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目ざめよ! 1970
目70 8/22 6–9ページ

親が行なえる事柄

多くの親は,訓練を受けたことがなく,教える能力にも乏しいため,性教育は学校まかせにするほうが楽だと考えるかもしれません。それにしても,困惑している良心的な親がいます。それは,道徳上の教えの裏づけなしになされる性教育について,いろいろなことを耳にしているからですが,そうした心配をするのも当然です。今や子どもたちは,婚前交渉・ソドミーその他の性的な逸脱行為が,望ましいものではないまでも,非とすべきものではない,と聞かされているのです。

性教育の賛成派の中には,従来の道徳規準は不適切である,と唱える人がいます。そのひとりは,「道徳問題の核心をなすのは,青年男女が純潔を保つかどうかの問題ではなく,性を利己的に悪用する,あるいは有意義な品位のある仕方で扱うかどうかという問題である」と語りました。このようなことが子どもに教えられるのを,あなたは望んでおられますか。「淫行を避けよ」という,神のご命令を破るなら,未婚者は,有意義な“品位のある”仕方で性を扱うことがどうしてできるでしょうか。―コリント前 6:18。

こうした事態に関して何を行なえますか。学校における性教育に反対して戦いますか。真のクリスチャンに対しては,主のしもべは,「戦ってはならない。かえって,すべての者に優しくし,教える資格を持ち,悪に面しては,みずからを制しつづけ(ねばならない)」と命じられています。(テモテ後 2:24,新)教科内容に同意できず,そうした教えから子どもを守りたいと考える親は,その種の授業から子どもを免除してもらうよう,願い出ることができるでしょう。

しかし,なかには良い性教育を施す学校もあるのですから,公平な見方をすれば,教科課程のすべてがまちがっているのではない,と言わねばなりません。衛生・病気の予防・子どもの世話・家族に対する責任その他が教えられているからです。さらに,同性愛に関する問題があれば,医師その他の助言者と相談することを勧めた教科書のように,導きを他の人に求めることを促す努力も多少払われています。また,自慰行為は,“自分自身の誤用”として戒められています。とはいっても,まちがった行為を率直に非とせず,問題の決定は各人にゆだねられているという印象を与える,あいまいな説明もなされているのです。

クリスチャンの親は,テモテ後書 2章24節が勧めているように,「教える資格を持(つ)」ことに努めています。学校によっては進化論が教えられ,教師の善意からではあるにしても,人生に関し物質主義的な目標が示されたりして,まちがった考えが子どもに与えられています。しかしクリスチャンの親たちは,そうしたまちがった教えと戦う十分の備えを身につけるため,多くのことを学んできました。子どもの疑問に対する答えを家庭で与えている親は,自分の子どもに身の守りがあることを確信できます。

あなたの教会が,信仰をむしばむ,今日の教えと戦うに必要な知識を与えず,また,もはや聖書を道徳上の教えの源として支持しないのでしたら,子どもを助ける方法を教えたり,訓練したりしている,宗教団体をさがしてはいかがですか。

備えられている助け

エホバの証人はクリスチャンとして,若い人々の道徳心を強化し,今日の生活の必要を満たす備えを親たちに施すことのたいせつさを悟り,『知恵は身のまもり』になるという立場を取っています。(伝道 7:12)証人たちの発行している,「ものみの塔」および「目ざめよ!」誌は,若い人々の性の問題の取り上げ方や,何をどう話し合うかについて親を助ける記事を,再三掲げてきました。たとえば,むすこと話し合う父親にかんする記事は,「目ざめよ!」誌1969年3月8日号,1965年8月22日号に,娘と話し合う母親にかんする記事は,「目ざめよ!」誌1965年9月22日号にそれぞれ載せられています。それらの記事は,妊娠・出産・性的な能力の正しい用い方・からだの働き・デート・自制などの問題を取り上げています。また,エホバの証人の他の出版物も,すべて聖書のすぐれた道徳律に基づく有用な教えを述べています。

エホバの証人はその大会で,話はもとより,教えられる要点が実際にどうあてはまるかを示す劇などを通して,ありのままの事柄を学びます。1969年の「地に平和」国際大会の催しでは,淫行や姦淫による不正な満足,また,性的な不道徳をもてあそぶことの危険を戒めた話が行なわれました。今年開かれている証人たちの大会でも,こうした問題に関し,さらに多くの助言が与えられ,また,そうした教えを受けるため,親とともに出席している若い人々の前には,時間と能力を費やすのに,いっそう価値のある仕事が示されています。グループを対象に教えるのは確かに有益な場合があります。しかし,それは適切な環境の下で行なわれるべきです。つまり,親あるいは,責任のあるおとなが同席し,正しい動機で教えられねばなりません。

