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  • 『エホバの善良さを味わい知る』
  • 目ざめよ! 1984
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  • エホバの『善良さ』に注目する一般の人々
  • 出席するために払われた努力
  • 大会プログラムの際立った点
目ざめよ! 1984
目84 11/8 25–27ページ

『エホバの善良さを味わい知る』

聖書の神エホバに仕える真のクリスチャンは,詩編作者ダビデの次の言葉が真実であることを認めています。「あなた方はエホバが善良であることを味わい知れ。そのもとに避難する強健な人は幸いだ。……エホバを求める者たちは,良いものに少しも不足しない」,「あなた方はエホバに感謝せよ。神は善良な方だからである。その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである」。(詩編 34:8,10; 118:1)神の『善良さ』はどのようにして表わされるのでしょうか。わたしたちは神の『善良さ』を,み言葉,聖霊,み子という賜物,「忠実で思慮深い奴隷」などの備えのうちに見ることができます。去る7月から8月にかけて日本全国で開かれた,24の「王国の増加」地域大会はまさにエホバ神の『善良さ』の証拠であり,この一連の大会に出席した合計17万9,439人の人々は,そう感じたに違いありません。

エホバの『善良さ』に注目する一般の人々

「王国の増加」大会に出席したエホバの証人とその子供たちの良い振る舞いや秩序正しさについては,大会会場の関係者,ホテル・旅館の経営者,交通機関の関係者の方々が大変好意的な感想を述べています。福岡大会の会場となった福岡国際センターの責任者の一人は,「ものみの塔の皆さんは表情が穏やかで目が生き生きしています。多くの幼い子供たちが静かに座ってプログラムを聴いていることには驚きました。自分にも小学生と中学生の子供がいますが,うちの子供も同じようになって欲しい」と語りました。

札幌A大会でエホバの証人を乗せたあるバスの運転手は,証人たちについてこう話しました。「あなた方の行儀の良さには感銘を受けました。ほんの小さな子供たちでも,乗り降りする時には,元気にあいさつや感謝の言葉を述べてくれます。初対面なのに,親しみを感じます。またすべての人が明るいのでびっくりしています。あなた方のグループの方は,この世の中でも際立って立派です」。九州の都城では,50人以上のエホバの証人の宿泊を引き受け,大変良い印象を受けたある旅館の奥さんが,「普通のお客さんの10分の1も手がかからず,子供の行状もとても良い」と感想を述べました。この方は,宿泊客の一人の婦人から非公式の証言を受け,大変興味を示し,大会で発表された「新しい地へ生き残る」という題の本を是非欲しいと言って求め,毎日その客の部屋へ行き,聖書の話を聞きました。その奥さんは受付カウンターに座ってその本をよく読んでおられ,学んだことをご主人や息子さんにも伝えました。息子さんも興味を示したようです。宿泊客の婦人が家庭聖書研究を奥さんに勧めたところ,「忙しい毎日だけど是非学びたい」と言われました。

聖バプテスト教会に12年間所属し,指導的立場にある方が横浜大会に出席し,大会から大きな感銘を受けました。その年配の男の方は次のように語っています。「エホバの証人がなぜ急増しているのか,なぜ断わっても断わっても戸別訪問が続けられるのか不思議で,その理由に大きな関心があり,大会に出席しました。教会のわずかな人数の集まりでも,このエホバの証人の1万人以上の人数の集まりほどの秩序は保たれていません。1万人もの人が集まり,小さな子供までが訓練されていて,その見事な光景に感銘を受けました。プログラムの内容も出版物も教会で教えられている内容に比べて,はるかに高度なものであり,教会はくやしいけど負けてしまいます。教会ではエホバの証人を異端視していますが,彼らこそ,断わられてもねばり強く神のご意志を行なっていると感じました。今は難しいが,私も内容から考慮してエホバの証人の組織に来たいと感じました」。

一般の人々にも感銘を与えた,大会組織のすばらしさ,大会プログラムの優れた内容,子供たちを含む出席者たちの立派な行状はいずれも,エホバの『善良さ』を反映するものです。

出席するために払われた努力

エホバはご自分の『善良さ』の証拠とも言える「王国の増加」大会にご自分の民を招いて,四日間の霊的宴にあずからせてくださいました。そうした大会に出席するには良い計画が必要です。しかし,経済的および健康上の理由や未信者の家族の反対などの理由で,大きな障害を克服するため,特別の努力を払わなければならなかった人たちも少なくありません。

