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目ざめよ! 1980
目80 11/22 10–11ページ

真の解決策は何か

人間が食べようと思えば食べることのできるものが現在以上にあるのは確かです。しかし,現実的には,すべての人が突然,それまで食べようとしなかったものに対して食欲を抱くようになるとは考えられません。そういうわけで,一部の人々は,近くに栄養源になると思われるものがありながら,それが自分たちの食習慣とあまり相入れないため,引き続き飢えに苦しむことでしょう。

前にも取り上げたように,人間の努力によって問題の解決が図られる新たな突破口となるものはありません。そのような突破口を開くことが可能であるなら,毎晩10億もの人々がすき腹を抱えて床につくようなことはないでしょう。それゆえ,わたしたちは次の事実から逃れることはできません。つまり,それはいかに誠実かつ貴重な幾つかの救済策が提唱されようと,地球の住民の貧しい人々に食物を供給するレースでわたしたちは敗北を喫しつつあるということです。

ブラジル栄養協会のワルター・サントス博士はこう語りました。「いずれの先進国においても,約束され,予測されていたことと,実際に成されたこととを巡ってほぼ全般的に欲求不満がうっ積している。どこにおいても,これまでの政策を急激に変更するよう求める声が聞かれ,現にその必要が認められる。これまでの政策は,社会的・経済的不平等をなくすどころか,それを一層はなはだしいものにしてきたからである」。

なぜこのような事態が生じているのでしょうか。それは,食糧問題の解決策が人間の手の及ばないところにあるためです。頭脳明せきな科学者,知恵のたけた政治指導者,知性豊かな経済学者が,時間と精力とお金をつぎ込んでも,その問題を解決することはできませんでした。これから先もそれは同じことでしょう。

人間の持つ利己心や貪欲心,権力欲,他の人が苦しんでいても自分だけは利益を得ようとする態度,こうしたものすべてが行く手に立ちはだかっています。しかも,これは,永続的な解決を阻む根深い問題のほんの一部にすぎません。

人間にその解決をもたらすことができないのであれば,いったいどうなるのでしょうか。規模としては,人類がこれまで経験してきたどんなものも及ばない大飢きんの到来を予告する科学者の言葉が的中するのでしょうか。逃れ道はないのですか。

真の解決が間近に迫っている

解決が間近に迫っている? どうしてそのようなことがあり得るのですか。専門家が将来に大きな不安を抱いていることを今しがた説明したばかりではありませんか。

その通りです。しかし,今日の暗い現状と将来の展望そのものが一つの励ましを与えてくれるのです。どのようにですか。こうした事柄すべては,真の解決が近づいていることを示す証拠の一部を成しているのです。イエス・キリストがわたしたちの時代について語った次の預言の言葉に注目してください。「人びとは,人の住む地に臨もうとする事がらへの恐れと予想から気を失います」― ルカ 21:26。

今日の飢きんは,他の様々な出来事と相まって,わたしたちの時代が,イエスの予告された「事物の体制の終結」の時にあることを明らかにしています。イエスは様々な事柄を予告なさいましたが,その際,『食糧不足があります』と言われました。―マタイ 24:3,7,8。

聖書巻末の書には,わたしたちの時代に4人の象徴的な「騎士」が馬で乗り進む様が預言的に描かれています。その影響の一つは食糧価格の高騰です。ウェイマス訳は啓示 6章6節を「パン一かたまりが一日分の賃金」と訳出しています。これは,「多くの人にとって,一回の食事の費用は今や一日の収入を上回るようになっている」と述べるニューヨーク・タイムズ紙の解説とまさにぴったり符合しています。

最悪の食糧不足はわたしたちの時代に起きました。他の数多くの出来事も,1914年から1918年にかけて起こった第一次世界大戦と共に,歴史上空前の規模で生じました。その戦争は現代史の転換期を画するものとなりました。その戦争は,わたしたちが,「事物の体制の終結」つまり『世の終わり』として知られている時期に入っていることを明示する数多くの出来事の一つだったのです。―文語聖書。

豊かな新秩序

しかし幸いなことに,聖書の預言は,この時期が終了するとともに,まもなく全地で驚くべき変化が生じることを予告しています。こう記されています。

「『神の幕屋が人と共にあり……[神は]人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや,死もなく,悲しみも,叫びも,痛みもない。先のものが,すでに過ぎ去ったからである』。

「すると,御座にいますかた[神]が言われた,『見よ,わたしはすべてのものを新たにする』」― 啓示 21:3-5,口。

このように,暗たんたる食糧事情を含め,世界の出来事が実際に意味しているのは,人類を支配している不満足この上ない現在の事物の体制の終わりが間近に迫っていることにほかなりません。神の約束によると,神はまもなく人間の事柄に介入し,この邪悪な体制を打ち砕いて,大きな変化をもたらす新しい時代に通じる道を開いてくださいます。ペテロが予告したように,それは「新しい天と新しい地」になることでしょう。―ペテロ第二 3:13。

神の新しい政府は天の領域から人間の事柄を管理し,人間を導くのです。(マタイ 6:9,10)その政府は地上に驚くべき変化をもたらします。社会の不正を終わらせ,自己本位の経済体制や貪欲な人間を一掃します。そして,人々を分ける国家的障壁も取り除き,飢きんや餓死,貧困といったものを永久になくします。餓死寸前のふくれた腹や,飢えて鉛筆のようにやせ細った手足を見ることは二度とありません。幾十億もの人々が腹をすかせて毎晩床につくという不幸な光景は永久に見られなくなります。

考えただけでもぞっとするような飢えが過去のものとなり,その忌まわしい頭をもたげることがもはや決してない時が足早に近づいています。地上に確立される神の新秩序には,良いものが豊富にあることでしょう。そこには,「油を存分に用いた料理の宴」や『じゅうぶんな穀物と豊かなみのり』があります。その時,すべての人が食べて有り余るほどの食物があるでしょう。―イザヤ 25:6; 詩 72:16,新。

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