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  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1970
  • 副見出し
  • 無気力な教会
  • 麻薬の売買
  • 胎児に重大な害をもたらすLSD
  • 教会……崩壊と混乱状態
  • 「がらくた」の柱時計
  • 学校教育における進化論の取り扱い方
  • 無政府状態への逆行
  • ユーゴスラビアに地震
  • ローマで暴動
  • 教会で破壊行為
  • 「共産主義的キリスト教」
  • 問題にされた化学調味料
  • 要求をかかげるカトリック司教
  • 宇宙にたまるがらくた
  • 猛鳥の保護
  • カトリック系の学校は衰退しているか
  • 教会にマリファナ登場
  • 地震の回数,71万1,670回
目ざめよ! 1970
目70 2/22 29–31ページ

世界展望

無気力な教会

◆ 教会と国家が法的に提携関係を結んでいる英国の諸教会の実状はどんなものであろうか。テキサス州オースチンの「ステーツマン」紙上,一評者は次のように述べた。「教会は……博物館と化した。大英帝国の活気に満ちあふれた状態から得られる印象に比べると,今日の教会は一種の回想的な経験でしかない。しかも,そこにはおおうべくもない空虚感が漂っている。人がいないのである。観光客は崇拝者ではないし,旅行客が来るからといって,彼らが定期的な会員になるわけではない。英国教会は国定教会であり,教会関係の不動産を有し,経済的に恵まれている。それにもかかわらず,僧職者,平信徒の指導者層また教会員は驚くべき無気力な状態に陥っている」。

麻薬の売買

◆ 最近のUPI通信至急報は,「マリファナを常用する十代の若者はこれまでになくふえており,ヘロインを使用する者もいる」と報じた。カリフォルニア州の高校生の中には,マリファナに一週間3,000円ないし5,000円余を費やす生徒がいるとのことである。アリゾナ州の麻薬取り締まり当局は,「十代の若者たちは『宣教師的な熱意』をもって,マリファナを愛用している」と指摘した。15歳から35歳の人々の死因は,他殺,自殺,事故死,または「自然」死より,麻薬中毒に起因する疾患のほうが多いことを,ニューヨーク市の主任検死官ミルトン・ヘルパーン博士が明らかにしたのはつい最近のことである。

胎児に重大な害をもたらすLSD

◆ 英国の指導的薬事専門家エリザベス・ティルデン博士は,「LSDを飲んでいる人は,妊娠を避けなさい」と患者に語った。そしてさらに,「子供がほしいなら,最後にLSDを服用した日から1年待ちなさい」と述べた。LSDを飲んでいる母親は奇形児を出産することが報告されている。せきついがむきだしのまま生まれた子供もいた。「LSDが染色体にもたらす害に関する証拠はきわめて憂慮すべきものであり,サリドマイド同様に危険である」とティルデン博士は語った。

教会……崩壊と混乱状態

◆ USニュース・アンド・ワールド・リポート誌,1969年10月20日号は次のように報じた。「反抗と危機の情勢を背に,10月11日に開催された司教世界会議に出席するため,ローマ・カトリック高位僧職者が各地からローマに参集した」。討議されたのは,ローマ教皇は司教とどの程度権威を分担すべきか,という問題であり,この討議には147人の司教が参加した。一評者は次のように語った。「基本的にいって,パウロ教皇は前任者と同じく,多くの改革を行なっている。しかし,改変の要求が,各方面から一度に洪水のように押し寄せるため,ブレーキをかけなければ,教会という構造全体が混乱し,崩壊しはしないかと教皇は恐れている」。

「がらくた」の柱時計

◆ 地下室や屋根裏部屋はとかくがらくたものの置き場とされているが,最近,テキサス州の知事邸宅の地下室から高さ2メートルほどの柱時計が,発見された。別に陳列する価値もなさそうだし,こんなに古くない時計を,修理したいと思う者もなかったので,同州の刑務所行きとなり,囚人の職人が修理することになった。ところが一囚人が,かつてこの時計がナポレオン1世の所有物であることをしるした紙片を柱時計の中から見つけた。刑務所の当局者が鑑定者を呼んで調べてもらったところ,この柱時計は2,800万円ないし3,600万円の価値のあることがわかった。

