公開される大学の入学試験の結果
「カリー知事は,規格化された入学試験を『不明確なところがあり,誤解されたり誤用されたりするおそれがある』とし,初めての試みとして,大学や大学院の入学試験を扱う部局に試験を公開審査に付すよう求める法案に昨日署名した。法案の定めるところによると,学生は採点された自分の答案用紙と正解とを見て,採点を確認することが許される」。
1979年7月15日付のニューヨーク・タイムズ紙は続けてこう報じました。「入学試験法案は,これに反対する試験関係者や大学の管理者,および法案を支持する学生や父兄,教育者,消費者団体の激しい陳情合戦を招いた。……この法律はニューヨーク州で行なわれる試験にしか適用されないが,妥当性の研究や解答用紙と正解 ― これまで部外秘であった ― が広く利用できるようになるのであるから,これは全国的に大きな影響を与えるであろう」。