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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1958
塔58 5/15 183–185ページ

生きることの目的を見出す

それは何ですか。どのように見出すことができますか。なぜ,見だす必要があるのですか。人間の設けたどんな障害のために,その理解は妨げられていますか。

大抵の人は生きることの目的を見失つています。そして,何の目的で生きているのかも知らずに生涯を送つているのです。教会に通う人でも,生活の目的を見出していません。奇妙なことには牧師自身でさえ,この目的を知らないと告白しています。このことから,驚くほど多くの人々は羅針盤のない船の航海にも似た生活を送つていることが分ります。

2,3年前,ロンドンの一新聞記者が,引退した著名人の牧師と会見しました。それは23年間セントパウロ公会堂で司祭長をつとめたW・R・インゲ博士です。同博士には20冊以上の著作があり,「イブニング・スタンダード」に出たその記事は,戦争の合い間には最も影響を与えました。かつて高位の牧師をつとめたこの人の語つたことは,新聞の読者を驚かせました。

『私は生涯を通して生活の目的を見出そうと,苦闘してきた。私は基本的と思われる三つの問題を解決しようと努めてきた。それは,永遠性の問題,人間個性の問題,悪の問題である。私は失敗した。私はその一つをも解決できなかつたし,私の知識は始めたときと比べても少しも増していない。そして,誰もこれらの問題を解決できないと信じている。』― 1953年7月13日デイリー・エキスプレス。

キリスト教国の最も名高い教会の一つで23年も司祭長をつとめた牧師が生活の目的を見出せなかつたならば,教会に出席する普通の人はどうでしようか。教会に行かない人あるいは何の宗教にも加わつていない多数の人々についてはどうですか。何かが悪いことは明白です。それは何ですか。生活の目的を見出すために,人は何をしなければなりませんか。

人間の作つた信条は目的をあいまいにする

生きることの目的を求めている人々はそれを見出すのに失敗してきました。人間は言伝え,空論 ― 人間の知恵に基づいた宗教組織を自分で築き上げたからです。人間の作つた信条は生きることの目的をあいまいにしました。有名な歴史家ジョン・ロードは,三位一体や霊魂不滅など人間の考え出した教義に関して,その著「歴史を導いた光」(英文)の中でこう書いています。『次のことを問うのは道理に適つている。神学は余りに多くを企てなかつたか。理性の助けを借りた神学は,真理を解決したであろうか。また,簡明な教えに基づく宗教に代えて,推論と形而上学の特異性を持つ宗教を人々に押しつけなかつたか。』

その結果,人々は聖書の簡明な教えから離れて,人間の複雑な教義に聞くようになつたのです。そして,この事は非常に多くの人を混乱させたため,人々の信仰の船は羅針盤を持たないだけでなく,霧の中を進んでいます。例えば,生きることの目的を見出せなかつたあの聖パウロ大寺院の司祭を考えてごらんなさい。霊魂不滅の教えに言い及んで,彼はこう語りました,『死後の生活について私は,あなたと同じ位よく知つている。―つまり,何も知らない。教会で教える死後の生活が果してあるかどうかも分らない。「天国」も見ることができないし,「神が招いている」のをも見ることができない。自分が何を見出すかは,今後にまたねば分らぬ。』

信仰の船という点から見ると,何と多くの人がいわば一つの船に乗つているのでしよう! その人々は混乱しており,確かな考えを持つていません。しかし,聖書は死人についてはつきりと分りやすく述べています。『死ぬる者は何事をも知らず。』さらに『陰府にはわざも,はかりごとも,知識も知恵もあることなければなり。』― 伝道之書9:5,10。

しかし,人間は先走つて,『罪を犯せる魂は死ぬべし。』という聖書の簡明な言葉にも拘らず,霊魂不滅の教えを作り出しました。―エゼキエル 18:4。

では,多くの人を混乱させたこの神秘的な教えはどこから起りましたか。19世紀,英国のすぐれた宰相ウイリアム・エワート・グラッドストーンが述べたように『生来の霊魂不滅は聖書に全く教えられていない。それは人間の考え出した教えに基づいており,さんざん論争の重ねられた哲学の意見である。それはギリシャ哲学という裏口から教会に入り込んだ。』

神の言葉に光を求める

ゆえに,人間の想像,伝説,推理という霧の中から出て神の言葉の光の中に入るまでは,誰も生きることの目的を見出せないのです。神の言葉についてはこう書かれています,『なんぢの御言葉はわが足の燈火わが道の光なり。』― 詩 119:105。

世の事物がなぜこのようなのかという正しい説明は,聖書の中にだけ見出すことができます。死や将来の生命に関する問題は解決されます。私たちは,神が人間を創造し,しかも楽園の中で永遠に生きるように創造されたことを知ります。アダムの罪のゆえに,死はすべての人に及びました。『ひとりの人によつて,罪がこの世にはいり,また罪によつて死がはいつてきたように,こうして,すべての人が罪を犯したので,死が全人類にはいり込んだのである。』― ロマ 5:12,新口。

