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目ざめよ! 1979
目79 4/22 5–8ページ

娯楽の必要をないがしろにしてはいけない

及ばざるは過ぎたるがごとし

勤労倫理が高く評価されていた時代には,遊びを時間の浪費と考える人は少なくありませんでした。今では,快楽の追求が多くの人にとって生活の主要な目的となっています。しかし,仕事と遊びは互いに平衡が取れていなければなりません。

良い仕事は,人生を有意義で,目的のあるものにします。適当な遊びは仕事で疲れた人の気持ちをさわやかにし,気分転換になり,英気を養わせます。長時間にわたって過度の労働に携わるなら,体は疲れ果て,気分はゆううつになります。かといって,元気の回復に必要な日数よりも長い休暇は,退屈なものになってしまいます。ですから,一方を無視して,他方をやり過ぎないことが大切です。

すべての楽しみを非とした清教徒の誤りを犯さないようにしなければなりません。食べることは,大食のおそれがあるからといって禁ずべきものではなく,飲酒は,泥酔のおそれがあるからといって禁止すべきものではありません。同様に,極端な人がはめをはずすからといって,娯楽にまゆをひそめるのは間違いです。わたしたちが考えなければならないのは,娯楽を退けることではなく,むしろ,どんな種類の娯楽をどの程度楽しむのがふさわしいかということです。

屋外での楽しみ

最近は海辺や山や公園に足を向ける人が非常に多くなり,混雑が問題になっている所もあります。それでもそういう場所ではいろいろな事をして楽しめます。例えば,散歩,水泳,ランニング,徒歩キャンプ旅行,キャンプ,ピクニック,自然の研究などができます。

しかし,必ずしもそんな遠い所まで行く必要はありません。たくさんの人は森の近くに住んでいます。裏庭にでも野鳥の巣箱やえさ場を設けることができます。あるいは少しの間,腹ばいになって30㌢四方くらいの場所の芝生や雑草を観察するなら,虫やアリやクモたちの興味深い活動に驚かされるでしょう。あなたはアスファルトのジャングルとも言える大都市にお住まいですか。そのような所にも公園や動物園がありますし,博物館やプラネタリウムは楽しいだけでなく,勉強にもなります。

親が,子供のためにそのような活動の計画を立ててやるのはよいことです。子供たちにできそうなことをいろいろ教えて,いくらかの方向づけと刺激を与えます。チョウやアリの受精卵が次の代の子を生むまでの過程を話してやることもできるでしょう。このようにしてエホバの創造物に対する子供の好奇心を満足させてやります。これは,子供を楽しませながらエホバ神とその創造物に関心を向けさせ,地,および地の管理者である人間に対するエホバ神の目的を子供に教える方法です。ヨブ 12章7節から10節(口)の勧めているとおりにするのです。「獣に問うてみよ,それはあなたに教える。空の鳥に問うてみよ,それはあなたに告げる。あるいは地の草や木に問うてみよ,彼らはあなたに教える。海の魚もまたあなたに示す」。

時には,仕事そのものがレクリエーションになることもあります。事務所で働く人や週中ずっと本と顔を突き合わせている学生は,庭に出て働くことが気分転換になるかもしれません。小規模の造園をやってみるのもおもしろいでしょう。大都市の中でも狭い土地ならあるかもしれません。植木箱で花や香味植物を作ることもできます。屋内に置く植物を育てることが,家の中を飾るのに役立つおもしろい趣味であることに気付いた人は少なくありません。カナリヤなどの小鳥は屋内で飼えます。水槽で魚を飼うのもおもしろいでしょう。

研究と観賞をかねて,エホバの興味深い創造物を屋内に持ち込む方法はたくさんあります。この場合にも問題は想像力を働かせ,親が子供の関心を様々な可能性へ向けてやるということです。

趣味

幼い子供は泥まんじゅうを作ることが大好きです。もっとも,母親はあまりこの遊びを歓迎しませんが。でもただの泥ですから水ですぐに洗い落とせます。この遊びは,子供が少し大きくなるにつれて趣味に変わり,泥は粘土,まんじゅうは陶器になるかもしれません。これは結構興味深い手工芸です。ハチ科の様々な昆虫は,本能として備えている優れた腕を振るって長い間この仕事をしてきました。(中には“トックリバチ”と呼ばれるものさえいます。)そのほかの趣味としては,マクラメの植木鉢吊りの製作,裁縫,編み物,料理,縁取りや刻印などを行なう皮細工などたくさんあります。

