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目ざめよ! 1985
目85 3/22 30–31ページ

世界展望

複雑な問題

● ウォール・ストリート・ジャーナル紙の一記事は次のように述べている。「そのうちに5人の親を持つ赤ん坊の生まれる日がやってくるだろう。卵子を提供する女性,精子を提供する男性,実験室の皿の中で卵子と精子が結合したあとその受精卵を移植されて分娩する女性,そしてその方法を依頼し,生まれた子供を育てる不妊の夫婦の5人である」。これはありそうもないことだが,現在では医学的には可能である。代理母に胎芽を移植することによってすでに二人の子供が誕生している。一人の女性に精子を送り込んで受精させ,それからその胎芽を不妊の女性の子宮に移植して誕生させるのである。子供が欲しくてもできない夫婦にとって大きな恵みと歓迎されてはいるものの,社会的,道徳的,法的に難しい問題も持ち上がっている。そのようにして宿る子供の法律上の親はいったいだれかという疑問も問題の一つ。感情面で大きな問題が生じることも知られている。それも予期できないことではない。その方法は聖書にある神の律法に反しているからである。

ヒンズー教の尼僧たち

● ヒンズー教の従来の習慣に反して,22人で成る女性のグループが,祈祷を行ない浄化の儀式を執り行なうために組織され訓練を受けている。これらのリシカ,つまり尼僧たちの中には,僧職に就くのが伝統となっている最高位のカストのバラモンに属さない女性もいる。76歳のバラモンの僧,シャンカー・ハリ・サッテの指導を受けているそのグループは,その種のものとしてはインドにおける唯一のグループと言われている。最初,強力な反対に遭ったのにそのグループが結成されたのはなぜだろうか。「男性の僧侶たちはごまかしを行なう者たちであり,その生活も退廃している。彼らは聖典に書かれていることを実行することができない」とサッテ氏は語り,教本には女が祭祀をつかさどることを明確に禁止している箇所はないと付け加えた。ある尼僧は,「男性の僧侶は実のある宗教活動が行なえない。お金だけを目的に宗教活動を行なっている」と語った。

ソ連が最初

● ソ連は1957年に他に先がけて地球の周りを回り,また女性宇宙飛行士に宇宙を遊泳させることにおいても最初であった。36歳のスベトラナ・サビツカヤ宇宙飛行士は3時間35分にわたって宇宙遊泳を行ない,その間に溶接およびハンダ付け作業を行なった。女性で宇宙飛行を2回行なったのも彼女が最初である。宇宙空間から見た地球の眺めにも感動したが,同飛行士が最も強い感動を覚えたのは地球に帰還した時 ― スペース・モジュールが耕地に着陸した時だった。「ハッチが開かれた時,いろんなにおいが一度に飛び込んできました。その時は何とも言えないいい気持ちでした」と,サビツカヤ嬢は言った。

ソ連はまた反対の方向,つまり地球の中心に向かって下ることにおいても他をリードしている。14年にわたる努力の末,コラ半島の地表から下に向けて12㌔以上の穴を掘った。サイエンス誌の伝えるところによると,その穴は今までにガスや石油を採掘するために掘られたどの穴よりもすでに2㌔以上深いということだ。15㌔まで掘り進むのが目標である。「地底への旅は驚きで満ちている」と,同誌は述べている。

強奪行為の増加

● 「商品を輸送する大型の車を強奪する事件が恐るべき勢いで増えている」と,ジャーマン・トリビューン紙は伝えている。「聖書,シュナップス(蒸留酒),便座,テレビ,チーズ,コンピューターなど,ほとんどすべての貨物が強奪の対象となる。ハイウェーでの組織的な強奪行為は着実に暴力的になっており,運送会社は憂慮している」。強奪者たちは警察官や税務調査官を装ったり,道路工事をしているように見せかけたりする。ある時など自動車が故障したように見せかけ,助けようとして車を止めた2台のトラックの運転手から品物を奪った。一昨年はイタリアだけでもトラックの盗難と強奪が前年の2倍に増え,4,800台を超えるトラックの貨物が跡形もなく消え去った。「イタリアの大手の保険会社のスポークスマンは,自分の会社なら,ナポリに貨物を輸送するトラックの保険よりも,ペルシャ湾のタンカーの保険のほうを先に引き受けるだろうと述べた」と,トリビューン紙は伝えている。

低くなるシンボル

● 長い間ニューヨークのシンボルであったエンパイア・ステート・ビルが低くなる。1951年に68㍍のテレビ塔が設けられて以来このビルの高さは449㍍であったが,テレビ塔の修理が完成すると建物の高さはそれよりも5㍍低くなる。しかし,そのテレビ塔を計算に入れなくても,世界で4番目に高い建物というタイトルは依然保持することになる。世界で一番高いビルはシカゴにある443㍍のシアーズ・タワーで,次はニューヨーク市,マンハッタンにある高さ411㍍の二つの世界貿易センタービルである。