性に関し家庭で教える場合,正しい根拠に基づいてそうしなければなりません。「エホバの訓戒と権威ある助言」に基づいて教えてください。(エペソ 6:4,新)それは,「性経験をいつ,また,どのように持つべきか」にかんする,いわゆる“新しい価値観”を求める人間の絶えず変わる独断的な見方よりも,はるかにすぐれた教育資料となります。学校における性教育の主唱者のひとり,マリー・カルデロン博士はこう言います。「親から離れなさい。『汝すべからず』式の古い道徳は,もはや通用しない,と私は考える」。子どもがこれを聞いて,みずからを守ることもなく,うのみにするのを,あなたは望まれますか。子どもたちの道徳心を強化することは,確かに必要です。

いくつかの提案

性的な能力を持つことによって,人はその偉大な設計者に対し責任を負わねばならず,その本来の目的を尊重しなければならないということを子どもに教えてください。その正しい用い方,また,生殖能力はすばらしいものであることを聖書から教えましょう。(創世 1:28)夫婦の間には,与えることによって相手に喜びをもたらし,こうして思いやりを教える,相互の深い愛がなければならないことを示してください。(箴言 5:15-23。エペソ 5:21-33)また,性的な事柄を夫婦間に限るのは,命を得るための正しい要求の一つであることを説明してください。―ヘブル 13:4。

前述の参照聖句からわかるとおり,聖書は,資料として,また,教える際の強力かつ高尚な表現の手本として用いることができます。聖書を用いて,道徳基準の低下のもたらす悪影響を食いとめてください。

神を敬い,品位をとうとぶ,健全な零囲気の下で教えてください。適切なことばを用いるのはたいせつです。単なる生理学上の事実を客観的かつ詳細に述べるよりも,適切な知識を与えながら,心のこもった教え方のほうがすぐれています。もっと知りたいと思う場合,子どもはたいてい質問をするものです。時には子どもに質問をしたり,質問をするよう子どもを促したりするのも良いことです。そうすれば,子どもは,自分の知りたいこと,また,知る必要のあることを学べます。講義や説教をするのではなく,話し合うことがたいせつです。資料をいっしょに調べてください。実際的な知恵はもとより,この問題に関連している,神の律法に対する従順を悟り,これは,単に上品ぶった考えだけで済まされる問題ではないことを,子どもが理解するようにしてください。

分別を働かせれば,幾人かの子どもをいっしょにして教えることができます。そうすれば,子どもたちは,何か知ってはならない重大な秘密に対するような感情をいだかずに,問題を考えることができるでしょう。まず,簡単に教えてから,幼い子どもたちを去らせ,もっと詳しく知りたい,また,そうする必要のある年上の子どもに,さらに詳しく説明できます。あるいは別の機会に,たとえば,どこかを尋ねた帰りや,買物を終えて家に帰る道々,からだの変化や,他の子どもたちから聞かされる,まちがった事柄に対処する知識の必要な子どもと語り合えるでしょう。

子どものこうした訓練をはじめる最も適当な時期はいつですか。学校に通う前です。しかし,簡単な質問には,簡単に答えるだけでよい,ということを忘れないでください。臨床的な詳しい事実をたくさん教えて,子どもを圧倒するのは,賢明ではありません。明確で率直,かつ正直で簡潔な答えを与えてください。子どもは,偽りや偽善をすぐ見抜きます。そうなると,信頼感が失われてゆきます。いろいろな質問が出された時に初めて詳しい説明をしてください。たいていは,簡単な答えで十分です。

幼い子どもに,必要以上の知識を与えるべきではないことを示す,それら幾つかの理由の一つが,低学年の子どもの強制的な性教育を非とする最も強力な反論の根拠とされています。5歳から思春期までは,「性欲潜在期」とされており,この時期の子どもの性的な関心は強烈なものではなく,追求の対象とされるのは他の事柄です。この時期は,子どもが,子どもらしく,のびのびと成長するのを親は見守るべきです。性に関する余計な話をすると,この時期の子どもは,傷つけられたり,動揺させられたりして,そうした話が,後日,性的なむずかしい問題を引き起こすことがあります。