神の子が地上に来られ,御自身の完全な人間の生命をすてて贖の犠牲とされたことにより,人間がアダムの失つたものを取り戻す道は開かれました。それで,イエスはこう言われたのです,『わたしがきたのは,羊に命を得させ,豊かに得させるためである。』― ヨハネ 10:10,新口。

聖書の示すところによれば,『小さい群』すなわち真のクリスチャンの限られた人数だけが,キリストと共に天にあつて永遠の生命を得ます。従順な人類大多数の希望は,詩篇記者の言い表わした希望です,『へりくだる者は国をつぎ,また平安のゆたかなるを楽しまん。』多くの人にとつては死がらのよみがえりによつて,この希望が実現されるでしよう。イエスの言われた通りです,『記憶の墓にいる者がみな彼の声を聞いて出て来る時がくる。善を行つた者は生命の復活をうけ,悪を行つた者は裁きの復活をうけるであろう。』知らずして悪を行つたこれらの者は,過去の行いに従つて裁かれず,キリストの千年統治の間になす将来の行いによつて裁かれるでしよう。―ルカ 12:32,新口。詩 37:11。ヨハネ 5:28,29,新世。

しかし,今日の大きな群衆は決して死なないでしよう。彼らは来るべきハルマゲドンの戦争を生き残つて神の新しい世に入ることを希望しているからです。その希望はあなたのものになります。私たちの生きている時代は,この悪い組織制度のすべてが終る時です。それは驚くには当りません! 神の戒めに逆らう生活を送つているこの世は悪の世です。『この組織制度の神』サタン・悪魔に惑わされているゆえに,この世は悪しきものです。『全世界は悪しき者の配下にある』と聖書に述べられていても,あなたがこの世と運命を共にする必要は少しもありません。―コリント後 4:4,新世。ヨハネ第一 5:19。

新しい人格と新しい世

ハルマゲドンの時,キリスト・イエスは天の軍勢をひきい,正義をもつて戦われます。この『全能の神の大いなる日の戦い』の結果,『今の天と地』は終るでしよう。『新しい天と新しい地』の新しい世が来ます。その新しい世は完全な正義の世です。それは私たちのいま住んでいる地球と同じですが,地の上には新しい組織制度があるでしよう。―黙示 16:14,16。ペテロ後 3:7,13,新口。

正義を愛する人は誰でも,神の新しい世に永遠の生命を得ることを希望できます。この希望は,神御自身の御約束によつて確かなものとされています。この希望をあなたの生活の力とするためには,正確な知識が必要です。それは神の言葉の知識です。真理を求める人はこの種類の知識の助けを得て,人間の人格という問題を解決できます。人が神の御目的を知り,神の戒めに従つた生活をするまでは,聖書のいう『古い人格』を持つています。これを変えなければなりません。そして変えることができるのです。それで,次のように書かれています,『古い人格をその行いと共に脱ぎすて,正確な知識により造り主の像に従つて新しい人格を着なさい。』― コロサイ 3:9,10,新世。

『新しい人格』を持つ人は新しい世のために生活します。その希望は,僅か70年ほど生きて死ぬことではなく,神の新しい世で永遠に生きることです。ですから,新しい世で生活すると同じように,今から生活し始めます。そして,聖書の次の戒めに従います。『あなたがたは,神に選ばれた者,聖なる,愛されている者であるから,あわれみの心,慈愛,謙そん,柔和,寛容を身につけなさい。これらいつさいのものの上に,愛を加えなさい。』そして『神を愛するとは,すなわち,その戒めを守ることである。そして,その戒めはむずかしいものではない。』― コロサイ 3:12,14。ヨハネ第一 5:3,新口。

神の戒めを守ることは決して難しいことではありません。それは喜びであり,人を幸福にすると同時に,神に誉を帰し,創造主に栄光をもたらします。聖書にしるされているように,『私たちの神なるヱホバよ,あなたこそは,栄光とほまれと力とをうけるにふさわしい方です。あなたは万物を造られました。御旨によつて万物は存在し,また造られたのです。』言葉と行いによつて,神に栄光を帰する人だけが,新しい世に永遠に住む権利を得るのです。次の戒めに聞くことは何と正しいのでしよう。『邪曲なる者をうらやむなかれ。それ悪しき者には後の良き報いなし。よこしまなる者の燈火は消される。』― 黙示 4:11,新世。シンゲン 24:19,20。

いま,新しい世のために生きなさい。『新しい人格』を着なさい。目的をもつて生活し,生活を意義のあるものにしなさい。創造主を讃美するために生きなさい。創造主の正しい戒めを守ることによつてそうしなさい。創造主の言葉に従つて生活するとき,人は生きることの目的を見出すからです。『事の全体の帰する所を聞くべし。いわく(真の)神を畏れその戒めを守れ。これはすべての人の本分たり。』― 伝道之書 12:13。

[185ページの囲み記事]

私にむかつて『主よ,主よ』と言う者が,みな天国にはいるのではなく,ただ,天にいますわが父の御旨を行う者だけがはいるのである。―マタイ 7:21,新口。

[183ページの図版]

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