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目ざめよ! 1980
目80 3/22 28–29ページ

世界展望

早期教育 ― どれほど重要か

◆ 多年にわたって行なった異なる研究結果をまとめている米国コーネル大学の教育者たちは,以前の幾つかの見解をくつがえし,学齢前の子供の早期教育は,学校に通っている間もその後の人生においても役立つと結論づけている。これらの子供たちは一つのグループとして,学力検査で他の子供より半学年分進んでおり,落伍者も少なく,後の就職についても勝った記録を残している。これらの研究は学齢前の子供たちに対する政府政策を扱ったものだが,コーネル大学のアービング・レーザー教授は「直接,親が参加するなら……それにこしたことはない」と述べている。学齢前の子供たちを教育的な素材に触れさせ,学校に上がる前から上手に読むことを教えた親は,こうした早期教育が確かに幼い子供たちを一生涯助けるものとなることを知る。これらの人々の頭脳は,こうした早期の教育を受けなかった人々より,知的作業を上手に行なうことができ,より優れた読書力を得ることができる。(読書力はその後に学習し喜びを得るためのかぎである。)

ハトの磁気組織

◆ 英国のニュー・サイエンティスト誌は,研究者たちによって,伝書バトの眼と脳の間に,鉄分の豊富な小さな磁気組織が発見されたと報じている。科学者たちはこれがハトの際立った航行能力の一因かどうかを考慮している。同様の特質を備えた細胞は,帰巣機能を有するミツバチからもすでに発見されていた。この磁気組織が,これらの伝書バトに備わっている驚くべき航行能力の確かな一因となっているかどうかについて,目下研究が進められている。

残り物を集める老人たち

◆ カリフォルニア州は,米国の生鮮食料品の三分の一以上を生産しているが,皮肉なことに,同州の多くの人々は十分の食物を得ていない。この点に注目した退職者の一グループは,通常の収穫と配給の手続きがすんだ後に残った果物と野菜を拾い集めることができるかどうか,生産者と配給業者に尋ねた。その結果,幾百㌧もの食糧が回収され,それが貧しいお年寄りや栄養のあるものを買うことのできない病人や自分で買物に行けず家に閉じ込もったきりの人々に届けられた。食糧の一部は収穫期の後に用いるよう缶詰めにされた。残り物を得る人はカリフォルニアの北部と中部で約2,000人に達している。モーセの律法には,『父なし子とやもめ』のために,残った物を集めることのできる取り決めがあった。―申命 24:20-22,新。

マラソンと同じほど有益な散歩?

◆ 元気よく歩くことはマラソンと同じほど血圧を下げる効果のある場合がある,とロサンゼルス,シーダース・シナイ医療センターの高血圧症専門家,アンデレ・レビン博士は語っている。同博士は,まず健康診断をしてから最初に5-10分歩き,徐々に週3-4回,45分間ずつ速く歩くように強化することを提案している。

「最重要な」健康法

◆ オックスフォード大学の医学統計学者リチャード・ペト氏は,英国の医学研究の主力の置きどころも,政府の医療政策も誤っていると述べ,その理由として,彼らが研究の主力を実際の死因となることの多い病気にではなく,一般の注目を集めている病気に注いでいるという点を挙げている。例えば,卒中よりも急性骨髄白血病を研究する科学者の方が多いが,卒中の方が60倍も多くの人々の命を奪っている上に予防法や治療法は容易だった,と同氏は指摘している。ペト氏の意見によれば,政府は喫煙を減少させるより薬品,食品添加物,殺虫剤の試験の方により深い関心を示しているが,イングランドとウェールズでは毎年喫煙でこれの100倍近い人々の命が奪われているという。喫煙は交通事故やアルコール中毒よりも多くの人命を奪っているので,『先進国にとって最重要な健康法を一つ挙げるとしたら,それは禁煙することである』と同氏は言い切っている。同様にメディカル・ワールド・ニューズ誌の一記事も,「政治家,官吏,公共の利益を図るグループ」に「たばこを徹底的に追及する」よう勧告している。

クウェートの石油のもうけ

◆ クウェートは毎年石油で100億㌦(約2兆4,000億円)の収入を得ているが,このような収入をあと70年続けて得られるだけの貯えがある。国際復興開発銀行によれば,クウェート人の平均年収は1万5,000㌦(約360万円)である。それはアメリカ人の平均の2倍,エチオピア人の平均の150倍に相当する。しかしクウェート人は概して,自分たちの石油のもうけを実質的な富とみなすのは誤りだと考えている。アラブ経済開発クウェート資金の会長は,「それは書類の上の話にすぎない。所得と富との間には大きな格差がある」と述べている。政府職員も,自国の経済は単一の資源に基づいており,石油が使い果たされないうちに経済の安定を確立するために時間と競争している,と主張している。

最年少の銀行強盗

◆ 銀行強盗の多発という記録破りの事態に見舞われている米国のニューヨーク市で,何人かの年少者がこれに手を染めようとするのもおそらく当然の成り行きと言えよう。最近のこと,二人の若者がロングアイランドの銀行にやって来て,ライフル銃を手にした12歳の少年が「袋に金を入れろ,でなけりゃ殺すぞ」と出納係を脅した。出納係が大笑いをしたため,若者たちはめんくらって,何も取らずに逃げた。後に警察は,ライフル銃を持っている少年と16歳になるその相棒を逮捕した。若者たちの話によると,二人は銀行強盗の成功例をすべてテレビを通して学び,その結果,何日か銀行を見張った後に学校を休んで強盗に及んだ。