次に,子どもが質問をするのを待つまでもなく,詳しい知識を子どもに与えねばならない,人生の一時期があります。それは,子どものからだが発達して,生殖というすばらしい働きを営む能力を備えはじめる時期です。この時期の子どもには,予期すべき事柄を事前に教えねばなりません。からだに生じる変化や,異性に対する感情の変化についても教えなければなりません。しかしここでも,子どもの年齢や必要に応じて教えることがたいせつです。このような時期,あるいは他のどんな時期の子どもの場合でも,性に関する事柄を,“おおげさに”取り扱わないほうが賢明です。子どもが,そうした事柄にとりつかれないようにすべきです。著述家で医師でもあるメルビン・アンケル博士は,性に関して子どもが知る必要のある事柄すべてを教え,医学的な見解を子どもに説明するには,15分もあればじゅうぶんである,と述べています。しかしそれは医学的な見解だけです。神の見解をも教えねばなりません。

ほかにも親の責任に属する問題があります。子どもが読んだり,見たりするものを親が制限しないと,子どもの思いは傷つけられることがあります。あなたは,お子さんが何を読んでいるか,実際にご存じですか。クラスの親しい友だちなど,他の子どもたちから,あなたのお子さんは,どんな読み物を勧められていますか。むすこのベットのマットレスの下に,見るのも恥ずかしいような読み物が隠されているのを見つけて,ショックを受けた母親もいます。あなたは,むすこがどんな食事を取っているかを真剣に考えておられますか。では,むすこの読み物の内容について真剣に心を用いてください。テレビと同様,漫画もしばしば性や暴力を売り物にしているのです。

あなたの家族が必要としているもの

前述の提案は有用なものですが,はびこるみだらな行為や,害を招くおそれのある性教育の悪影響と戦うには,ほかにも必要なことがあります。命づなが真価を発揮するには,それをしっかりと結びつけられる堅固な物がなくてはなりません。同様に,親が行なう性教育をしっかりささえる背景となるものを持つには,聖書に関する釣合の取れた知識がぜひとも必要です。お宅で毎週定期的に聖書研究をなされば,そうした知識を身につけることができるのです。

エホバの証人は,あなたのご都合の良い時間に,お宅で,また,お手持ちの聖書を用いて,そうした聖書研究を無償で行なうことを願って奉仕しております。最善の成果を得るため,前もって予習をすることに同意していただく以外には,なんの負担もおかけいたしません。その研究課程には,「とこしえの命に導く真理」と題する本が用いられています。その本の資料を調べるには,わずか6か月しかかかりません。この出版物が発行後2年足らずで,多数の言語に翻訳され,2,300万部もの驚くべき発行部数に達したことは,それが人々の必要を満たすものであることを,雄弁に物語っています。

今日,エホバの証人は,全世界の100万以上の家庭で無償の聖書研究を毎週司会しています。こうしたすぐれた取り決めを,あなたもご利用なさってはいかがですか。そうすれば,性に取りつかれたこの時代に耐えるのに必要な信仰の基盤をもって,ご自分とご家族の道徳心を強化し,家庭生活の数々の心痛や危機を免れることができるでしょう。

親たちのみなさん,こうした問題に限らず,他の事柄であっても,あなたご自身の無関心さ,あるいは他の人々のいかがわしい動機のいずれのためにしろ,子どもに関して神から与えられた,あなたの責任を,奪い去られないようにしてください。学校における性教育の賛成派の中には,そうした教科課程を“こっそり実施する”ことを勧めて,既に行なわれている計画がただ拡充されているにすぎない,と主張する人がいます。こうした事実は,彼らの不正直さを示し,その動機を疑わしいものとしています。

性教育は悪影響をもたらすことがあります。それは,教え方や教科内容にかかっています。良心的な親は,教科内容や,教科書の編集者がだれかについて詳しく知ることに努めるでしょう。そうする親は子どもが授業中に教わる,まちがった事柄に効果的に対処できるでしょう。

そうした教科課程で子どもの得る知識が,道徳上,親が子どもに与えるべき知識を補うものであれば,それは有用な教科課程と言えるでしょう。その場合,そうした知識は,関連する諸事実や他の学科とともに学習できるでしょう。

しかし,いずれにしても,あなたのお子さんに及ぶ決定的な影響は,おもに,親としてのあなたがこの問題でご自分の責任を果たすために何を行なうかによって左右されるでしょう。あなたのご家族の霊の思いを築くための確固とした信仰の土台を立てる,聖書研究の計画をご利用ください。お子さんに聖書の原則を教えるのに役だつ,ものみの塔協会の出版物中の時宜を得た資料をお用いください。親密な家族関係のあらゆる面を強化してください。愛のある暖かい雰囲気に恵まれているクリスチャンの家庭こそ,若い人々を,信頼の置ける一人前の男女に育て上げる健全な風土と言えるのです。―エペソ 5:15-23; 6:1-4。

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