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  • 問題を解決するためにだれが助けてくれるだろう
  • 目ざめよ! 1993
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目ざめよ! 1993
目93 12/8 15–17ページ

若い人は尋ねる…

問題を解決するためにだれが助けてくれるだろう

「人は,悩みのために生まれる」。4,000年ほど前にそのように述べたヨブという人は,ひどい苦しみに悩まされていました。(ヨブ 5:7)恐らくあなたの生活はヨブよりずっとましでしょう。それでも,難しい問題はかなりあるに違いありません。

アメリカの若者たちに,「一番の悩みの種は何ですか」と尋ねたところ,多くの人が心配の種として挙げたのは,学校,親,お金,友達,兄弟でした。あなたはどうですか。仲間の圧力,お金の心配,学校での問題にぶつかることがありますか。思春期独特の身体的・感情的浮き沈みに対処するのは難しいですか。自分の将来のことが心配ですか。

頭の中にあるこうしたあらゆる問題のために押しつぶされたり憂うつになったりするのは簡単です。実際,そうした心配を自分の胸にしまっておくなら,他の人から感情的に孤立してしまうかもしれません。(箴言 18:1と比較してください。)では,どのように個人的な問題を解決するべきでしょうか。本当に独りぼっちでぶつからなければならないのでしょうか。

いいえ,あなたの問題は,どれほど大きく見えても,あなた独自の問題ではないのです。人間の行動を注意深く研究した後,知恵のあったソロモン王は,「日の下には新しいものは何もない」という結論に達しました。(伝道の書 1:9)他の人もあなたと同じような問題にぶつかったことがあり,それをうまく解決してきたのです。ですから,あなたは必ずしも独りで答えを見つけようとしなくてもよいのです。時には同じことを経験したことのある人から助けを得ることができます。知らない場所に旅行するつもりなら,そこへ行ったことのある人にいろいろ教えてもらおうとするのではありませんか。問題は,そのような助けをだれに求めるべきかということです。

同じ年ごろの仲間 ― 最善のアドバイスをしてくれるか

多くの若者は,自分の悩みについて同じ年ごろの仲間に話します。アニタという若者は,「時々,今のわたしの変化は特別だと思うことがあります。『同じことを経験している人がほかにいるのかしら』と感じ,こんなふうに感じるなんて気が変なのかな,とも思います」と言いました。あなたは,同じ年の人なら自分の気持ちを分かってくれる,大人,特に親はすぐに決めつけたり批判したりする,と思っているかもしれません。

とはいえ,仲間は理解し,感情移入し,同情してくれるかもしれませんが,最も適切なアドバイスをしてくれるとは限りません。聖書が述べているとおり,「円熟した人々(は)自分の知覚力を訓練し,正しいことも悪いことも見分けられ」ます。どうすることによってですか。聖書は,「長く使うことによって」,つまり経験によって,と答えています。(ヘブライ 5:14; 新英訳聖書)そのような経験がないため,若い人の「実際的な知恵と思考力」が大人のレベルまで達していることはまれです。(箴言 3:21)ですから,仲間の若者のアドバイスに従うのは危険です。箴言 11章14節は,「巧みな指導がないと民は倒れる」と警告しています。

神を恐れる親のありがたさ

一般に大人の立場は,巧みな指導を与えるのにずっと有利です。そのことを義人ヨブは,「老人の中には知恵があるのではないか。長い日々には理解力が」と述べています。(ヨブ 12:12)同じように,この点であなたを助けるのに最も資格にかなっているのは,神を恐れるあなたの親です。一つの理由として,親は他のだれよりもあなたのことをよく知っています。今あなたがぶつかっているのと同じ状況に直面したことがあるので,あなたが災難を避けられるよう大いに助けてくれます。ソロモンは親の立場から話し,こうアドバイスしています。「子らよ,父の懲らしめに聴き従って注意を払い,理解を得るようにせよ。わたしは必ず良い教えをあなた方に与えるからである」― 箴言 4:1,2。

ガーナのサムエルという若者の例を考えましょう。中等学校(ハイスクール)に通っていたころ,サムエルは一般の教育を受けるか,それともエホバの証人の全時間宣教を生涯の仕事とするかを決めなければなりませんでした。サムエルは,「私の家族は結束が固く,よく意思を通わせていたので,簡単に両親に打ち明けられました」と言っています。サムエルは両親から全時間宣教を行なうよう方向づけられ,その生涯の仕事で成功しつづけています。サムエルが若い人に勧めているのは,個人的な問題を解決するとき親に話すことです。というのは,「親は人生経験がずっと豊かで,同じ問題にぶつかったことがあるかもしれません。……それに,物事の両面を明確に見ることができるよう助けるのによりよい立場にいます」。