風邪の症状を緩和する

◆ イスラエルの医師たちは,鼻の発熱療法によって風邪の諸症状をうまく除去できると報告している。二本のノズルを備えた装置が蒸留水を蒸発させ,摂氏43度の温かい空気を鼻孔に流し込む。しかし,患者はこの装置に直接触れることはない。カプラン病院のドブ・オフィル博士は,「たいていの場合,風邪のすべての症状を取り除くにはこれで十分である」と語った。この療法のアイディアは,1965年にノーベル賞を受けたパリのパスツール研究所のアンドレイ・ルウォフの行なった研究から得られた。ルウォフは,体温がわずかに上昇するだけでウイルスの繁殖が低下することを明らかにした。ワイツマン研究所のアブラハム・イェルシャルミ博士の報告によると,鼻の発熱療法を受けた患者の85%は症状が和らいだと感じた。頭痛や不快感までが消えた。

抵抗力を増す有害な動物や害虫

◆ 現在のところ,少なくとも43種のカと121種のイエバエが従来の殺虫剤に対して抵抗力を持っているとの報告がなされている。同様に,毒に対して抵抗力のある“スーパーラット”も化学薬品に対する免疫を強めており,カナダ連邦農務省の一役人が次のように語るまでになっている。「ネズミ退治の最善の方法は,これまでに発見されたものの中で最も古い方法,つまり人間の住んでいる場所の衛生状態を良好に保つことと昔ながらのネズミ捕りを使用することである。殺そ剤を50㌘買っても,小さなネズミを二,三匹殺すことができるかもしれないが,もはや大型のネズミは一匹も殺せない。大型のネズミには今でもネズミ捕りが一番である」。

ひまわりを動力に

◆ 南アフリカの農業相は,ひまわりの種子から取った油をトラクターやトラックのディーゼル燃料に使用するテストに成功したと発表した。その油はまた,どんなタイプのディーゼルエンジンでも動かすことができると言われている。ひまわりの種子から油を絞り取ったかすは蛋白質に富んでおり,牛に食べさせる上質の飼料になると言われている。しかし,石油に代わる資源を探している最中とはいえ,実際に“ひまわりが動力に”利用されるようにはなりそうもない。価格の面で競合できるようになったとしても,現在あるおびただしい数の自動車を動かすのに必要な油は膨大な量に上るからである。

命まで奪うテレビの影響力

◆ 感じやすい年ごろの子供たちがテレビを見すぎると,精神面の発育が遅れたり,運動不足のために健康を害したりするほか,他の子供と協調できなくなる,怒りっぽくなる,神経質になるなど,数多くの望ましくない影響が生じるようになり,また乱暴を働きやすくなる,ということは周知の事実である。ある子供は自分の大好きなテレビ番組が取りやめになったため,自殺してしまった。サンデー・オレゴニアンが伝えたように,その子供が自分の部屋にテレビを持ち込むのを親は許したが,「自分の寝室でテレビを夢中で見るあまり,[その子供の]世界と番組とが重なり合うようになった」。父親は悲しげに,テレビを見すぎることについてこう語った。「テレビが子供にそれほど悪い影響を与えるとは考えていませんでした。でも今はそう確信しています」。

ベーリウムの乱用

◆ 米国だけでも,昨年一年間に,精神安定剤ベーリウムの処方せんが4,500万枚も書かれた。しかし,米国カリフォルニア州海軍アルコール中毒更生医療活動の責任者ジョセフ・パーチ博士は,多量に服用されているこの薬剤には惑溺性があり,この薬は同国で大きな健康上の問題を引き起こしている,と語った。日常のありふれたストレスのためにこの薬を処方すべきでないと医師たちに注意を促しながら,同博士はこう語った。「女性が掛かり付けの医師の診療室にやって来て,『主人が酒を飲みすぎるので神経がいら立っています』と言うだけで,医師たちは[ベーリウムやリプリュームなどの]精神安定剤を機械的に与えるのが今日の慣行になっている」。パーチ博士は,精神安定剤をわずか6週間服用しただけで中毒になった人に会ったことがあると語り,さらにこう言葉を加えた。「これらの薬はいずれも我々の問題を解決しない。これらの薬を飲むと感覚が弱まり,鈍感になるので,気分が良くなったように感じるが,何一つ解決されるわけではない」。上院保健委員会の委員長エドワード・M・ケネディ上院議員は,それが言わんとしていることは極めて明白であると述べ,次のように語っている。「万一,ベーリウムなしで一日も過ごせないなら,その人は中毒症状を示しているのであり,助けを求めるべきである」。

学校教育の恐るべき実情

◆ ニューヨーク・タイムズ紙によると,「1978年までの4年間に,ニューヨーク市の公立学校では生徒のほぼ二人に一人が中途退学した」。この数字を挙げた公立学校事務局長フランク・J・マッキアローラは,45%という中途退学率は「これらの若い人々に対する責任を我々が全く果たしていないことを如実に物語っている」と語った。95万人の生徒を擁するニューヨークの公立学校制度は米国最大の学校制度である。

テレビ中毒

◆ ニールセン社とローバー社の二つの別個の調査が明らかにしたところによると,最近のある人々の考えとは異なり,米国人のテレビ好きの傾向は少しも変わっていない。ローバーの調査は,テレビを見る時間が1976年以降,実際には15分ほど増えていることを示している。ニールセンの調査では,普通の家庭は一日に6時間13分テレビをつけている。そして家族の各成員は,年間を通じて,毎日平均3時間8分テレビを見ている。

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