学校教育における進化論の取り扱い方

◆ カリフォルニア州教育委員会の委員数人は昨年10月9日,高等学校の科学教科課程に関する指導要綱の原案に異議を唱えた。進化論が,理論としてではなく,事実として教えられ,宇宙が神によって創造されたとする信条については何も触れられていないと抗議したのである。「多くの科学者が正しいと考えている創造説に少しも言及しないで,進化を事実として受け入れるべきではない」と,サンディエゴの物理学者ジョン・フォード博士は語った。ニードルズの物理学者トマス・ハーウッド博士は,「私は,進化ではなく,創造論を信じている。神による創造の科学的根拠を,さらに調べるべきである」と付け加えた。問題の指導要綱原案は書き改められる予定であるが,「創造説」の理論は含められても,神や聖書については言及しないとのことである。

無政府状態への逆行

◆ 最近,われわれは「新百年戦争の初期の段階とも言うべき状態を,中東において目撃しているのかもしれない」と,ウ・タント国連事務総長が警告し,安全保障理事会の決定を,世界の救済手段として尊重することを要請した。そして,「平和と安全に関する国連最高機関の決定が履行されなかったり,無視されることに人々が慣れてしまうならば,無政府状態に逆行する非常に危険な一歩を踏み出すことになろう」と語った。

ユーゴスラビアに地震

◆ 昨年10月26日,一連の地震が西部ユーゴスラビアを襲った。バニャルカの町は破壊され,住民6万人が家屋を失った。死者20人。負傷者660人。長さ二十数キロの地域では,ほとんどすべての人が家を奪われたと推測されている。3万5,000人もの住民がテントを張って仮ずまいをし,ほかに,子供や老人合わせて1,500人が,政府の準備した客車18両に収容された。警察と軍隊が出動して,倒壊を免れた家屋に人がはいらないように見張っている。いつ倒壊するかわからない状態にあるからである。建築の専門家によれば,土台がいたんでいるため,死者を出す危険のある家屋が多いとのことである。

ローマで暴動

◆ 最近の何か月間かにおける最悪の争乱のため,イタリア全土は不穏な事態に陥った。1969年10月28日夜の過激派学生の暴動で,1人が死に,100余名が負傷した。ローマ都心は,2万5,000人の建築労務者のデモで,まひ状態に陥った。ミラノ市でも,1万8,000人余の公務員のストライキにより,交通が混乱した。

教会で破壊行為

◆ ハワイのハヒアワにある聖ステパノ聖公会で破壊行為がなされたため,その教会の牧師は最近次のように語った。「先週,何者かが教会の幼稚園に押し入り,聖書を何ページか引き裂き,柳の枝で編んだ献金かごに詰め込んで,児童用の聖壇で焼いたが,宗教心のない人でも神聖なものに対してこれほどの非礼な態度を取らなかった昔のことを覚えているわれわれの多くは,まったくこうした行為には驚きはてている」。しかし教会の現状からして,どれほどのことが期待できるかをいぶかって彼は次のように述べた。「教会員は教会に対して不忠実であり,その品位を落とし,教会をののしっている。また,教会が正常でないとか,時間をむだにする所だと言って,悦に入っている人も多い」。

「共産主義的キリスト教」

◆ 最近,UPI通信は,次のように報じた。「ロシア正教会は『共産主義的キリスト教』を提唱して,〔ソ連で〕新たな好感を得ている」。この理論は,共産主義に基づく社会体制を正当で有効な体制と認め,クレムリンの政策を支持するものである。教会に対する態度が変わったことは,宗教問題に関するソ連の主要出版物である「科学および宗教」誌に判然と示されている。同誌は,ロシア正教会が「共産主義的キリスト教」に転向したことを賞賛し,ソ連体制を「地上における神の国」とみなしている同教会の指導者や神学者の発言を引用している。同誌はまた,モスクワ総主教出版部発行の一雑誌の次のことばを引用して,この新しい見解に対する教会言論界の態度を報じた。「キリストの御国が地上に樹立されるということは,世界を共産主義に基づいて建て直すことといよいよ密接な関係がある」。同誌はこうした見解を推奨して,さらにこう論評した。「現代のロシヤ正教会の指導者は,無神論を奉ずるソ連当局が正義の社会における新しい生活を確立することによって神の御心を遂行しつつあると唱えている」。―ロスアンジェルス・タイムズ紙

