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  • 『すべての国の民への証言』
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1968
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  • アルバニア
  • ブルガリア
  • チエッコスロバキア
  • 東ドイツ
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1968
塔68 5/15 315–316ページ

『すべての国の民への証言』

エホバの証人の1968年度年鑑より

難しい事態の下で働く

宣教を始めるように,弟子たちを訓練されたイエス・キリストは,彼らをつかわすにあたってこう言われました,「行って,『天国が近づいた』と宣べ伝えよ」(マタイ 10:7)イエスはまた,弟子たちの伝える新しい教えがすべての人に受け入れられるのではないことを見越して適切な注意を与え,マタイの福音書 10章16節以下に次のように言われました。「わたしがあなたがたをつかわすのは,羊をおおかみの中に送るようなものである。だから,へびのように賢く,はとのように素直であれ。人々に注意しなさい。彼らはあなたがたを衆議所に引き渡し,会堂でむち打つであろう。またあなたがたは,わたしのために長官たちや王たちの前に引き出されるであろう。それは,彼らと異邦人とに対してあかしをするためである。また,あなたがたは,わたしの名のゆえにすべての人に憎まれるであろう。しかし,最後まで耐え忍ぶ者は救われる」。(マタイ 10:16-18,22)イエスのこのことばを心にとめて以下の国々の経験を読む時,ある国々においてエホバの証人が地下活動を余儀なくされ,また別の国々で注意深く行動しなければならない理由を理解できます。しかしそれでも彼らは集まり,機会のあるごとに他の人々に語ります。世界のいろいろな場所でクリスチャンに制限が課せられているにもかかわらず,彼らの生涯の目的は,神のことばに記録された福音を宣べ伝えることです。彼らは,「福音はまずすべての国の民に宣べ伝えられねばならない」ことを知っています。(マルコ 13:10)それで全世界のエホバの証人は,この音信を宣べ伝えることに誠実に努めており,ある国々では大きな成果を収めています。他の国々では大きな反対があります。しかしその経験を読んで,彼らの成し遂げたことを知ってください。大きな反対のあるそれぞれの国に何人の伝道者がいるかは公にできません。それは,神の国の福音の伝道に対して宗教指導者や政府からの圧迫や干渉をさらに招く危険があるからです。

それでもこれらの国々において福音は宣べ伝えられており,全世界のエホバの証人は,望む人すべてがこのすばらしい音信を聞く機会を得るように,地の隅々にまで行きます。

アルバニア

奉仕年度中,野外奉仕の報告はありませんでした。しかし献身した兄弟姉妹たちが信仰を捨てずにいることが伝えられています。事態の許すにしたがって彼らは小人数で崇拝のために集まることをつづけていますが,彼らの多くは拘束されており,会衆に加えられているこの圧迫を,すべての人が感じています。わたしたちは,これらの忠実な証人がエホバの助けによって耐え忍ぶことを確信しています。

ブルガリア

わたしたちの兄弟はブルガリアには大ぜいいません。彼らは困難な事態に対処しなければなりません。そのおもなものは御国の福音を公に,また戸別に伝える自由がないということです。それでも各地に散らばったグループが,事情に応じていくらかの伝道を行なっています。そして今の時代と将来に関して聖書の述べる事柄に関心を持つ人が,かなり見いだされています。率直な人々は教会に希望を見いだせないことを知り,御国の音信に耳を傾けるようになっています。しかしわざを発展させるには忍耐が必要です。わたしたちはエホバに信頼し,増加を待ち望んでいます。

チエッコスロバキア

証言の機会をとらえたひとりの兄弟は次のように書き送ってきました。「専門家としてある工場をおとずれたわたしは,昼休みに機会をとらえて3人の人に御国のことを話しました。そのひとりがすぐに関心を示したので,わたしはその人の家を訪問して聖書研究を始めました。彼は非常に早く真理を悟り他の人に伝道しはじめました。また友だちの家を訪問するので一緒に来てほしいと,わたしに頼みました。その結果,2週間のうちに二つの新しい聖書研究が始められたのです。この三つの研究はわたしにとって大きな喜びとなっています。2か月後,わたしたちは関心を持つこれらの人とその家族のために講演会を開き,それは彼らが大いなるバビロンから離れるのを助けました。工場で初めて証言してから6か月後の今日,その全部の人が妻とともに定期的に真理を伝えています」。

