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目ざめよ! 1982
目82 2/22 9–12ページ

地球の所有者の取る措置

自分を地球の所有者の立場に置いて,自分だったらどうするだろうか,と自問してみてください

この号の冒頭の記事の中に,美しい家を借家人に貸し与えたのに,その人たちがその家を荒らしてしまったという話がありました。あなたはそのような者たちを立ち退かせるに違いありません。その後の二つの記事は,人間が地球に臨ませた荒廃のほんの数例を挙げています。ある家族があなたの家を破壊するのと,人類が地球を破滅させるのと,どちらが悪質でしょうか。あなたが自分の家を破壊する借家人をそのままそこに住まわせることがないのであれば,ご自分の地球を破滅させる人々を神がそこにとどめておかれない理由を理解できるのではありませんか。

エホバは正にそのこと,つまりいつまでも地が破滅させられるままにしてはおかないということを述べておられます。そのうえ,神はそうした行為を終わらせる時を定めておられます。その時は,「終わりの日」として知られています。戦争・ききん・地震・疫病・道徳の崩壊・青少年非行・犯罪の急増・神や敬神の行為に時間を割こうとしない,自分が第一の快楽指向社会 ― これらは現在のこの体制の「終わりの日」を特色付けるものとして予告されていたことです。このすべての及ぼす全般的な影響は正に預言されていた通りになっており,わたしたちは現在それを見ています。すなわち,「逃げ道を知らない諸国民の苦もん」があり,どんな所に住む人々も「人の住む地に臨もうとする事がらへの恐れと予想から気を失います」。―テモテ第二 3:1-5。マタイ 24:3-14。ルカ 21:25-27。

このことを嘲笑する人がいるでしょうか。そうした者たちの存在も,この時代について予告されていました。「あなたがたはまずこのことを知っている(の)です。つまり,終わりの日にはあざける者たちがあざけりをいだいてやって来るからです。その者たちは自分の欲望のままに進み,『この約束された彼の臨在はどうなっているのか。わたしたちの父祖が死の眠りについた日からも,すべてのものは創造の初め以来と全く同じ状態を保っているではないか』と言うでしょう」。(ペテロ第二 3:3,4)予告されていた通り嘲笑する者たちが存在し,そうした者たちはききとして,こうした事柄すべては以前にも起きたことがある,と言います。

しかし,そうではありません。現在全地球的な規模で存在しているほどにそうした事柄が存在したためしはなく,かつては存在しなかった事柄が新たに存在するようになっています。ニューヨーク・タイムズ紙の元編集長,ジョン・オークスは,この新たに加えられたものを明らかにして次のように述べています。「環境危機……は質の点でも,程度の点でも,人類史上かつて存在したいかなるものとも異なっている」。エホバ神は増し加えられたこの点をも,「終わりの日」のもう一つの証拠としておられます。キリストの即位と国際的な動乱に言及したのち,聖書の啓示の書は,「地を破滅させている者たちを破滅に至らせる」時が到来した,と述べています。(啓示 11:18)人間はその貪欲さと金銭への愛から,以前にも喜んで地球を破滅させていたかもしれませんが,そうするだけの力を持ち合わせませんでした。ところが今,人間は科学技術のおかげで地球を破滅させる力を持つようになり,人間は地を貪欲な仕方で開発しながら正にそのことを行なっているのです。そして,この預言がさらに示すように,破壊をもたらす人々の進路を阻むのはエホバです。

エホバ神は一時の気まぐれから地球を創造されたのではありません。それが荒れ地と化するのを手をこまねいて見るために地球を造られたのではありません。神は目的を持って行動されました。「神[は],地を形造り,それを造り,……それをいたずらに創造せず,[むしろ]人が住むために形造った方」なのです。そして地球は,人の住む美しいパラダイスの状態のもとでいつまでも存在することになっていました。―イザヤ 45:18,新。詩 104:5。伝道 1:4。

地上の最初の人間はエデンの園に置かれ,『それを耕し,またその世話をする』よう告げられました。植物は,人間だけでなく,すべての生物の食物となるはずでした。目を楽しませることを目的とした植物もありました。神は実に見事に野のユリを着飾らせたではありませんか。地は世話を受けることになっていました。後日,神は7年目ごとに「その地のために全き休みの安息」を設けるようお命じになりました。―創世 1:30; 2:15-17,新。マタイ 6:28-30。レビ 25:3-7,新。

人間は命じられた通りに地球を世話してきたでしょうか。

動物に対して配慮が示されることになっていました。神は動物のことを気遣う人を義なる者と呼び,残酷な者には邪悪な者というらく印を押しておられます。モーセを通して与えられた神の律法には,種の保存を図る規定がありました。母鳥は逃してやらなければなりませんでした。牛とロバを同じかせに付けて耕してはならないことになっていました。体の小さい,力のない方の動物にとって不公平なことになるからです。穀物を踏んで脱穀している牛にくつこを掛けてはなりませんでした。牛には働きながら食べる権利があったのです。律法のもとでは,家畜は安息日にその主人と共に休むことになっていました。また,人はたとえ安息日であっても,苦しんでいる動物を助けるためには働かなければなりませんでした。―マタイ 10:29。箴 12:10。申命 22:6,7,10; 25:4。出エジプト 23:12,5。ルカ 14:5。