一例として,11歳と8歳と6歳の子供を持つ母子家庭のクリスチャンの一婦人は,正規開拓奉仕(全時間伝道)を行ないながら,奄美大島から九州の大会に出席するために大きな努力を払いました。その婦人は次のように語っています。「私は本土から約350㌔もある離島に住んでいます。大会に出席するためには会場まで15時間程かかり,約1週間の日程を要します。それに経済的にも,1か月の生計の半分以上が必要となります。そのために大会に出席するには日ごろから綿密な計画と強い決意が求められます。子供たちもよく協力してくれ,あるもので満足することを生活の中で実践してくれます」。

いわき大会に出席したクリスチャンの一婦人は,過去11年間,腎臓不全のため毎回5時間かかる人工透析を毎週3回受けてきました。今までは地域大会に出席することのなかったその婦人はこう語りました。「今回の地域大会には,是非家族で出席したいと願い,エホバ神にずっと祈り,いつも人工透析を受けている病院の先生に相談したところ,協力してくださり,大会会場の近くの病院の先生を紹介してくださいました。今回の大会でも,人工透析を受けなければ1週間の命ですから,大会中2回にわたって,5時間の透析を受けに行かなければなりませんでした。初めて家族そろって地域大会に出席でき,勇気をもってエホバに依り頼むとき必ず助け導いてくださることを味わい知り,心から感謝しています」。

大会プログラムの際立った点

四日間の大会のプログラムは,エホバの『善良さ』を十分に味わい知ることのできる,霊的宴です。エホバはその霊的宴にご自分の民を招待しておられます。聖書に新しく関心を持つようになった人々を含む多くの人々がよく計画し,さまざまな障害をも克服して大会に出席したいと強く願う理由はそこにあるのです。四日間の大会全体の主題は「王国の増加」ですが,それぞれの日には異なった主題が定められ,聖書の教えが,話,討議,劇などの形で提供され,信仰を鼓舞する経験も多く聞くことができました。(ある大会では曜日の関係でプログラムの順序に一部調整が加えられています。)

『小さな者が千となる』: これは大会初日の主題でした。1914年に王国の支配が始まって以来,エホバのみ名と神の王権の栄光について忠節のうちに宣べ伝えるご自分の民をエホバは豊かに祝福し,驚くべき増加をもたらされました。第二次世界大戦中の1943年に世界中でわずか10万9,794人だったエホバの証人が,1983年には250万人余りの「強大な国民」になったのです。(イザヤ 60:22)そしてイエスの死を記念する記念式には昨年676万7,707人が出席しました。増加は続いています。しかも,速度を増しているのです。「新しい地へ生き残る人々」と題する話の中で話し手は,来たるべきハルマゲドンの戦いを神に保護されて生き残り,新しい地の楽園で永遠の命を受けるという輝かしい見込みを持つ「ほかの羊」の大群衆が,昔の預言的な劇の中の人物によって予表されていたことを説明しました。その話の中で「新しい地へ生き残る」という題の本が発表され,聴衆は歓喜しました。

『王国を広く宣明する』: 大会二日目のこの主題は,王国の良いたよりを熱心に宣べ伝え,王国の実を増し加えることの大切さを強調するものでした。『開かれた戸口に入る』ために大きな努力を払った開拓者(全時間伝道者)たちとのインタビューは励みを与えるものでした。「神からの教育は王国の実を増し加える」と題するこの大会最初の劇は,聴衆に深い感銘を与えました。この劇の中では,信仰の破船を招きかねない世俗の高等教育を追い求めるよりも,永遠の命をもたらす神からの教育を優先させ,開拓奉仕を行なって王国の実を増し加えることに時間や体力を用いることがどれほど優れた道であるかがはっきりと示されました。名古屋大会に出席した十代のクリスチャンは劇の感想をこのように語りました。「真理に熱意を示さず大学進学を考えていた私は,昨年の現代劇を見て励まされ,以来補助開拓奉仕を続けてきました。でも内心では,まだ大学に進学した友人のことをうらやましく思っていました。その私が今度の大会で『神からの教育は王国の実を増し加える』の劇を見た時,すべての迷いがふっきれました。これから努力して目指す正規開拓を始めたら,エホバがきっと祝福してくださると思います」。東京の一人の若いクリスチャンはこう語りました。「劇を見て感激しました。私は2年間大学に行って中退し,以前から母を通して教えられていた真理に戻りました。明日この大会でバプテスマを受けます。劇の中の明君が感じていた大学生活の中での圧力は現実のものです。高等教育のわなについて真実を率直に教えてくださったことを本当に感謝しています」。子供を持つ親たちもこの劇から感銘を受けました。新潟大会に出席した一人の姉妹はこう語りました。「3人の子供を持つ母親として子供に対する親の責任の重さを再認識させられました。また神からの教育以上に満足と益をもたらすものはなく,生き方において決して後悔の念を生じさせないものであるという点には共鳴を覚えました。今,神とその愛ある組織の中で得ている益や保護は,私たち各自が感じている以上の最善で最高のものであることを思い起こさせられました。また,自分がどんな資材で子供の中にキリストの弟子としての信仰を築き上げているのか大いに反省させられました」。