わたしたちの証言を聞いた人は積極的な関心を示さなくてもその親族が関心を示す場合があります。帰宅途中の汽車の中である姉妹は,新しい秩序とその祝福について年配の婦人と話をはじめました。婦人の言うには,自分はこの宗教に全く興味を覚えないが,19になる娘が聖書のことを知りたがっているとのことでした。2人がそろって汽車を降りた時,姉妹は母親を迎えに来ていたその娘に招介され,かいつまんで聖書の話をしました。その少女の大きな関心を認めた姉妹は,彼女が自分の村のエホバの証人と会えるようにとりはからい,実のある研究が始められました。家庭の難しい問題が起こりましたが,彼女は1年間学んでバプテスマを受け,いまでは二つの家庭聖書研究を司会しています。「国々の宝」が神の組織に携えられてくるというエホバのお約束の成就を見ることは,大きな喜びです。

東ドイツ

東ドイツの伝道者の状態はほとんど変わっていません。1965年11月の全国的な手入れで逮捕された15人の兄弟のうち,最後の3人が1966年12月にハレ市で刑を宣告されました。13か月間にわたる拘留ののち,彼らが受けた刑はそれぞれ10年,8年,5年でした。当局は兄弟たちを罪に定める証拠を得ることに困難を覚えたようです。クリスチャンであり,信仰に生きたというだけの理由で,これら15人の兄弟たちに宣告された刑期は平均7年4か月になります。以前のように肉体的な拷問がなくなったのは事実ですが,時に甘言や見せかけの親しさを示して転向を促すことはあっても,なお非情な手段によって伝道者たちの信仰を砕こうとする当局の決意は,だれの目にも明らかとなりました。

偶然の証言は伝道の大きな分野です。ある姉妹は,寄付箱を持って新教の教会の資金集めをしていた婦人から往来で寄付を求められました。その伝道者は,お互いに神に仕えることを望んでいる以上,このような寄付についての神のことばを一緒に調べ,神のみこころを知るべきではなかろうかと尋ねました。その結果,訪問の約束がとりきめられ,いまこの婦人はエホバのみこころを学ぶために聖書研究をすることを喜んでいます。

昨年の春,ひとりの伝道者は,庭にたくさんのハッカを植えた家の前を通りかかりました。株をいくらか分けてもらうために家の人と話している時,家の人はいま教会で主の夕食に参列してきたところですと語りました。そこで姉妹は記念式について,またパンとぶどう酒にだれがあずかるかについて,家の人の聖書からしらべることをすすめました。以来,姉妹はこの婦人と家庭聖書研究をしておりその人は真理を見いだしたことを大変喜んでいます。彼女は夫,むすこ,そして孫に神のことばを教えはじめました。また友だちのひとりも彼女のすすめで聖書を研究しています。

困難な事態の下で10年以上も開拓奉仕をつづけているひとりの人は,その間いつもエホバの豊かな祝福を味わったことを喜んでいます。30人以上の人をバプテスマにまで導いたこの開拓者は,次のように語っています。「これはエホバの助けと保護によってのみ可能でした。エホバはその敵を盲目にさせます。預言者マラキのことばによって,神は,『わたしを試み,わたしが天の窓を開いて,あふるる恵みを……注ぐか否かを見なさい』と言われます。そのことばどおり,神の祝福を日毎に感じます」。

初めて訪問した家で2人の姉妹は女の人に招じ入れられ,椅子をすすめられました。しかし彼女は部屋から走り出て外からかぎをかけてしまったのです。女の人が秘密察警に電話をかけているのが,部屋の境のとびら越しに聞こえました。2人の姉妹は,エホバの助けと力を祈り求めました。すると,かぎをおろした戸が突然に開いたのです。学校から帰った少女がはいってきて,「ママはどこ?」と尋ねました。「ママはお隣りで電話をかけています」と,姉妹たちは答えました。「お待ちできませんから失礼しますと,伝えてください。ママによろしく。さようなら」。

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