ写46,シナ写,アレ写,バチ写,エフ写は省いている; ベザ写,古ラ訳,ウル訳ク,「わたしたちの主イエス・キリストの過分のご親切があなた方すべてと共にありますように。アーメン」。これは20節の終わりの部分と一致する。

または,「良いたより,まさにイエス・キリストを宣べ伝える業にしたがい」。

「啓示」。字義,「覆いを外すこと;(を)打ち明けること」。ギ語,アポカリュプシン; ラ語,レウェーラーティオーネム。

「永久に」,パピ写46,バチ写,エフ写; シナ写,アレ写,ベザ写,古ラ訳,ウル訳,アル訳,「限りなく永久に」。

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