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目ざめよ! 1983
目83 4/8 20ページ

思い掛けない方法で広まる聖書の真理

エホバの証人は,聖書に約束されている,人類に対するすばらしい希望をあらゆる人に伝えたいと望んでいます。それで,定期的に家から家を訪問するのです。これは伝道の方法としては一番効果的ではあっても,この方法ですべての人に会えるわけではないことを,イエスはご自分の弟子たちに語られました。在宅していない人々の中にも,良い心を持った人がおり,イエスはそれらの人々をエホバの組織に導くと言われました。(マタイ 10:23。ヨハネ 10:16,27)しかし,どのようにして導かれるのでしょうか。わたしたちの側の努力は求められていないのでしょうか。次にご紹介する経験は,これらの質問に答えてくれるでしょう。

「私は,3年前肝炎で2度目の入院を強いられました。最初の入院の時のことを思い出して,この度は,5年間分の『ものみの塔』誌を持って行くことにしました。1日24時間中,世の人と生活を共にするので,その雑誌は自分の霊性を維持する備えとなるはずでした。また,証言の際に出くわす様々な質問に答えるためにその雑誌を使うことができるという利点も考えていました。

「入院当日は,二人部屋に入りました。その日,同室の人に神の王国について1時間半証言することができました。その後,あらゆる機会をとらえて,神が差し伸べておられる慰めと希望について同室の人に話しました。しかし,証言の業は二人部屋では限られていました。それで,6人部屋に移りたいという願いを祈りの中に含めました。二日後,看護婦の主任の方から部屋を替える話が持ち掛けられ,私は6人部屋に移りました。

「新しい畑に入って,さっそく種をまきました。まず,隣のベッドの人に2時間証言を行なうことができ,大きな励みを得ました。病院内の患者はほとんどの人が肝炎なので,外見は元気ですが,見えない病状のためにいら立ったり,あきらめたりしている人が少なくありませんでした。証言すると,偏見を持たれて,その場に居づらくなるのも事実です。しかし,私は『ものみの塔』誌と聖書を毎日8時間読む計画を立てていたので,憂うつな気分にならずにすみました。9か月間のうちには,部屋の人たちの顔ぶれは大方変わってしまいます。その間,証言できるようエホバに祈りました。

「退院許可がいったん下りた時,最後と思える検査を受けたところ,容態はまた少し悪化していました。それで,家へ帰ってはいけないと言われました。……その時,一人の人が入院してきました。その人は腕の先まで入れ墨をしていました。私も病気のことで気が沈んでいましたが,エホバ神の目的を知っているので慰められていることをその人に話しました。ところがその人は,『エホバ』という神のみ名を知っていました。以前,福岡にいた時にエホバの証人の訪問を受けて,書籍を求めたことがあったのです。私が『ものみの塔』誌を読んでいると,その人は,『私にも何か読ませてください』と言われました。それで,私は1冊の『ものみの塔』誌を手渡しました。最初は,暇つぶしだろうと考えましたが,次の日,『もうありませんか』と尋ねられた時には,喜びがこみ上げてきました。『ありますよ』と答えて,半年分の12冊の雑誌を渡しました。その後,その人に証言をしなかったのですが,1週間後に,その人は私が読んでいたクリスチャン・ギリシャ語聖書に関心を持たれ,その時から短い話し合いが始まりました。3か月後に私が退院するころには,その人はヘブライ語聖書を1回,ギリシャ語聖書を3回読み終えていました。そして他の人に証言し,隣の部屋の人たちにも証言して回っていました。その人は以前暴力団の中堅幹部だったそうですが,現在,バプテスマを受けたエホバの証人として補助開拓奉仕を楽しんでおられます」。

「ある日,私は美容室で『目ざめよ!』誌を読んでいました。洗髪のために立った時,テーブルの上に雑誌を置いておきましたが,戻るとそれがありません。周囲を見回すと,ショーケースの上に置かれていたので,子供に取ってもらって,また読んでいました。

「パーマを終えて店を出ると,一人の若い美容師さんが追いかけて来られ,『さっき,幸福がどうとか書かれている本を読んでいましたね……』と言われました。少し驚きながら,買い物袋から雑誌を取り出すと,その美容師さんは,『ああ,これです! このような本が読みたいと思っていました。どうすれば手に入れることができますか』と言いながら,1982年8月22日号の『目ざめよ!』誌の裏表紙に書かれた,『幸福はお金では買えません。それとも買えるのでしょうか』と大きく書かれた部分を指差されました。そこには,『幸福 ― それを見いだす方法』という書籍の内容が説明されていたのです。

「尋ねたところ,この人は今まで伝道者に会ったことも,『幸福』の本のような出版物を見たことも一度としてないということでした。さっそく,『幸福 ― それを見いだす方法』,『人生には確かに目的がある』という書籍と雑誌を持って再び訪問すると,その方はとても喜んでくださいました。そして,『このような本を毎月読みたいのですが,どうすればよいですか』と真剣なまなざしで尋ねられました。

「1冊の雑誌の無言の証言を通して,雑誌と書籍の両方を配布する経路を取り決めるという,とてもうれしい経験をしました」。

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