問題にされた化学調味料

◆ 化学調味料として多用されているグルタミン酸ソーダの安全性が,アメリカ食品医薬局で問題にされた。セントルイスの一研究者によると,ハツカネズミの子供にこの物質を多量に与えると,脳に傷害の起きることが明らかになった。乳児用食品の大手メーカー数社は,この化学調味料の安全性に関する研究が進むまで,乳児用食品その他の製品にこの調味料を使用しないと発表した。

要求をかかげるカトリック司教

◆ さる10月,第2回司教会議のため,ローマ・カトリック教会の司教146人がローマに集まった。かつて捨てられた彫像の置き場とされていた,「こわれた頭のへや」がこの会議に使われた。司教たちはそこで,自分たちと法王との関係についての話し合いを始めた。教会内で,法王に対してこのように直接の要求がなされるのはめずらしいことである。この会議はさる10月27日,ローマ・カトリック教会の運営における司教の実権を高めよという要求を法王が事実上認めた形で閉会した。

宇宙にたまるがらくた

◆ ソ連が初の人工衛星を大気圏外に打ち上げてから今年で13年になる。それ以来4,111の物体が打ち上げられ,いまなお宇宙には1,745ほどの残がいが飛んでいる。その他は地上に回収されたか,あるいは消滅した。宇宙を飛ぶこうした物体を追跡するのは簡単な仕事ではない。電気装置や光学器機による人工衛星観測はアメリカだけで日に2万回以上も行なわれ,そのデータはすべて電子計算機で処理されている。宇宙のがらくたが将来の宇宙飛行に危険となり,あるいはミサイルを打ち上げる際の妨害となるのではないかと懸念する人もいる。

猛鳥の保護

◆ モスクワで開かれた世界野生生物学者大会で,ソ連の科学者たちはフクロウと昼間食肉鳥の絶滅は,少なくとも10年から15年の間とどめなければならないと語った。モスクワ大学の教授陣は,世界中で猛鳥の数が激減しているとし,それが意味するものについて警告した。

カトリック系の学校は衰退しているか

◆ アメリカ合衆国カトリック協議会初等中等教育部部長であるジェームズ・C・ドノヒューは,指導的な教会教育家でもあるが,「改革を断行しなければ,我々は存在しなくなってしまうだろう」と語った。また,「カトリック教徒が自分たちの学校組織に対する支持を大いに増し加えないかぎり,これから5年ほどのうちに,カトリック小学校は,入学すべき生徒の半数である200万人を失うであろう」と予想を述べた後,「ありふれた言い方はしたくないが,我々は分かれ目に来ている」と語った。

教会にマリファナ登場

◆ 今日,多くの人は,教会で行なわれていることを見て,宗教にうんざりしている。たとえば,聖公会牧師R・クローミーは法廷の証言で,マリファナが「クリスチャン」の崇拝においてパンやぶどう酒と同じく聖ざん用に使えると信じていることを明らかにした。自分がこの不法な薬品を使っていることを認め,聖書に記録されている宗教的経験の中にも背後に薬品の使用されていたものが少なからずあったと思うとクローミーは語った。このようにばかげた考えを聞かされるのだから,多くの人が群れをなして教会組織を去るのも,不思議ではない。

地震の回数,71万1,670回

◆ UPI通信によると,松代で最初の地震が発生してから4年間に,世界各地の地震観測所は,71万1,670回の地震を記録した。大きな損害をもたらすほどの強震はなかったが,科学者の発表によるとこれらの地震の総エネルギーは,広島に投下された原爆2個分に相当する。

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