興味深いことに,最近のギャラップ調査によると,親の導きを望んでいる若者は大勢います。麻薬,学校,性といった事柄に関してもそうでした。

『親は分かってくれない!』

でも残念なことに,多くの若者はティーンエージャーになると親を敬遠します。「成績のことが本当に心配で,この学校は難しすぎると親に話そうとしました。でも,お前が怠けているんだからもっと勉強しなさいと言われるだけです」と述べたティーンエージャーの少年と同じように感じている人もいます。アフリカに住むあるクリスチャンの少女も同じような悩みを語っています。「心の中では,個人的な問題があって助けがいると思っているんですが,親に分かってもらえないのがこわいんです」。

もちろん,神を恐れる親も時には失敗することがあります。物事にオーバーに反応したり,耳を傾けなかったり,あなたのことを誤解したり,決めつけたりすることもあるでしょう。だからといって,あなたが自分の生活から親を締め出すべきだというわけではありません。イエス・キリストは,完全とは言えない親に育てられました。それでも聖書によると,イエスは『引き続き彼らに服しておられました』。イエスが親の影響のおかげで「知恵においても……また神と人からの恵みの点でもさらに進んで」いかれたことは確かです。―ルカ 2:51,52。

あなたは自分の親の知恵と経験から益を得ていますか。もし得ていないなら,イーストウッド・アットウォーター著,「青年期」という本に書かれていることを考えてください。「ティーンエージャーが仲間から影響を受けすぎるのは,仲間のほうに大きな魅力を感じているためというよりも,親と青年期の若者の関係に何かが欠けているためという場合が多い」。あなたと親の関係はどうですか。(ガラテア 6:5)最近,親と意思を通わせるのを避けているということはありませんか。では,関係を良くするためにできる限りのことをしてみるのはどうですか。a ソロモンの言葉をかりると,親にとって「実の子」であることにはそれが含まれます。―箴言 4:3。

今は米国に住んでいるガーナ人のマルコムという若者は,両親は自分の気持ちを分かってくれないと考えていたころがありました。それでも,両親は自分たちの人生経験と,神の言葉に基づく鍛錬をずっと与えつづけました。最近マルコムは両親に次のような手紙を書きました。「昔は意見の違いがありました。でも,思い返してみて今では驚いているのですが,がんこな僕を我慢してくださり,そのころ僕が決めたことをかなりの部分まで穏やかに受け入れてくださいましたね。本当のところ,僕はよその家でどんなことが起きているかを知っています。[うちが]違っていたのは確かに聖書のおかげです。ありがとうございました」。

実際的な知恵を自分から進んで得ましょう

親の導きを受け入れるならば,成長が抑えられるどころか,一番近道を通って円熟した大人になれるかもしれません。そのうちにあなたも『明敏さと知識と思考力』を発達させることができるでしょう。(箴言 1:4)また,問題を分析して,それを解決する方法に関して適切な答えを出せるようになるでしょう。

確かに,すべての若者が,神を恐れる親に恵まれているわけではありません。それでも,クリスチャンでないからといって,親の言うことにあまり聴き従わなくてもよいと考えるのは間違いでしょう。やはり親は親であり,親として敬意を払うべきです。(エフェソス 6:1-3)また,あなたのほうから頼めば,実際的なアドバイスをたくさんしてもらえることに気づくかもしれません。霊的な導きが必要な場合には,クリスチャン会衆の頼りになる人に打ち明けるようにしましょう。物分かりがよく,同情心があり,客観的に耳を傾けてくれる,神を恐れる大人を会衆の中で見いだすのは難しくないはずです。

またエホバの霊は,求めるならばどんな時でも得られる助けと力の源であることを忘れないようにしましょう。(ルカ 11:13)そしてエホバは,あなたが活用できるように,聖書や聖書に基づいたものみの塔協会の出版物の中に情報を豊かに備えてくださっています。この連載記事も,多くの若者が問題の実際的な答えを見いだすのに役立ってきました。深く掘り下げて調査する方法を身に着ければ,自分で多くの問題を片づけることができるかもしれません。―箴言 2:4。

もちろん,問題を経験するのも人生です。それでも,「わたしが苦しみに遭ったのは,わたしにとって良いことです。それは,わたしがあなたの規定を学ぶためなのです」と述べた詩編作者のように,積極的な見方を持つのは助けになります。(詩編 119:71)確かに,問題を解決することによって,あなたの人格が形成されてゆき,あなたは訓練されてゆきます。しかし,独りぼっちでぶつかる必要はありません。助けを見いだしてください。それはたいてい,手を伸ばせばすぐそこにあります。

[脚注]

a この点で助けになるいろいろな提案を得るには,ものみの塔聖書冊子協会発行の,「若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え」という本の2章をご覧ください。

[16ページの図版]

親の導きを受け入れるならば,一番近道を通って円熟した大人になれるかもしれない

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