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目ざめよ! 1976
目76 5/22 26–27ページ

諸問題は解決されますか

社会保障の財政上の問題や,大勢の老人に負わされている様々な悪条件はいつか解決されるでしょうか。そうです,解決されます。それは全く確かな見込みです。

ではどのように実現しますか。社会保障の取決めに関する何か新しい考えによってですか。いいえ,そうしたことは西欧世界には起きそうもありません。同世界の財政事情は近年,悪化の一途をたどっているからです。

社会保障の将来

今のままの制度であれば,社会保障の問題はほどなくして急増するものと予想されています。昨年米国では,社会保障の支出が,社会保障のために徴集された税金をおよそ30億ドル(約9,000億円)も上回りました。

こうした傾向は退職する老人が増加するにつれて,ますます著しくなっています。社会保障に現在貢献している労働者に対して,将来支給されねばならない年金の総額は,気の遠くなるような数字になります。中には,そうした年金が支払われることはないだろうと考えている経済学者もいます。

ウォールストリート・ジャーナル紙の述べるところによると,現在すでに契約済みのこうした債務は,インフレによる年金の増加額を考慮に入れずに,少なくとも「2兆5,000億ドル(約750兆円)」に上り,これは「社会保障制度における計画的な赤字」です。同紙はさらにこう付け加えています。「自由主義者は,この負債は国家が自ら負うべきものであり,将来税金を引き上げることによって支払われる,と言いたいのであろう。もちろんこれは無意味なことである。将来税金をこれほど大幅に引き上げるなら租税基盤を崩壊させるだけである」。

何が間違っているのですか。まず第一に,社会保障計画を提唱した人々は,人口が増えてゆけば,税金を払い,退職した老人の面倒を見る若い労働者の数も常に増加するだろうと考えました。しかし実際にはそのようになりませんでした。米国の家庭では子供の数が少なくなっているため,人口は増加するどころか減少する傾向にあります。

従って,税金を払う新しい労働者が急増するという期待は実現しませんでした。その代わりに退職した老人は増え続け,比較的少数の労働者がそうした老人を養わねばなりません。

ある社団法人の職員で,この問題の調査のため政府より任命を受けたグループの一員であるウィリアム・コターは「現代の重要演説集」の中でこう述べました。

「現在退職している人は現在働いている人から年金を支給されることになるので,退職者一人に対する労働者の数は重要である。

「社会保障制度の発足当時,年金を受け取る退職者一人につき税金を納める労働者は7人であった。現在では,退職者一人当たりわずか三人の労働者しかおらず,しかもその割合は下降線をたどっている。

「我々の対策委員会は国勢調査局の推定に基づいて,今世紀末までに退職者二人につき労働者が三人しかいなくなると見積もっている」。

そうなれば負担できないような税金が課せられることになるのは明らかです。こうした理由からある専門家は,同計画が破たん,あるいは極く控え目に言っても根本的な改革を免れることはないと考えています。社会保障制度は今でも独力で年金を支払えないのだから,将来はるかに大きな負担が課せられたら,年金の支給は不可能であるとそれら専門家は述べています。それで,米国経済研究所からの投資に関する特別報告は次のように記しています。

「社会保障法および多くの民間の年金計画の下で受給資格を持つ人々にとって,年金の支給が危ぶまれていることは明らかである。

「社会保障による老齢年金は,今後幾年もの間社会保障税を支払わねばならない人々をしだいに貧しくさせ,資格のある人々が年金を受けられなくなるという危険を大きくしているため,自然崩壊に向かう制度になってきた」。

政府の援助?

政府は援助の手を差し伸べることができますか。ある人々はそれを期待していますが,ウォールストリート・ジャーナル紙はこう指摘しています。「信じようが信じまいが,連邦政府も同じ運命にある」。

他の多くの国と同様,米国政府は支出が収入より急速に増えるという同じ難問を抱えています。1975会計年度の政府予算は,約430億ドル(約12兆9,000億円)の赤字でした。1976年度の赤字額はおよそ700億ドル(約21兆円)に上ると予想されており,これらは平時の赤字としては,史上最大のものです。また,国債の発行総額は6,000億ドル(約180兆円)に近づきつつあります。

政府の負債がすでにばく大な額に達しているため,将来,政府資金によって巨額の社会保障年金が支払われるという望みは非現実的であると考える経済学者は少なくありません。

歴史も,政府,指導者,社会制度および経済上の取決めが非常に不安定であることを示しています。従って,失敗しつつある人間の諸制度に保障を求めるのは分別のあることではありません。

将来には何があるか

人々が必要としているのは,これまで人間が考え出したどんなものよりはるかに優れた安全を保障する制度です。人間は不安感が永遠に無くなることを切望してやみません。

そうした安全が得られるという,真実で現実的な希望がありますか。あります。そして今日の不安定な情勢も,その希望の現実性を確証するものにほかなりません。

聖書預言は,人間の諸制度すべてが大きな苦悩と失敗を経験する時に,この事物の体制は「終わりの時」あるいは「終わりの日」と呼ばれる期間に入ることを,はっきりと予告しています。(ダニエル 11:40。テモテ第二 3:1-5。マタイ 24:3-14)今日世界中に見られる様々な状態は,わたしたちがまさにこの期間にいることを示しています。

これは,人類の創造者エホバ神がこの地球上の問題を正すため,人間の事柄に介入される時が実際に近いということを意味しています。イエス・キリストは神の政府,すなわちその天の王国が定めの時に地上を支配することについて語ったとき,この点を期待するよう追随者たちに述べました。(マタイ 6:9,10)従って,現在の不十分な事物の体制が打ち滅ぼされ,神の指導による新秩序のために道が開けられる日は,わたしたちの目前に迫っています。―ペテロ第二 3:13。

聖書の預言は,神の新秩序において地上の住民の幸福を妨げる不安がもはや何も無いことを予告しています。戦争,飢餓,貪欲,経済的競争,圧政はすべて過ぎ去ります。その代わりに人々は,真実で「とこしへのやすき」と共に「平和の豊かさに必ずや無上の喜びを見いだ」します。今日の増し加わる不安を考えるとき,それは何と喜ばしい希望なのでしょう。―詩 37:11,新。イザヤ 32:17。

「これらのものはこうしてことごとく溶解するのですから,あなたがたは,聖なる行状と敬神の専念のうちに,エホバの日の臨在を待ち,それをしっかりと思いに留める者となるべきではありませんか。その日のゆえに天は燃えて溶解し,諸要素は極度に熱して溶けるのです。しかし,神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります」― ペテロ第二 3:11-13。

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