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目ざめよ! 1989
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小さくても重要な手がかり

デオキシリボ核酸。この言葉を覚えることはもちろん,正しく読むことも難しいでしょう。ほとんどの人は,その頭文字をとったDNAという言葉しか知りません。DNA分子はとても小さく,科学者たちは強力な顕微鏡をもってしても,つい最近まで実際に見ることはできませんでした。しかしその分子には,わたしたちすべての生活に影響を及ぼす膨大な情報が収められています。身長,髪の性質,目や皮膚の色 ― これらはみなあらかじめ定められ,DNAの中に記録されているのです。

しかし,この化学的な意志決定者は,今では別の種類の決定を行なう際の助けとして用いられています。それは,人が自由の身でいられるか刑務所に入れられるか,生きるか死ぬか,という決定です。一人一人のDNAに際立った独自性があるため,DNA指紋と呼ばれる,身元を確認するための新しい方法が開発されました。

DNAは事実上すべての体細胞,またほとんどの体液の中に見いだせるので,犯罪者が残していた数本の髪の毛やわずかな皮膚,さらには一かけらのチューインガムによって,有罪の確定することがあります。この新しい技法は,特に性犯罪者に対して効果をあげてきました。頑として罪を認めない強姦犯も,すでに自分のDNAが決め手となって有罪が確定しています。ある殺人犯は,この証拠に基づいて電気いすに送られました。

DNA指紋があるために,被告の弁護人は弁護のすべがないと感じています。米国の「ナショナル・ロー・ジャーナル」紙はある弁護人の次のような言葉を引用しています。「あれにはお手上げです。専門家が入ってきて,あなたの担当している人がクロ[犯人]でない確率は7億分の1です,と言ったら,それで一巻の終わりです」。一方,DNA指紋によって,冤罪を被った人の容疑を晴らすことができるので,無実の人を刑務所に入れたり,処刑したりする危険は減少することでしょう。

しかし,どれほど最新式の科学的な手法を用いても,世界的な犯罪の悲劇を解決することはできません。加えて,大半の暴力犯罪は,DNAに関する証拠を残しません。邪悪な者が地から断ち滅ぼされる日に初めて,犯罪は終わるのです。―詩編 37:10,11。

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