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  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1988
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  • クラックの使用とエイズ
  • 若者とクレジット・カード
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  • 信仰の欠如を嘆く法王
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    目ざめよ! 1990
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    目ざめよ! 1990
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  • エイズ ― 十代の若者の危機
    目ざめよ! 1991
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目ざめよ! 1988
目88 11/8 29–30ページ

世界展望

1兆ドルの軍隊

今年,超大国がほほえみと握手を交わして世界的な軍縮を約束したにもかかわらず,世界の軍事費は1兆㌦(約130兆円)台に近づきつつある。「1960年から1980年までの間に,軍事目的のための世界の支出は実質的にほぼ倍増し,今日では年間推定9,000億㌦(約117兆円)を超えるまでになった」と,「国連クロニクル」誌は述べている。その報告は,軍備競争に見られる現在の傾向が続けば,1兆㌦に達する日も近いと予告している。武器商人たちは笑いが止まらないに違いない。

クラックの使用とエイズ

「健康の専門家たちは,貧しい人々によるクラック(麻薬の一種)の使用により,異性愛者間のエイズの蔓延に拍車がかかるのではないかという不安を募らせている」と,ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。なぜだろうか。「クラックパーティーの最中,クラックを使用する男女はしばしば,極度の性欲の高まりと抑制力の低下を経験する」ので,見知らぬ人と性交渉を持ったり,以前には避けていた性的慣行に携わったり,セックスを麻薬と交換したりする。その結果,梅毒患者が急増し,「梅毒に感染した[人々]はエイズを広めたり,エイズにかかったりしやすい」。クラックの家(昔のあへん窟に似ている)にしばしば出入りする男性の中には,麻薬を静脈に注射してきたため,エイズの原因となるHIVウイルスに感染している者が少なくない。「論理の鎖はクラック,梅毒,HIVへと進む。今や,クラックや他の形態のコカインの使用が,HIVの伝播における主要な問題であることを示す幾つかの非常に強力な兆候がある」と,ニューヨーク市保健局長のスティーブン・C・ジョーゼフ博士は述べている。

若者とクレジット・カード

クレジット・カードが十代後半の若者たちの間で流行するようになり,今や「若者の地位の象徴<ステータス・シンボル>」となっている,とオーストラリアのサン-ヘラルド紙は伝えている。1月の調査によれば,ある高校では1年生の半分が,別の高校では1年生の8割もがクレジット・カードを持っていることが分かった。少数ながら,なんと最高1万オーストラリア㌦(約110万円)まで利用できる,親のクレジット・カードの補助カードを持っている者もいた。しかし同時に,消費者の負債は234億オーストラリア㌦ ― 男女子供一人当たり1,500㌦(約20万円)に相当する ― を超えており,そのほとんどはクレジット・カードの未払い分によるものである。使いすぎによる財政困難に対処できず,破産申請をするオーストラリアの若者が増えている。1987年には,任意破産件数の16.8%を18歳から25歳までの若者が占めていたが,今年はその数字がさらに高くなるものと考えられている。一人の当局者は,「問題は,若者たちの間の飲酒や路上での死,それにたばこの乱用などと同じ水準に達している」と述べた。

酔って生まれてくる赤ちゃん

アイルランドの小児科医と看護婦は,「泥酔状態で」生まれてくる赤ちゃんを幾人も見ている。常用癖研究財団の新聞「ザ・ジャーナル」は,「酔っ払った赤ちゃんは,耽溺の様々な影響に苦しみながら,人生の最初の数日間を集中治療室で過ごさなければならない」と伝えている。赤ちゃんの体内の過度のアルコールは,予定日を過ぎた母親が分べんを人工的に起こす手段として多量の酒を飲む伝統的な習慣に一部起因する。そのような新生児は二日酔いにかかっており,幾人かの赤ちゃんは「実際に酒臭い」と言う看護婦もいる。しかし,一人の医師が述べたように,アイルランド人のほとんどの母親は栄養に富んだ食事をしているので,赤ちゃんは確かにある程度保護されている。

世界一高齢の国民

あるコンピューター予想によると,日本人は2020年までに世界一高齢の国民になるかもしれない。日本の1985年の国勢調査から,65歳以上のお年寄りが1,250万人ほどいることが分かった。これはほぼ国民10人に一人の割合になる。1985年の平均寿命は男性が74.9歳,女性が80.6歳であった。しかし,東京の日本大学人口研究所が行なったコンピューター予想によると,2020年までに日本人の高齢者は3,150万人,つまり国民のほぼ四人に一人に達するものと考えられている。また,2025年までには平均寿命も延び,男性は78歳,女性は83.6歳になるものと算定された。