最も幸福な人々

●この世の標準からすれば,世界で一番幸福な人々はだれだろうか。オランダの社会学者ルート・ベーンホーベンは,幸福の問題について7年間研究したのち,それはオーストラリア人であると述べている。過去60年間にわたり32の国々で書かれた245の資料を調査した同社会学者は,既婚者のほうが独身者よりも幸福である,女性も男性と同じほど幸福である,工業国に住む人々のほうが発展途上国または開発の進んでいない国に住む人々よりも幸福であるという結論を出している。

飲んでもいいが,泳いではいけない

● 飲んでも安全と考えられている水でも,泳ぐには安全でないかもしれない。米国マサチューセッツ州環境工学局の毒物学者たちが,家庭や工場で使用される,また公共の上水にしばしば見いだされる有機溶剤が人体に吸収される現象を調査したのち述べたことは少なくともそういうことである。「毒物学者によると,大人は毎日,普通約2㍑の水を飲み,約15分入浴するが,体が吸収する化学物質の約3分の2は皮膚から入り得る」と,サイエンス誌は報じている。したがって,汚染した水のふろに入ったり,シャワーを浴びたり,あるいは汚染した水の中で泳いだりすることは,その水を飲むより危険なことかもしれない。上水の安全性を確かめる際には,人体が有機溶剤を吸収すること,また有機溶剤は濃度が薄いほどよく皮膚に浸透するということを念頭に置いていなければならない,と毒物学者は言う。

アルコールと運転

● 米国では自動車が,市場に出ている他のどんな消費者製品よりも多くの人を殺すと米国消費者連盟は述べている。毎日140人近い人が自動車事故で死んでいるが,多くの場合アルコールが一役買っている。しかし,血流中のアルコールの割合を測定したところで,その数値は当人の運転能力が損なわれているかどうかを正確に示すものとはならない,とコロラド大学の研究者たちは言う。個々の人の反応は,遺伝的相違とアルコールに対する後天的な耐性によって異なるからである。運転者に直線の上を歩かせる古いやり方で試すほうがずっと正確なことが分かると研究者たちは述べた。

酒に酔った運転者は酔っていないときよりも気分がくつろいでいるので,衝突事故を起こしてもひどいけがを免れる可能性が強いというのも誤りであると言われている。「アルコールは自動車事故の危険を増大させるだけでなく,衝撃による負傷に対する人間の耐性も減少させるということが,よく理解されるようになった」と,ゼネラル・モーターズ社の生物医学部の副部長デイビッド・ビアノ博士は述べている。またスウェーデンで行なわれた調査の示すところによると,二日酔いも運転能力を損なう。自発的に実験台になった人々が法律上酩酊とされるところまで酒を飲み,それから一晩眠り,翌朝食事のあと測定が行なわれたが,気分はいいと言った人が多かったにもかかわらず,運転能力は20%低下していることが分かった。その状態は血液中のアルコールがゼロになったあと3時間続いた。

犯罪の減少

● 米連邦捜査局の報告によると,1983年に米国では重大な犯罪が7%減少した。それは23年ぶりの大幅な減少で,史上最高の年であった1981年以後2年連続して減少したことになる。それにもかかわらず刑務所人口は45万4,136人という記録的な数に達した。10年前の2倍近い数である。司法省の説明によると,これは米国内に住む人520人につき一人が連邦刑務所または州刑務所に入っていることを意味する。しかし,同省の裁判統計局が集めたデータの示すところによると,刑期に対する服役期間の比率は,最も重い罪を犯した者たちの場合のほうが低い。「自動車を盗んだ者たちの場合,刑期に対する服役期間の比率は殺人犯のそれの2倍になる」ということを調査報告は示している。1983年に有罪判決を受けた者で仮釈放中の者(25万1,708人),大人で保護観察下にある者(150万2,247人)の数も報告されているが,いずれも記録的な数である。

『一番大きな問題』

● 国際刑事警察機構の刑事部の部長であり,135か国における警察活動の調整者でもあるレイ・ケンダルは,「今日における一番大きな共通の問題は治安維持である」と述べている。「人々は罰を受けないように法を犯す。法律違反者になっても社会に受け入れられるようになりつつある。そういう心理的風潮がある。法律は信ぴょう性を失い,執行できないものになっている。それは厄介な,当てにならないものである」。アサヒ・イブニング・ニューズが伝えた通り,ケンダルは麻薬と関係のある犯罪についても非常に憂慮している。この種の犯罪は犯罪活動全体の60%を占めている。もし麻薬の乱用が「現在のような勢いで続けば,公共秩序の崩壊を招く」と,ケンダルは述べている。

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