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目ざめよ! 1991
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時の試練に耐えたポンデュガール

「ローマ帝国の水路は,同帝国の滅亡後も引き続き使用され,驚嘆の的となり,後の時代の建築家たちに霊感を与えた」と,新ブリタニカ百科事典は述べています。ポンデュガールも例外ではありません。ポンデュガールはフランスでも恐らく一番有名なローマ時代の遺跡でしょう。

古代ローマの水路は普通,潅漑用としてではなく,町に水を引くために造られました。それらの町には,公共の噴水池,温浴場,水泳プール,人工池などがありました。幾つかの大都市は下水設備まで有していました。ですから古代ローマの町々や植民地は水を,それも大量に必要としていました。

ガール川の上にそびえる高さ約49㍍のポンデュガールは,橋のような建造物で,ローマ人が建設したものの中では一番高い水路橋です。その長さは約275㍍ですが,水道全体からすればごく短い部分にすぎません。水道は全長が実に49㌔で,古代ローマの町ニームに水を供給するために使用されたものです。同じ時代の他の幾つかのローマ人の建造物と同様,水道のかなりの部分は何世紀も持ちこたえており,ローマ人の仕事の基準と技師たちの専門的技術の質の高さを証ししています。重いものは5.5㌧もある巨大な石灰岩の石材が,近くのバースにある石切り場で切り出されました。興味深いことに,石を接合するために,モルタルは用いられていません。

アーチを何段か重ねて建てることには幾つかの理由がありました。建造物というものは,ある高さを超えると軽量化する必要がありますが,アーチ型の設計の場合はこれが可能になります。しかしポンデュガールは川に架け渡す必要がありました。川の強い流れに耐えるよう,建築者たちは橋を少し曲線状に設計しました。

橋の賛美者たちはだれも喜びませんでしたが,それでも後に何度か改築が行なわれました。馬車が渡れるようにするため太い橋脚が削られ,18世紀には第1層の幅が広げられました。それから約100年後,皇帝ナポレオン3世は時代に先んじて遺跡の保存に関心を抱き,橋の修復のために必要な作業を行ないました。

200万人以上の人々が毎年ここを訪れます。この関心の高さのためにポンデュガールは危機にさらされており,遺跡を保存するための様々な工事が行なわれています。しかしこの橋は,将来はどうなろうとも,立派な仕事は時の試練に耐え得るという事実を実証しているのです。

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