午後のプログラムには,「世界中で増加している王国の実」と題する基調をなす話がなされました。イザヤ 60章の預言が今日どのように成就しているかが各節を追って説明されました。地上での永遠の命を待ち望む「大群衆」が「巣箱の穴」,つまり『はと小屋』に向かう「はとのように」群がり,エホバの組織に集められている様子が興味深く説明されました。(60章8節)二日目の主題と調和して,午後に取り決められていた野外宣教には,大会都市の区域内で幾千人もの奉仕者たちが「王国の良いたより」を広く伝え,よい証言がなされました。

「学んだ事柄を実践する」: 大会三日目のこの主題によって,出席者たちは教えられる数々の優れた教えを実行するよう励まされました。クリスチャン家族の中で,夫と妻と子供たちがそれぞれの責任をどのように果たすべきかについて実際的な教訓が与えられました。それに続く話では,特に若い人たちに注意が向けられ,サタンに欺かれることなく,「エホバの心を喜ばせる子ら」として歩むよう励ましが与えられました。「エホバの力強いみ手のもとにあって服する」と題するバプテスマの話の中で,主権者としてエホバかサタンのいずれかを選ばなければならず,中間や中立はないという点が指摘され,キリストを通してエホバに服することの大切さが強調されました。この一連の大会で水のバプテスマを受け,エホバ神への献身を表明した3,236人の人々は,その立場によって叙任された奉仕者となりました。その日の最後の話,「聖書は神に関するわたしたちの正確な知識を増し加える」の中で発表された,英文の大字版の「参照資料付き聖書」は聖書の深い知識を学ぶのに大いに役立つことでしょう。各ページの中央の欄には合計12万5,000以上の最新の欄外(相互)参照が載せられており,もう一つの特色である脚注には,聖書に関する幅広い最新の情報が載せられています。出席者たちは一日も早くその聖書の日本語版が入手できるのを楽しみにしています。

『王国の豊かな支配に終わりはない』: 四日間の霊的宴もあっという間に最終日を迎えました。午前のプログラムの最後には,「恥ずべき愚行に警戒しなさい」という題の聖書劇が行なわれました。この劇はカナンの都市エリコが,侵攻するイスラエル人の前に奇跡的に陥落した時に恥ずべき愚行を犯したアカンの事件を取り上げたものです。そして,今日においてもクリスチャン会衆の中で行なわれる悪行が,悪行者だけに不利な影響をもたらすのではなく,会衆に非難がもたらされ,会衆全体の霊性が影響を受けることもある,という点が現代劇をも織り混ぜてはっきりと示されました。それで,恥ずべき愚行に警戒し,会衆内の他の人々の不忠実な行為を大目に見ることのないように注意すると共に,神の律法や原則に対して健全な敬意を払うよう促されました。

大会の最高潮である公開講演は,招待ビラによって広く宣伝されました。「人間のできない事柄を成し遂げる政府」と題する講演の中で次の点が指摘されました。人間は現代の科学技術の目ざましい進歩にもかかわらず,性的不道徳,病気,貧困,戦争を無くすことができません。しかし,神の王国政府は,キリストの贖いの犠牲を適用して人間の持つ罪,病気,死を除き去り,平和な楽園の地上で王国の臣民に永遠の命を与えることができます。その命を受けるための教育が現在,エホバの民に与えられているのです。

「王国の増加」大会に出席したエホバの民は,永遠の命を得させる神からの教育が最高の教育であることを再認識させられました。聖書の知識を増し加え,クリスチャンとしての特質という実を一層豊かに生み出すと共に,産出的な奉仕によって王国の実を一層増し加えたいという決意を新たにすることができました。大会から豊かな祝福を受けたエホバの民は,『エホバの善良さを十分に味わい知』ることができました。(次号では「王国の増加」大会でバプテスマを受けた人たちの経験が載せられる予定です。)

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