教会における“愛”
● リオデジャネイロの近くに新しくできた“神は愛”教会の落成式で,ある有名なブラジル人の信仰治療家が話をした際,愛ではなく明らかに感情がかき立てられた。伝えられるところによると,建物の中にいっぱいに入った2,000人の人々の中には,その信仰治療家が詐欺師だと言い始めた者たちがいた。続いて起きたけんかの際に,21人が圧死し,29人が負傷した。
一方米国ペンシルバニア州のグレートメドーズ・ペテロ・パウロ・カトリック教会では,兄弟愛の喪失を物語る事件が起きた。二人の教会員が,朝の礼拝に演奏されるクラシック音楽は「異教のもの」であると主張して,反対した。伝えられるところによれば,その二人は,オルガンを激しく打ち鳴らしながら,大声でまた激しい言葉で不平を述べたてた。報道によると,そのオルガン奏者の父親は,娘を応援して,反対者の一人を殴って気絶させ,その代わりに自分は指の骨を二本折り,手の関節を脱きゅうした。