読者の声
アドベンティスト教会と同性愛者
「多くの宗教 ― どんな実を産み出していますか」(1984年4月8日号)という記事の中で,次のような文がニューズウイーク誌から引用されていました。「過去10年間に,同性愛者の集会が……プロテスタントの主流宗派の間に起こり,……セブンスデー・アドベンティスト……などの間に同様の組織を生じさせた」。これは,アドベンティストの信者が全体として同性愛を大目に見ていることをほのめかす文章です。しかし,積極的な同性愛者はバプテスマを受けてこの派の信者になることができません。同性愛という罪は許容されていません。
R・IおよびJ・I 米国ニューヨーク州
私たちが引用した文章は,セブンスデー・アドベンティストの信者が組織全体として同性愛を大目に見ていると言っているのではなく,同性愛を承認して欲しいと求めるグループが,セブンスデー・アドベンティストの信者の間に幾つか現われたということを述べているにすぎません。セブンスデー・アドベンティスト世界総会総理室の1981年4月23日付の回状の中では,同性愛者がアドベンティスト派の活動を行なうことが認められています。牧師や教師および他の働き人たちは,そうしたグループと会合したり働いたりしないようにとの助言を受けました。もっとも,個々の同性愛者に援助の手を差し伸べることは勧められています。アドベンティスト派の人々が同性愛を習わしにしている場合,その習わしのゆえにその人が除名されることについては何も述べられていません。―編集者。