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目ざめよ! 1991
目91 2/8 3–4ページ

致命的な組み合わせ

「重大な危機」と,米国のブッシュ大統領は言明しました。南アフリカのスター紙は,「深刻な事態」であると述べています。「一種の疫病」と報じているのは,US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌です。憂慮するある市民は,「社会に対する天罰」だと言いました。

彼らは恐ろしいエイズのことを言っているのでしょうか。そうではありません。別の種類の災厄について述べているのです。この災厄は現在のところほとんどの国で,エイズよりも多くの犠牲者を出しています。一体何でしょうか。それは,飲酒と車の運転という致命的な組み合わせが生む結果のことです。

世界的に見ると,毎年約30万人が交通事故で死亡しています。負傷する幾百万という人々のうち身体障害者となって余生を送る人は何万人にも上ります。金銭的な損害は毎年何千億円という額に上っています。アルコールの関係した事故による損害は,その大きな部分を占めているのです。

米国の場合,1990年までの10年間にエイズで死んだ人の数は約10万人ですが,同じ10年間にアルコールの関係した交通事故で死亡した人の数は25万人に上っています。エイズは多くの場合,乱交を行なう人や麻薬の静脈注射をする人に直接影響を及ぼしますが,酒気を帯びて車を運転する人は自分自身が死ぬだけでなく,周囲にいる罪のない人まで巻き添えにすることがあります。

飲酒運転は,何の関係もない人たちを最もひどい不慮の死に追いやることになる場合が多く,それによって何組もの家族が引き裂かれます。親は子供を,子供は親を,妻は夫を,夫は妻を失うのです。

波を止める努力

この惨害の大波を食い止めようと,多くの努力が払われています。米国では,RID(酒酔いドライバーを追放する会)やMADD(酔っ払い運転に反対する母の会)のような“草の根”組織が,一般大衆の意識高揚運動を行なってきました。様々な酒酔い運転防止プログラムもあります。他の国々にも同じような組織があります。それらの組織は権利を守る面で被害者たちを助け,法律の改正を促します。

警察は,飲酒運転検問所などを設けて,酒気帯びドライバーの逮捕に力を入れるようになっています。アルコール飲料を提供した者を起訴しやすくする様々な法律が制定されてきました。現行の法律をドライバーに思い起こさせるための広告掲示板も用いられるようになっています。

事故死の件数は増え続ける

こうした努力が払われているにもかかわらず,酔っ払い運転による事故死の件数は世界中で増え続けています。ブラジルでは,21分ごとに一人 ― 年間約2万5,000人 ― がアルコールの関係した事故で死亡します。これは同国の交通事故死総数のおよそ50%に相当します。英国とドイツでは,交通事故死全体の約5分の1がアルコールと関係のある事故死と言われています。幾つかの情報筋によると,メキシコでは,交通事故死5万件のうち80%は『基本的に酔っ払い運転に起因する人間の過失』が原因であると,メキシコ・シティーのエル・ウニベルサル紙は報じています。

南アフリカの交通事故による死傷者の25%余りは,アルコールによる事故の犠牲者と見られています。米国では普通1年間に,アルコールの関係した事故で65万人が死傷しますが,そのうちの約4万人は重傷者で,死者の数は2万3,000人を上回ります。これは交通事故死全体のおよそ半数に当たります。

酒気帯びドライバーを抑制しようとの必死の試みから,米国ワシントン州に「酒酔い運転被害者団」が組織されました。これが組織されることは,アルコールや麻薬の影響があるうちに運転したかどで有罪とされた人に刑を宣告する際の司法上の過程の一部になってきました。今日,米国の多くの地域でそのプログラムが採用されています。その目的は,違反者をその無責任な飲酒の悲惨な結果に直面させることです。有罪とされた違反者は,被害者およびその家族の成員の言葉に耳を傾けるよう,そして払われた恐ろしい代価を知るよう法廷によって宣告されます。「目ざめよ!」誌は,そのような会合の模様を近くで見るよう招かれました。

[4ページの図版のクレジット]

Dominic D. Massita, Sr./Accident Legal Photo Service of New York

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