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  • 感謝されるときに増し加わる,与えることの幸福
  • 目ざめよ! 1987
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目ざめよ! 1987
目87 11/22 8–9ページ

感謝されるときに増し加わる,与えることの幸福

最初の記事で述べた新婚のカップルのことを思い起こしてください。二人が自分たちだけになった時に,皆からもらった一つ一つの贈り物をもう一度ゆっくり調べて,それぞれの品物がまさに自分たちの必要としていた物であることを語り合っている光景が目に浮かびますか。新婦がシーツや枕カバーをすぐ取り出せるように特別の棚に丁寧にしまい,食器類を食器棚に並べ,フォークやスプーン類を引き出しに入れ,トースターは毎日手近な所で使えるように台所のカウンターの上にきちんと置いているのが見えますか。

二人は一緒にそれぞれの絵を一番いい所に注意深く掛け,時計を最も便利な場所に置きます。もらった古い食卓を新しいテーブルクロスで飾り,贈り物のナプキンリングにそろいのナプキンを入れると,いかにも高級な感じです。

二人はこの贈り物,電気缶切りが特に気に入っています。新婦はこの便利な物をたびたび使うつもりです。それはある親しい友人からもらった物で,その友人自身は自分のためにはそれを買うだけの余裕のないことを二人は知っています。そしてこのベッドスプレッド。これは年老いたおばが関節炎をわずらったその手で縫ってくれた物です。その美しい刺しゅうを仕上げるには何か月もかかったに違いありません。なんという愛の労苦でしょう。

二人は一つ一つの贈り物を大事にします。どれか一つでも返品し,ほかの何かと交換したり,現金に換えたりすることなど決してありません。そして今,あらゆる義務の中で最も愛情のこもった義務を感じます。つまり,感謝の言葉を述べることです。二人はそのための時間を取るでしょうか。

あなたは,花束とか,果物,鉢植えの植物など,高価・安価を問わず物質的な贈り物をもらったことがありますか。あなたが病気だった時に友人が家を掃除してくれたり,あなたができなかった時に家族のために食事を準備してくれたりしましたか。それらの人に感謝しましたか。

「ありがとう」という言葉はなんと簡単な言葉でしょう。ほんの一息で言えます。しかし,その言葉を言わずにいることが実に多いのです。ある時,タクシーの運転手は客の置き忘れた財布を返しました。なんという贈り物でしょう! ところが,置き忘れた客は何も言わずに財布を受け取りました。感謝の念の欠けたその態度にタクシーの運転手はがっかりして,「あの人が一言『ありがとう』と言ってくれさえすれば」と語りました。

本誌のある号に,人々を助ける目的で一つのクラブを結成した高校生のグループについての話が載りました。『彼らはパンク修理や,ガス欠を起こしてしまった時の給油など,いろいろな事で立ち往生した車のドライバーを助けた』と,その記事は述べていました。『彼らはそのサービスに対して料金を請求しませんでした。ただ,自分たちのクラブのファイルに保存するための“感謝”状を一通送ってくれるようドライバーに求めたのです』。結果はどうだったでしょうか。クラブの代表者はこう言いました。『クラブの記録によると,ぼくたちは,クラブ結成以来2年間に150人のドライバーを助けましたが,2通の手紙しか受け取っていません』。

だれかがあなたの命を救ってくれたとしたら,あなたはその人にどれほど深く感謝するでしょうか。あなたがその人からもらったその贈り物のことを考えてみてください。ある男の人は,沈みかけた船の乗客を救うために自分の命をかけ,危うく死ぬところだった17人を助けました。そのため疲れ果ててしまい,家まで抱えて運んでもらわなければなりませんでした。何年もたってからその人は,あの時の勇敢な救助のことで特に印象に残っているのはどんなことかと尋ねられた時,『私が助けた17人のうち一人も私に感謝の言葉を述べなかったことだけです』と答えました。

親切な行ない,物質的な贈り物,あるいは命という贈り物に対して「ありがとう」と言うことは気弱さのしるしでしょうか。それらの人々は,自分の命のことで偉大な生命授与者であられるエホバ神に感謝したことがあるでしょうか。もし目に見える相手に感謝しない人であれば,目に見えない方に感謝するでしょうか。―ヨハネ第一 4:20。

今日の若者の中に,もらった贈り物や受けた親切に対して心からの感謝の言葉を述べることを難しく感じる人が非常に多いのも,別に不思議なことではありません。もし親が「どうぞ」とも「ありがとう」とも言わないのであれば,子供がそのように言うとは考えられません。

感謝の念の欠如は,今がまさに「終わりの日」であることを示すしるしの一つです。使徒パウロはこう警告しました。「終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人々は自分を愛する者,……感謝しない者(となるからです)」― テモテ第二 3:1,2。

感謝の示し方

サンキュー・カードの製作と販売は大きなビジネスになっています。カードの多くは感情を美しく表現しています。贈り物の贈り主や親切にしてくださった方に,そういうカードを買って送るのは便利ですが,それに個人的な趣を加えること,つまりいただいた物の名を挙げて,とても感謝していること,そしてそれを使ってみて感じた喜び,あるいはこれから使う時の楽しみなど,自筆で感謝の言葉を添えるのは,愛のこもった思いやりのあることではないでしょうか。

加えて,もしできるなら,実際に会って喜んで感謝の言葉を述べたり,握手や温かい抱擁を交わしたりして,愛情を態度で示すことは贈り主に喜ばれるのではないでしょうか。もしそうする時間がないと言うのであれば,贈り主がわたしたちのために費やした時間や労力やお金のことを考えてみてください。贈り物をする人にとって与える喜びは,わたしたちが感謝の気持ちを表わす時に増し加わります。

贈り物をする人の中で最も偉大な方イエスの言われた,「受けるより与えるほうが幸福である」という言葉を覚えておくのは良いことです。(使徒 20:35)間もなく,来たるべき地上の義の楽園においては,そこに住むすべての人が,命の賜物に対して日ごとにエホバ神に感謝するとともに,隣人としての親切な行ないに対して愛のこもった感謝の気持ちを示し合うことでしょう。わたしたちは今感謝の気持ちを表わし,エホバと隣人双方からの是認を受けたいものです。

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