取るべき賢明な道

どの教会が真の宗教組織かを十分に納得できるまで，問題をさらに調べるのが取るべき賢明な道であることは確かです。わたしにはむずかしすぎるとか，そうするための術が何もない，などと考えないでください。そのための備えがあるのです。

確かに諸教会は神のみことばの勉強をみじめなほどなおざりにしました。しかしご近所のエホバの証人は，あなたが聖書の基本的な教えを学ぶのを喜んでご援助いたします。そのための計画が設けられているのです。エホバの証人が行なっている定期的な聖書の討議の益について，カナダの有名な教会関係の雑誌，「合同教会オブザーバー」誌上にある人はこう書きました。

「私はエホバの証人と話し合い，論じ合ってはじめて，キリスト教また神およびそのみわざに関する深い理解を確立することができました。なぜなら，証人たちと論ずる場合，問題の答えをいつも聖書に求めるからです。日曜日の1時間を教会で過ごしても，得るところはあまりありません。しかも教会の牧師たちの見解はあまりにも食い違っているため，牧師のことばを真に受けることなどとてもできません」。

エホバの証人がお勧めしている聖書研究の計画では聖書の基本的な教えを討議します。そうすれば，聖書が実際に教えていることと一致しているのは，あなたの教会か，あるいは別の宗教組織かがわかります。そうするのはなんと価値のあることでしょう！ 人間は死ぬとどうなるのか。死者はどこにいるのか。神が悪を許されたのはなぜか。地と人間の将来はどうなるのか。その他，あなたがいつも疑問に思っておられたようなさまざまな問題に対する納得のゆく答えが得られるのです。

これらの疑問を含め他の多くの重要な問題に対する聖書の答えを学ぶのは喜びではありませんか。それらの問題はすべて，聖書研究の手引き，「とこしえの命に導く真理」の本に取り上げられています。きわめて注目すべきことですが，西洋ではこの本が聖書に次いで最も広く頒布されているのです。この本は2年もたたないうちに40以上の国語で2,500万部以上も印刷されました。

これは特に聖書について話し合うことを目的として作られた本で，討議される資料に関する質問が各ページの左端に掲げられています。今日，100万以上の人々が，その家庭で毎週無償で行なわれるそうした話し合いの益にあずかっています。ご近所にいるエホバの証人は，あなたがこうした研究を行なうのを喜んでご援助いたします。

しかも今，賢明な道を取る人々は何を期待できますか。聖書にはこうしるされています。「義人は地にながらへをり 完全者は地にとどまらん されど悪者は地よりほろぼされ もとる者は地より抜さらるべし」― 箴言 2:21，22。

神の御心を行なう人は，現在の邪悪な体制の終わりを生き残ることが約束されています。そして彼らは新しい正義の事物の秩序に導き入れられるでしょう。「へりくだるものは国をつぎ また平安のゆたかなるを楽まん たゞしきものは国をつぎ その中にすまひてとこしへに及ばん」とあるとおりです。（詩 37:11，29。黙示 21:3，4）平安な地上における永遠の命 ― それは神からのなんとすばらしい祝福でしょう！

確かに，この重大な時代の今，取るべき賢明な道は，神ご自身のみことば聖書を注意深く研究することです。そうすることによってのみ，神に是認される仕方でエホバ神を正しく崇拝し，かつ，まもなく神のさばきにあう偽りの教会を避けることができるのです。「唯一のまことの神であられるあなたと，あなたのつかわされたイエス･キリストとの知識を取り入れること，これは永遠の命を意味します」と言われた，イエス･キリストは，この賢明な道を取ることの重要性を強調されたのです。（ヨハネ 17:3，新）ゆえにさっそく神のみことばを真剣に研究なさるよう心からお勧めいたします。

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いま賢明な道を取る人々は，神の御国の治める地上の楽園の平和を永遠に楽しむ