死を招くセックス中毒

セックス中毒とは,麻薬依存症の患者の治療の際に,しばしば誤診される「慢性の病気」である,と常用癖研究財団の新聞「ザ・ジャーナル」は伝えている。米国のコカイン緊急電話の創設者でもある一人の医師は,「私の扱っているコカイン中毒患者の15%はセックス中毒者でもある」と断言している。セックス中毒には,衝動的なマスターベーションから拝物愛<フェティシズム>やサドマゾヒズム的な慣行,さらには強迫観念に駆られた異性および同性愛的振る舞いまで,様々な段階の衝動的行為が含まれる。ほぼ確実に死を招く病気である「エイズを蔓延させる要因は,衝動的行為である」と,同紙は続けている。

信仰の欠如を嘆く法王

法王ヨハネ・パウロ2世は最近のオーストリア訪問の際,司教に対する講話の中で,一般の人々に対する説教の中で行なった以上に,「オーストリアにおける信仰の[厳しい]批判的分析」を行なった。オーストリアの新聞「オーバーエーステライヒシェ・ナハリヒテン」によると,法王は,「世俗化が個人の生活や家族の中で,そして特に一般の人々の生活の中でこれ程まで進んだのは,富と宗教的無関心の結果である」と述べた。オーストリアには「新たな福音伝道運動」が必要である,と法王は語った。

「シック・ビルディング症候群」

「事務が……特に危険な仕事であるとみなされたことは一度もない……が,特に健康によいとも言えないかもしれない」と,タイム誌は述べている。「明るくてよく磨かれた外観にもかかわらず,今日の職場には,有害な汚染物質が渦巻いているところが多い」。問題となっているのは,「米国のビルの推定5分の1から3分の1」に影響を及ぼしている室内空気汚染,つまり「シック・ビルディング症候群」である。空気汚染は,涙目,頭の重苦しさ,頭痛,鼻血,眠気,「あの実に不快な気分」などの症状を引き起こしかねない。原因は大抵の場合,ほとんどの,あるいはすべての空気を再循環させているビルや,設計ミスから汚染地域に空気取り入れ口が設けられているビルのお粗末な換気にある。これに加え,清掃用溶剤,カーボンレス・ペーパー,コピー機液,さらには塗料,掛け布,敷物,壁板から発生する化学的な刺激物がある。「室内の環境に存在する汚染物質は健康に重大な危険を及ぼしかねない。一部のオフィスビルの空気は,外部の空気の100倍も汚染されている」と,米国環境保護局のアイリーン・クラウセンは述べている。

必死の抵抗

「メキシコ・シティー・ニューズ」紙によれば,メキシコのレオン市では,年に10万人以上がサソリに刺されている。これは世界で最も高い割合である。サソリに刺された人を介抱するため,毎年およそ600億ペソ(約6億円)が費やされており,サソリに刺されても血清を使えなかった犠牲者の中から,ここ5年間に9人の死者が出た。グアナフアト大学のマヌエル・デエサ・ダミラによると,レオンは「世界のサソリの首都」として知られている。サソリが刺すと人体に致死的な毒素が注入される。サソリの攻撃が増えているのはなぜだろうか。レオンの人口の加速度的な増加がその理由ではないかと見られている。

私生児の流行?

「現在ヨーロッパでは,非常に多くの子供たちが結婚の枠外で生まれているため,ある国々では程なくして,結婚した夫婦から生まれる赤ちゃんのほうが少なくなるかもしれない」と,英国のエコノミスト誌は述べている。なぜだろうか。同誌によれば,「それを説明する主要な理由は道徳的風潮の変化である」。婚前交渉が今日の社会にますます受け入れられるようになってきたので,私生児も受け入れられてきた。未婚の母親は,以前の世代のように社会的汚名を負うことはもはやない。したがって,スウェーデンやデンマークやアイスランドでは,赤ちゃんのほぼ半数が結婚の枠外で生まれ,ノルウェー,オーストリア,フランス,英国では,その数が4人もしくは5人に一人になる。また,アイルランドのような宗教色の濃い国でも,10人中の私生児の数は一人を超える。

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