“ウィンドー・ショッピング”は,多くのたくましい男性をおじけづかせるものですが,多くの婦人や女の子はそれを楽しみます。母親はそれを教育的なものにすることもできます。価格,品質,掘出し物,経済上の原則などについて話し合うこともできるでしょう。特に店が閉まっている時間に行なうなら,それは安上がりな外出になるでしょう。

やはり教育的でしかも面白い娯楽は,工場見学です。家族連れで,印刷工場,新聞社,織物工場,チョコレート工場,自動車工場,あるいは炭坑などを見学することです。見学をさせてくれる工場は少なくありませんし,様々な日用品が生産される方法を見るのはとても興味深く,楽しいものです。例えば,製鋼所の見学は,教室で行なう筆記あるいは口頭のレポートの主題にしやすいでしょう。

純粋に遊びのため

娯楽は必ずしも教育的なものでなければならないというわけではありません。ただそれが面白いからすることもあります。それもまた益があります。老若を問わず人はそれによって,生活の中のより重要な物事に対処できるよう,英気を養うことができます。

しかし,人の関心事は各々異なります。ある人には興味のある事柄も,他の人には退屈なものかもしれません。性の違いによっても,関心事は異なってきます。また,人の年齢も影響します。年を取っている人は,自分が腰を下ろして談笑したり,読書をしたり,将棋をさしたりして満足できるからといって,若い人たちも同じだと考えるべきではありません。十代の若者たちははけ口を必要とするエネルギーに満ちあふれています。ですから野球,バレーボール,バトミントン,ハンドボール,バスケットボール,サッカーなどの活動的な遊びをしたがるでしょう。

あるいは二,三の家族で公園などにゆき,ピクニックを楽しむという方法もあります。そして後で,そうしたい人は一緒におしゃべりを楽しみ,エネルギーのうっ積している者たちは上記のような競技に打ち興じて,エネルギーを発散させることができるでしょう。穏やかな競争があっても害はありません。しかし,勝つことが何よりも重要なことになるなら,言い争いが起こり,せっかくの楽しみもだいなしになってしまいます。

幼児たちは,自分たちの遊べるブランコや砂場を見つけだすでしょう。空のカートンや数本の棒切れか角材でさえ,家やほら穴,飛行機や自動車,そのほか子供たちのたくましい想像力の選ぶがままに何にでもなります。子供たちが高価なおもちゃをほうりだしたまま,砂ぐいや大きなカートンを,想像の赴くままにその時々の気分に合ったものに見立てて,午後中砂ぐいの上で,あるいはカートンで遊ぶというようなことは珍しくありません。何千円もするものでもプラスチック製の消防自動車はいつまでたっても消防自動車です。ところが,大きな段ボールの箱となると,実に何にでも早変わりするのです。

大人は,子供たちの遊んでいるところや,ほかの人たちが野球をしているのを見て楽しめます。その気になれば,ゲームに加わることさえできるでしょう。家族同士がこのようにして一緒に過ごすならば,それらの家族はより親密なより良い家族になり,世代の断絶を避けることができます。また,必要なところで行き届いた監督をすることができます。創造者を崇拝する点で全員が一致していれば,悪い交わりで良い習慣を損なうようなことは避けられます。(コリント第一 15:33)家族同士が共に研究したり,伝道したりするだけではなく,共に清いレクリエーションを楽しむなら,会衆の兄弟愛と相互の理解は増すことでしょう。

音楽とダンス

家族の中には音楽の好きな人がいるかもしれません。楽器の演奏を習うのはむずかしいことですがまた満足のいくものでもあります。そして聴く人を楽しませるものにもなり得ます。二,三の,あるいはそれ以上のクリスチャンの家族の中から楽器を習う人が出ればやがて合奏できるようになり,自分たちが楽しむだけでなく聴く人たちをも楽しませるようになるかもしれません。また,その音楽に合わせて踊りたいと思う人も出てくることでしょう。