こうした原則は今日実践されているでしょうか。

神は人々が互いに対してどのように振る舞うべきかについて指示をお与えになりました。イエスはその点を次のように言い表わしておられます。「それゆえ,自分にして欲しいと思うことはみな,同じように人にもしなければなりません」。「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」。そしてわたしたちが美しい持ち家に住む借家人から感謝を示して欲しいと望むのであれば,わたしたちも地球の所有者であられるエホバ神に感謝の念を示すべきです。「あなたは,心をこめ……あなたの神エホバを愛さねばならない」とイエスは言われました。(マタイ 7:12; 22:37-39)興味深いことですが,そうするためには隣人を愛さなければなりません。「自分がすでに見ている兄弟を愛さないものは,見たことのない神を愛することはできないからです」― ヨハネ第一 4:20。

現在のように地球の大気や水や土壌を汚染している人間は,この種の愛に導かれているでしょうか。人間が今日,動物や植物や人間に対して,冷淡で無関心な,また残酷とも言える仕方で行なっている破壊行為にこの種の愛が見られますか。また特に,害を受けやすい第三世界の発展途上国に事業を移転させる企業経営者の側にこの種の愛が見られるでしょうか。第三世界の国々では,はなはだしい汚染を出し,障害者や死者を出し放題でも,その土地とそこに住む,身を守るすべのない人々から略奪することを阻むやっかいな環境規制がないのです。

最後に,地を破滅させる別の種類の汚染があります。それは道徳上の汚染です。これはまた,地球の借家人たちを追い出すことを求めるものでもあります。神がイスラエル人に約束のカナンの地を占拠するよう命じた時,無神経に一つの民を移動させて別の民が住めるようにされたわけではありません。カナン人はそのはなはだしい不道徳と宗教的な流血行為のゆえにその地を汚し,そのためにそこから追い出されていたのです。それら憎むべき犯罪の幾つかを挙げた後,神はイスラエル人にこう警告されました。「これらの事のいずれによってもあなた方の身を汚してはいけない。わたしがあなた方の前から去らせる諸国民はこれらのすべての事によってその身を汚したのである。そのためにその地は汚れており,わたしはそのとがのゆえにそれに処罰を加え,その地もそこに住む民を吐き出すのである」― レビ 18:24,25,新。

しかし,イスラエルはそれらの諸国民と同じことを行ないました。偶像に仕え,無実の者の血を流し,見下げ果てた不道徳をならわしにし,ついには再び「その地は流血で汚されることになりました」。そして,エホバは偏り見ない方なので,イスラエルは以前にそこに住んでいたカナン人と全く同様,その地から吐き出されました。預言者はこう語っています。「見よ,エホバはその地を空にし,荒れ果てた所とされる。その面をねじ曲げ,その住民を散らされた。そして,土地そのものが住民の下で汚されたのだ。彼らが律法をうまく避け,定めを変え,永続する契約を破ったからである。それゆえに,のろいがその地を食い尽くした。そこに住む者たちは有罪とされる」。―詩 106:35-39; イザヤ 24:1,5,6,新。

借家人があなたの美しい持ち家の美観を損ない,中の部屋を売春宿に変えるなら,あなたはそうした者たちをそこにとどめておかないでしょう。同じように,エホバは地を汚染する,地球上の借家人たちを追い出されます。その後に地球は,その地に対する感謝の念を抱き,その世話をする人類すべてにとって美しいパラダイスの住みかになるのです。詩篇作者はこう歌っています。「ほんのもう少しすれば,邪悪な者はいなくなる。あなたは必ずその場所に注意を向けるが,彼はいない。しかし柔和な者たちは地を所有し,豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう。義なる者たちは地を所有し,そこに永久に住むであろう」― 詩 37:10,11,29,新。

地はすべての生きる被造物のために造られたのです。すべての被造物はその創造者なる神エホバを賛美することになっています。『神を賛美せよ,天よ,地よ,海の生物よ,鳥よ,動物よ,そしてすべての人々よ』と詩篇 148篇は述べています。そして,聖書の詩篇の最後の篇の最後の節は,次のような輝かしいフィナーレを鳴り響かせています。「すべて息あるもの ― ヤハを賛美せよ。あなたがたはヤハを賛美せよ!」―詩 150:6,新。

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『環境危機は人類史上かつて存在したいかなるものとも異なっている』

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地を破滅させる別の種類の汚染があります。それは道徳上の汚染です

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預言者はこう語りました。「見よ,エホバはその地を空にし,荒れ果てた所とされる。……土地そのものが住民の下で汚されたのだ」

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地はすべての生ける被造物のために造られたのです。すべての被造物はエホバを賛美することになっています!

[12ページの図版]

「ぼくの世界でもあることをお忘れなく」

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