歌うことにせよ器楽を奏することにせよ音楽は,あるいはダンスは別に悪いことではありません。器楽や歌は,イスラエルにおけるエホバの崇拝にも用いられていました。老いも若きも,時にはひとりで,別の時にはグループで,音楽に合わせて踊りました。(出エジプト 15:20。詩 87:7; 149:3; 150:4。士師 11:34。エレミヤ 31:13。マタイ 11:17。ルカ 15:25)ある時そのような機会があって力強い舞踊が行なわれ,それに対して異議が唱えられましたが,エホバはそれを是認されませんでした。―サムエル後 6:20。

しかし,ダンスは先に述べた飲食の習慣と同じで,どれほど自制心を働かせるかによって,良くもなり悪くもなります。音楽はソフトで流れるようなものであっても,ビートのよくきいたものであっても,耳ざわりなもの,あるいは人の聴力を脅かす,または他の人の迷惑になるほど音量を大きくしてはなりません。ダンスの良し悪しを決めるのはそのテンポが速いか遅いかではありません。もし性を刺激したり,興奮させたりするものになるなら,そのダンスはふさわしい娯楽のわくを超えたものになります。

そのような時には正しい監督が必要であることを経験は示しています。もちろんそれは,上品で,清潔で,無邪気な楽しみをそぐためではなく,クリスチャンの道徳を危うくする極端な行為を抑制するためです。状況によっては,ワルツでさえ不道徳なものになりかねません。フォーク・ダンス,スクェアー・ダンス,そして現代のダンスの大半は適当に楽しめますが,環境が悪ければそれらのダンスも人を堕落させることがあります。

読書と会話

読んで楽しめる良い本や雑誌記事もありますが,道徳心を損なう本や雑誌もあります。後者に属するものは,クリスチャンである,「あなたがたの間では……口に上ることさえあってはなりません」。真実な事柄,徳とされている事柄,また賞賛に値する事柄を標準とすべきです。―エフェソス 5:3。フィリピ 4:8。

映画やテレビを見るにも同じ指針が当てはまります。映画の中にはいまだに健全で,適当な娯楽になるものもありますが,そうした映画は普通というよりもむしろ例外になっています。テレビ番組には,楽しめてしかも教育的なものがまだ少なくありません。ドキュメンタリー番組は,科学,博物学,時事問題など興味深い分野を扱っています。そのような映画やテレビ番組を見,また良書を読んでいると,お互いに楽しい会話をすることができます。

会話ですか。そうです,会話は決してすたれてはいません。会話が好まれていることは,対話形式のテレビ番組の人気の高さから見てもわかります。しかし,多くの人々は,面白く会話を交わすことがもはやできなくなっているようです。そういう人々は話はしても,人を鼓舞するような考えや概念を相手に伝えません。しかしそのような人にも,自分についての興味深い事実を話してもらうことができます。幼少時の出来事,初めての仕事,今の職に就く決心をした理由,今の宗教を信じるようになったいきさつなど,質問をしてそういう事柄について話すように仕向けると,驚くほど興味深い会話に発展するものです。

洞察力があり,礼儀正しく,巧みで,心からのほめ言葉を述べれば,普段はおとなしい人でも反応を示し,自由に話すでしょう。人々に関心を示すなら,人々もあなたに関心を示すでしょう。やがて,二方向,あるいは四方八方に会話が発展し,みんなが楽しめます。西暦一世紀当時のギリシャ人は,彼らを訪れる人々と話に花を咲かせるのが常でした。「すべてのアテネ人とそこにとう留している異国人は,暇な時間といえば何か新しい事がらを語ったり聴いたりして過ごしているのであった」― 使徒 17:21。

物を読み,観察し,耳を傾け,考えるなら,人と楽しく会話をするのに役立つ新鮮な新しい考えを仕入れることができます。議論をすることや独善的であるのはよくありません。そういうことをすると意思の疎通は断たれてしまいます。感じが良く,上品で,楽しい,話し上手であってください。―箴 15:1; 16:21-24; 25:11。伝道 12:10。コロサイ 4:6。

最後に,望ましくない娯楽をただ禁ずるだけにとどまらず,それに代わる適当な娯楽を与えることが大切です。あなたの宗教が娯楽を全面的に否定するなら,お子さんは,あなたとあなたの宗教からできるだけ早く離れようとするでしょう。ですから,娯楽の空白を作らないようにしなければなりません。(マタイ 12:43-45)次の記事では,さらにどんな事柄が娯楽になるかを検討します。

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